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$60:ハノイ⇒ルアンパバーン陸路(バス)移動の実際【チケット予約・車内・国境越えetc.】

※2019年に移動した際の情報をもとにしています
※2022年6月26日追記

日本人宿イージーステイハノイでは、ハノイ発ルアンパバーン行きの直通寝台(スリーピング)バスの手配を行っています。ご宿泊していない方でもお気軽にご利用ください。

しかし、ベトナムの首都ハノイから、ラオスのルアンパバーンへ陸路で向かうこのルート、東南アジア周遊をされている方は検討される人も多いと思いますが、時には、「死のバス」だとか、「地獄」だとか、言われることも…。

「地獄と感じるかどうかはその人による」というのが率直なところです。陸路移動についてまとめたので、ご自身の体力、旅の経験、などから、実際にバスを利用するか検討してみてください。

ハノイ⇒ルアンパバーン行きバスの概要

料金

60ドル(140万ドン)

これは、イージーステイハノイで購入された場合の金額です。ご宿泊されているホテル(旧市街内)からバスターミナルまでの送迎と手配料が含まれています。

他のゲストハウス等でも、バスチケットを販売していますし、バスターミナルで個人でも購入可能です。

所用時間

約25時間

目安です。交通状況などによって異なりますが、だいたい丸1日かかります。

出発と到着

時刻 場所
ハノイ(ベトナム)出発 18時30分 NUOC NGAM BUS STATION
ルアンパバーン(ラオス)到着 翌日20時 NALUNG BUS STATION

※イージーステイ等、ハノイ中心部ゲストハウスへのピックアップは16時~17時頃
※到着時刻は日によって大幅にかわるが、通常は翌日夜の到着。稀に翌々日到着になることもある。

NUOC NGAM BUS STATION(ハノイ)のGoogleマップはこちら

NALUNG BUS STATION(ルアンパバーン)のGoogleマップはこちら

車内環境

日によってバスの仕様は異なりますが、一般的なスリーピングバスを使用することが多いです。

2段ベッド、3列シート。トイレはない場合が多いです。

ベトナムではあまり見ることがない、2人で寝るタイプや傾斜のないフラットなベッドのバスなどが使われることもあります。

運転手の他に乗務員が添乗しますが、英語が通じない場合も多いです。ペットボトルの水は頼めば無料でもらえるかもしれませんが、必ずあるとは限りません。

チケット購入(予約)方法

ハノイ発ルアンパバーン行き直通バスは、ハノイ市内全体で1日1本(HTX 27-7の1社)しかありません。バスターミナルで、ご自身で購入しても、どこの旅行代理店で購入しても、すべて同じバスになります。

※2023年8月現在、月、火、木、金、日の 運行です。

自分でチケットを購入

ヌックガムバスターミナル(Bến xe Nước Ngầm)まで路線バスで行きます。

8番のバスが1本で行けるのでいいでしょう。チケットカウンターでは、英語が通じない可能性もあると思ってください。

旅行代理店で購入

ほとんどの旅行代理店・ゲストハウスがルアンパバーン行きのバスを取り扱っていると思います。

バスターミナルで買うより高い金額になりますが、代理店・ゲストハウスで購入すると、ハノイ市内中心部からバスターミナルへの送迎がついています。

英語またはベトナム語になりますが、ラオス専門のチケット予約サイトもあります。

日本人宿イージーステイハノイで購入

こちらのページよりお申込みください。

購入にあたっての注意点

ベトナム出国は翌日

ベトナムを出国するのはバス出発日の翌日になります。最低でも、滞在期限の1日前までにバスに乗車するようにしなければなりません。

テト期間の購入

ベトナム旧正月期間はバスの運行がない日があります。また、その前後は料金がアップします。購入前に確認してください。

人数による欠便

人数が少ない日はバスの運行が急遽中止になる場合があるのでご注意ください。事前にご予約されても、直行便が運航されない場合があります。

イージーステイで購入された場合の対応

  1. 全額払い戻し
  2. 別日への無料変更

1-2をお選びください。

ハノイ⇒ルアンパバーン陸路移動の具体的な流れ

ここでは、イージーステイハノイや旅行代理店で購入された場合の流れを紹介します。バスターミナルにて、ご自身でチケットを購入する場合はピックアップがありません。2018年イージーステイハノイスタッフが実際に乗車した際の様子です。

ピックアップ

指定のピックアップ場所に、バス会社のスタッフが迎えに来ます。スタッフの指示に従って、行動してください。状況によって、ピックアップ方法が異なりますが、最初の目的地は大型バスが停車する「バスターミナル」です。

ビエンチャン(ラオス首都)行きのバスに乗る人と一緒に、ミニバスで移動することが多いです。

基本的には、ヌックガムバスターミナルから出発しますが、ごく稀に違うバスターミナルからの発車となる場合があります。

寝台バスに乗車

バスターミナルで寝台(スリーピング)バスに乗車します。ルアンパバーン行きのバスに乗ることもあれば、ビエンチャン行きのバスに乗って、途中で乗り換えることもあります。

バスは1日1台ですが、日によってルートや車種が異なります。

ハノイールアンパバーン間陸路移動についての記事はネット上にたくさんありますが、自分が乗るバスと違う経路についての記事かもしれません。出発地と到着地については、よっぽどのことがない限り、同じでしょう。

乗り換え

ビエンチャン行のバスに乗車した場合は、乗り換えがあるので注意してください。途中、「ルアンパバーン」と呼ばれたら、バスを降り、指示に従い乗り換えてください。

ベトナムーラオス間の国境越え

早朝、国境越えとなります。

バスを1度降ります。大きな荷物は置いておいて大丈夫。貴重品だけ持って、建物に入ります。

どの国境を越えるか日によって違いますが、ベトナム側は基本的に、パスポートを見せるだけで大丈夫なようです。出国スタンプを押してもらいましょう。

「タイチャン(TAY TRANG)」というところから入った場合、ラオスのイミグレーションがものすごく離れています。

建物の反対側から外に出ると、バスが待機しているので、ラオスに入国する前にバスに乗って、ラオスのイミグレーションへ移動します。

※これはタイチャンから入った場合です。イミグレーション間を徒歩移動する場合もあります。

出国スタンプを押してもらった後、ラオスのイミグレーションへ移動する前に、休憩があることもあるかもしれません。

バスに数分乗り、ラオスイミグレーションまで来ます。上の写真はラオス側のイミグレーションです。

徒歩で移動する国境もあります。

ビザ

日本人の場合、15日以内はビザ不要です。同じバスの人が、ビザ取得の手続きをしていても、気にする必要はありません。

入国カード

実は筆者、2回この国境を越えたことがあります。1回目は入国カードがあったのですが、2回目は入国カードがありませんでした。

しかし、入国カードがなかったときも、空港で出国するときは出国カードの提出を求められました。入国カードを書く可能性は十分にあると思うので、英語が苦手な人は、入国カードに書く内容をあらかじめ調べておくことをおすすめします。

また、ラオスでの滞在先を記入する必要があるので、滞在先もあらかじめ決めておいた方がいいかもしれません。

ルアンパバーンの日本人宿

名前:ソークミーサイゲストハウス(Sokmisay Guest House)
住所:Ban Hoxieng 03 / 46 Luangprabang Laos

 

入国時に必要なお金

ラオス入国にあたって、お金を払わなければいけないことがあります。

2万KIP(ベトナムドンで払った場合…6万VND)

2019年9月現在、かかった費用です。2018年に国境越えした際は、合計4万1000KIPかかっています。変更になる場合があると思いますが、小額の現金は用意しておくのが安心です。残ったドンを使い切ってしまってもいいですね。

ドルでの支払いも可能です。

両替

2018年は両替のサービスはなかったかと思うのですが、2019年は国境で両替もしてくれました。

10万VND⇒3万KIP

よいレートとは言えないと思いますが、到着時のことを考えるとしておくのもアリです。ラオス内の休憩所での食事の支払はベトナムドンでもできる可能性が高いのですが、バスターミナル到着時、街中への移動はラオスキープ(1-2万KIP)が必要になります。

また、レートはよくないかもしれませんが、大きな貴金属商では、ベトナムでドンからキープへの両替が可能です。

途中休憩

途中休憩があります。食事代はバスの代金に含まれていないので、自分で払います。私が乗ったときは、ベトナム系のお店に入ったので、ベトナムドンが使えました。

また、トイレ休憩が少ないと思われるので、トイレには必ず行っておきましょう。

ラオスの風景

ベトナムの移動は夜の移動になるので、景色は楽しめません。一方、ラオスは昼間の移動になるので、ひたすらラオスの景色を眺めることになります。

山、山、山・・・

とくにすることもないので、ラオスの自然をひたすら眺めて過ごしましょう。

到着地(バスターミナル)から市内中心部へ

ビエンチャン行のバスが来る南バスターミナルの向かいにある、バスターミナルに到着します。「Naluang Bus Station」と書いてあるけれど、発音の仕方がわかりません。

順調に行ったとしても、日が落ちた頃の到着です。

市内中心部はバスターミナルの北側にあるので、移動する必要があります。3キロくらいの距離なので、歩けないこともないでしょう。

ただ、夜なのでトゥクトゥクを利用するのがおすすめです。

バスに乗り合わせた人と一緒に市内中心部までトゥクトゥクをシェアすることになるはずです。トゥクトゥクはターミナル内に待機しているか、いない場合は南バスターミナルの方にいる可能性もあります。人数によると思いますが、おそらく1万KIPから2万KIP程度でで市内中心部に行くことができると思います。

この時、宿泊施設の住所のメモがあると、トゥクトゥクドライバーに行き先を伝えやすいですよね。

ハノイ⇒ルアンパバーン陸路移動のPOINT

英語が通じない可能性を考えておく

ルアンパバーン行きバスの乗務員は、英語が通じない可能性は高いです。何かあったときのために、翻訳アプリを入れておくといいかもしれません。

ルアンパバーンでの宿を予約しておく

到着は夜です。バスが遅れ、深夜になることもあるかもしれません。

到着してから、宿を探すのはなかなか大変です。宿を予約しておくことをおすすめします。また、ハノイ発のバスでルアンパバーンへ向かうことをあらかじめメール等で宿に伝えておくとより安心です。

小額の現金を用意しておく

入国時、現金が必要なことがあります。米ドル、ラオスキープ、ベトナムドン、どれでもいいと思うのですが、小額(2000円程度)の現金があると便利です。

また、ルアンパバーン到着時、バスターミナルにATMがあるのですが、自分のカードが使えない可能性も考えられます。

※海外では、カードがATMに合わないことがしばしばあります。このATMでは使えるのに、こちらのATMでは使えない、といったようなことが起こります。

山賊や土砂崩れの危険

ラオスでは、バス移動中「山賊」が出る可能性がゼロではありません。

2016年ごろ、ビエンチャンとルアンパバーンの間で出ることが多かったようですが、ハノイからルアンパバーンへ向かうバスに山賊が乗ってきたという事例が、2019年のはじめに報告されています。死傷者はおらず、現金を取って、山賊は立ち去ったようです。

また、ラオスの道はまだまだ土砂崩れが起こる可能性も高いです。

安全を徹底的に追求するなら、ハノイーラオス間の移動は飛行機がよいかもしれません。

ハノイ発ルアンパバーン行きバスのまとめ

「死のバス」だとか、「地獄」だとか言われてしまう「ハノイールアンパバーン」間のバスですが、実際に乗ってみると、その言い方はちょっと大げさかなというのが、この記事を書いている筆者の印象です。

とくに問題がなければ、実際はスリーピングバスで横になっているだけです。

ただ、山賊情報などがあるのは事実です。もちろん、イージーステイハノイでバスチケットを購入していただいたお客様が何らかのトラブルに遭遇した場合、可能な限りサポートしますが、最終的な責任は全てご自身にあることをお忘れなく。

★ご予約はこちら★

 

陸路移動に興味はあるものの、
不安があるお客様はお気軽にお問い合わせください。

Emailアドレス
ezstayhanoi001@gmail.com

 


ハノイの日本人宿 EZ STAY Hanoi
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