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ハロン湾日帰り&日本語ツアーに参加してみた!2023年最新体験記

ベトナムでもっとも有名な世界遺産の一つ「ハロン湾」。エメラルドグリーンの海から奇岩が突き出る美しい風景が広がります。ハノイを訪れる人のほとんどがハロン湾にも足を延ばすのではないでしょうか。

しかし、どうやって行くのがよいのか、悩むところ。

日帰り?船上泊?英語ガイド?日本語ガイド?それともプライベートツアー??

今回、日本人宿イージーステイハノイの日本人スタッフのざわわが、今人気の日本語ハロン湾ツアーに参加してきたので、その様子を忖度なくご紹介したいと思います。ハノイからハロン湾へ行く際の参考にしてくださいね。

参加した日本語ハロン湾ツアーの基本情報

料金

  •  大人(9歳以上)…$74 (10,200 円/ 1,740,000ドン)
  • 6~8歳… $57 ( 7,800 円 / 1,340,000ドン)
  • 3~5歳…$38 ( 5,100 円 / 890,000ドン)

ツアー時間

  • ツアー時間 8:30〜20:30頃 (約12時間)
  • クルーズ船乗船時間 12:00~18:00(6時間)

※時間は目安

催行会社

JVTA Tourism
ベトナム北部の日本語ツアーを扱う現地の旅行会社/2018年設立

ツアーの主な内容

  • 船上ビュッフェランチ
  • スンソット洞窟(鍾乳洞)の見学
  • カヤックまたはバンブーボート
  • ティートップ島でのフリータイム(海水浴またはハイキング)
  • サンセットパーティー

 

日本語ハロン湾ツアーの体験記

ホテルに日本語ガイドさんがピックアップ

8時50分、時間通りにガイドさんがお迎えに!と、言いたいところなのですが、5分ほど遅れてのお迎えでした。

数日前に英語の日帰りハロン湾ツアーと船上泊ハロン湾ツアーに参加した時は時間通りだったのに…。

しかし、私が最後のピックアップだったので、5分の遅れは許容範囲でしょう。

3列シートのリムジンバスに乗ってレッツゴー

ガイドさんに案内されてバスに乗り込みます。

こちらは人がいないときにとった車内の写真。見ての通り、ちょっとリッチなシートですよね。2列&1列のシートで、ゆったり座ることができました。また、USBの差込口も席についていて、ちゃんと使うことができました。

ベトナムのバスのUSBは使えないことも多いので、ラッキーだった可能性もあります。

日本語ツアーだからといって特別なことではないのですが、一人1本お水が配られました。帰りも希望すれば、追加のお水がもらえましたよ。

でも、このお水は船内に持ち込めません。ハロン湾内は使い捨てのプラスチックボトルの持ち込みが禁止なのです。

お水が配られた後は、ガイドさんの自己紹介やベトナムに関するお話が始まります。

英語ツアーの場合もだいたい同じ流れなのですが、日本語ガイドの場合、日越の関係に焦点を当てて説明をしてくれます。

阿倍仲麻呂がベトナムに漂着したという、ちょっとマニアックな話まで聞くことができました。

休憩はお土産タイムでした

ハロン湾までは高速道路を利用します。高速道路が開通してからも、以前は一般道のツアーがありましたが、今は高速道路を使うのが当たり前になっています。高速道路を使わないツアーを探す方が難しいくらいです。

ハノイからハロン湾まで、最短2時間半くらいなのですが、ツアーの場合はそれに加えて途中トイレ休憩が30分ほど入ります。

英語ツアーの休憩場所の定番は、真珠の養殖見学と真珠製品の購入ができる休憩所なのですが、今回参加した日本語ツアーは違っていました。

日本人向けのザ・お土産屋です。

撮影禁止だったので写真がないのですが、日本語を話す販売員が何人もいて、お菓子や雑貨、衣服などかなり高めの商品がドル表記で並んでいました。雑貨に関しては、確かにきれいな質の商品を選んで陳列しているように思いますが、それでも割高です。

ただ、無理やり売りつけてくるような感じは全くありませんでした。真珠養殖の休憩所は混んでいるので、買い物はほどほどにして、ゆっくり休憩ができると思えばいいですよね。トイレも使う人が少ない分、清潔だったと思います。

でも、個人的には真珠養殖の様子を見れるのは面白いと思うので、休憩所がお土産屋だったのは少し残念です。

真珠養殖の見学はできませんでしたが、ジャコウネコのコーヒーと蓮茶の試飲ができました。美味しかったですよ。

豪華?な船に乗船

12時頃、港に到着です。ガイドさんから一人1枚チケットをもらい、船着き場へと向かいます。

私たちの船はコージーベイ(COZY BAY)という、日帰りクルーズにしては大きめの船でした。このコージーベイという船には、私たち日本語ツアーの他に、コージーベイが自社で催行している英語&ベトナム語ツアーの人たちも乗船していました。

1階と2階に客席があり、英語ツアーは1階、日本語ツアーは2階でした。日によっては英語ツアーの人と一緒のフロアになることもあるようですが、この日の2階は日本語ツアーだけだったので、落ち着いた雰囲気です。

内装はちょっと豪華な感じでしたよ。エアコンがついているのもこの船の特徴です。小型の日帰りクルーズ船はエアコンがないことが多いです。

屋上(3階)には、デッキもついています。1階と2階で共用のデッキなので、椅子が不足しがちなのが難点。

トイレはいたって普通な感じです。

「豪華客船」を期待しすぎないように(笑)

ビュッフェで牡蠣&海老食べ放題

食事はビュッフェ形式でした。海ということで、海老と牡蠣が食べ放題!牡蠣がなくなったら、船の人がどんどん追加してくれていましたよ。

私も、海老・牡蠣含めて色々とってきました。デザートは果物だけでなく、蓮と竜眼のチェーまでありました。

写真スポットを逃さない

ランチを楽しんでいると、いつの間にかハロン湾の写真スポットに近づいてきてしまいます。

もりもりごはんを食べている間に、見るべき島を見逃してしまうというのは、「ハロン湾クルーズあるある」なのですが、ここはさすが日本語クルーズ!写真スポットは押さえておきたい日本人の心をよく理解しています。

ハロン湾で絶対見るべき2つの岩を通過する手前で、ガイドさんがしっかり知らせしてくれました。

一つは20万ドン札に描かれている香炉岩。

もう一つはハロン湾のシンボル的な岩の闘鶏岩。

英語ガイドさんも声をかけてくれることが多いのですが、どちらか片方しか知らせしなかったり、簡単にアナウンスするだけだったりします。

鍾乳洞見学は大混雑(スンソット洞窟)

ご飯を食べて、景色をしばらく楽しんだ後は、一度下船して、スンソット洞窟の見学です。日本語ツアーなので、日本語名の「びっくり洞窟」とガイドさんは呼んでいました。

私が参加した日の洞窟は、混んでいて、人・人・人・人だらけ。これは日本語ツアーだろうが、英語ツアーだろうが関係ないのですが、この洞窟は基本的に混みまくっています。

洞窟の中に一人通るのがやっとの細い通路があるため、そこで人の大渋滞を起こしてしまうのです。

どんなにきれいな場所でも、正直、人がここまで多いと疲れてしまいますよね。

しかし、細い通路を抜けると、広いエリアになっているので、大渋滞からは脱出。

日本語ガイドさんは、洞窟の説明をしながら、カメラマン役もがんばっていました。

もちろん、英語ガイドさんも洞窟の成り立ちを説明してくれたり、写真を撮ってくれたりする人が多いです。

しかし、何回かハロン湾ツアーに参加してきましたが、英語ガイドさんの中には、「洞窟の中は自由行動だよ~」と言って説明なしの人もいます。日本語ツアーはどのガイドさんに当たっても、しっかり説明してくれる印象です。

日本語ツアーでもカヤックできます

洞窟の次は、カヤックかバンブーボートに乗りに行きます。

好きな方を一つ選べるのですが、ガイドさんが事前にカヤックとバンブーボートの写真を見せてくれました。

以前は、カヤックは選べず全員バンブーボートになってしまう日本語ツアーもありましたが、今回私が参加した日本語ツアーはカヤックも選べました。

防水の貴重品袋も貸してくれましたよ。コージーベイの英語ツアーでも貸してくれますけどね。

カヤックとバンブーボートですが、私は両方乗ったことがありますが、カヤックの方が断然おすすめです。ハロン湾ツアーはクルーズ船から景色を眺める時間が長いので、自分で動けるアクティビティにもチャレンジした方が、満足度がアップすると思います。意外と簡単に漕げて、楽しいですよ。

でも、服が濡れてしまうので、濡れてもよい服や水着で参加した方がいいですね。カヤック前に船内のトイレで着替えも可能です。

バンブーボートは雨が降らない限り、濡れる心配はありません。写真撮影も安心してできます。猿がいるので、猿の写真も撮れるかも。

ティートップ島からの絶景はマスト

洞窟、カヤックと来て、最後に訪れるのはティートップ島という島です。

ティートップ島は、ホーチミン主席と一緒にこの島を訪れたソ連の宇宙飛行士ティートップさんの名前に由来します。

島での滞在時間はおよそ45分。ちょっとしたハイキングをして、高台を景色を眺めるか、砂浜で海水浴ができます。

今回は曇りだったので、晴れの時の絶景写真を掲載。

高台のてっぺんまで階段を上るのはちょっぴり疲れますが、ぜひともハロン湾の絶景を楽しんでほしいです。

海水浴をする人は、船の中のトイレで着替えができます。また、タオルの貸し出しもあります。子ども連れの場合、海水浴もおすすめですよ。

サンセットパーティーで夕日を楽しむ

ティートップ島からクルーズ船に戻ると、簡単なツアーのアンケートに答え、それから屋上のデッキでサンセットパーティーです。

このパーティーは1階、2階のすべての乗客が集合して行われます。

無料のワインかお茶のグラスを片手に、英語ツアーのガイドさんの掛け声でベトナム式の乾杯、「モッ、ハイ、バー、ゾー!!!」

乾杯をした後は、大音量の音楽が流れます。

そして、船は港の方へ。

夕日がいい感じに見えてきました。まさに、サンセットパーティーですね。

快適バスでハノイへ

クルーズ船が港に近づいてきたので、デッキから2階のテーブルに戻ると、エアメールの封筒が置かれていました。船のスタッフへのチップを入れる袋です。私は2万ドン札1枚を入れておきました。

ベトナムのチップですが、日帰りのグループツアーに参加した場合、2万ドン札(120円)か5万ドン札(300円)1枚がちょうどよいと思います。

18時、港に着いたら、朝来たときと同じバスに乗り込みます。

行きはガイドさんの話が盛りだくさんでしたが、帰りはお休みタイム。ゆったりしたバスなので、寝るのも快適。

途中、高速道路のサービスエリアで休憩があります。

行きのお土産屋は日本人向けでしたが、こちらはベトナム人も利用するような一般的なサービスエリア。

6万ドン(360円)のごはんセットが普通に美味しかったです。

このサービスエリアは英語ツアーのバスもよく利用します。

旧市街でツアー終了

20時30分頃にハノイ中心部に戻ってきました。英語ツアーの場合、このまま旧市街へ向かうのですが、今回の日本語ツアーは少し離れたエリア、タイ湖方面へと向かいました。

タイ湖周辺エリアは、英語ツアーではピックアップ範囲外です。しかし、日本人がよく宿泊するパン パシフィック ハノイや、シェラトン・ハノイがあるため、日本語ツアーのバスは帰りもこのエリアへ向かったというわけです。

バスはパン パシフィックの前で停車し、タイ湖方面の参加者の皆さんが降車しました。パン パシフィックから少し離れている人たちは、ここからタクシーで帰るようです。

タクシーが来るまでかなり時間がかかり、旧市街に戻ってきたのは21時10分頃でした。

週末で歩行者天国だったため、旧市街の中にバスが入れず、旧市街の手前でツアーは終了しました。

ガイドさんとドライバーさんに、2万ドンずつ渡してお別れしましたよ。

英語ハロン湾ツアーとの比較

2023年8月、今回ご紹介した日本語ハロン湾ツアー以外にも、英語ハロン湾ツアーにも参加しました。相違点をまとめたいと思います。

日本語ツアーの方が説明が細かい

英語ツアーのガイドさんも、豆知識なども含めて色々話をしてくれますが、どちらが細かく説明するかと言ったら日本語ガイドさんの方だと思います。

英語がわかる、わからないを抜きにして、ベトナムやハロン湾の文化や歴史、自然など詳しく知りたい人には日本語ツアーがおすすめだと思います。また、日本とベトナムという視点を取り入れて話をしてくれるのも、日本人には嬉しいですよね。

ハロン湾の写真スポットを逃さず、しっかり教えてくれたのも好感度が高いです。

一方、景色や参加者との会話を楽しんだり、自分のペースで観光したりしたい人にはちょっと話が多すぎるかもしれません。

休憩所が異なる

他の日本語ツアーはわかりませんが、今回参加した日本語ツアーの行きの休憩所は割高なお土産屋でした。

多くの英語ツアーが利用する真珠の養殖見学もできる休憩所は混雑しているので、ゆっくり過ごすせるのはこの休憩所の良いところ。

ただ、ハロン湾の真珠養殖には日本の技術が使われているのだから、真珠養殖の方に行ってほしかったなぁ、と個人的には思います。

日本語力と英語力

私は英語は得意ではありませんが、ベトナムのガイドさんの英語力は確実に上がっていると感じます。

とくに発音!ものすごく聞き取りやすくなっていて、まるで中学校や高校の音声教材に収録されているような英語の人もいました。もちろん、みんながみんなそうではないので、ベトナム人独特の発音をするガイドさんもいます。

しかし、日本語ガイドさんの日本語が不十分というわけではないですよ。なんだかんだいって、私も含め、日本人なら日本語ガイドさんの話の方がよく聞き取れると思います。

サービス面について

日本語ツアーの方が圧倒的に丁寧なサービスが受けられる…というわけではなくなってきました。日本語ツアーは昔からの丁寧なサービスを継続している感じなのですが、英語ツアーのレベルがどんどん上がってきているように思います。

ピックアップ時刻も、英語ツアーは遅れがちでしたが、今はかなり正確にピックアップできるようになってきています。

どちらも丁寧なサービスだと思うので、きっちりとした感じの丁寧なサービスを求めるなら日本語、丁寧でありながらもフレンドリーな雰囲気がお好みなら英語がおすすめです。

ピックアップ場所

英語ツアーは旧市街と呼ばれるハノイの本当に中心エリアしかホテルピックアップがないのが普通です。

しかし、旧市街ではないエリアにも日本人が利用する大型ホテルがたくさんあります。そういったホテルに宿泊している場合、英語ツアーだとタクシー等で自分で旧市街まで来なくてはなりません。

一方、日本語ツアーは安心です。大きなホテルが集まっているタイ湖エリアや、日本人街のあるキンマーエリアでもピックアップがあるので安心です。

料金の差、34万ドン(約2000円)

今回の日本語ツアーは174万ドン/1名でした。同じ内容の英語ツアーをイージーステイハノイでは、140万ドン/1名でご案内しています。

その差、約2000円。昔は2倍ぐらい値段の差があったかと思うのですが、2000円しか差がないので、ちょっとでも安くするために英語ツアーを選ぶのは、良い選択ではないと思います。

どちらを選ぶ?日本語ハロン湾or英語ハロン湾

どちらも良い点があります。個人的な意見ですが、誰と行くかによって、私は英語か日本語か決めたいなと思いました。

両親や英語が苦手な年上の人、と一緒に行くなら、迷わず安心の日本語ツアーを選びます。同世代の友人や年下の人で、すごく仲がよかったら英語ツアーです。また、若い人でも海外が初めての人だったら、少しでも安心してほしいので、日本語ツアーを選ぶ気がします。

料金はあまり変わらなくなってきているので、自分の旅行スタイルには日本語ツアーがあっているのか、それとも英語ツアーがあっているのか、という視点でツアーを選ぶのがよいと思います。

日本語ハロン湾ツアーの予約方法

ツアー会社の公式ホームページから

★JVTAツアーのHP★

このツアーを催行しているツアー会社さんから直接予約することができます。

予約サイトから

★kkdayのHP★

台湾の会社で、東南アジア付近の観光地を中心としたツアーを組んでいる会社「kkday」からもこのツアーが予約できます。私が参加した際、多くのお客さんがこのkkday経由でツアーの申し込みをしているようでした。

この記事を書いている日本人宿イージーステイからも!

★イージーステイハノイの予約ページ★

この記事を書いているイージーステイハノイの予約ページからも、今回参加したツアーのご予約が可能です。

イージーステイハノイでの予約なら、予約確定前にツアーに関して様々なご質問もOK!ついでに、ツアーとは全く関係ないハノイ旅行全般に関する質問もしていただいて大丈夫です。

また、今回ご案内した日本語ツアーとほぼ同じ内容の英語ツアーのご予約も承っています。英語にするか日本語にするか、日帰りにするか船上泊にするか迷っている人はお気軽にご相談ください。

お問合せはメールで
ezstayhanoi001@gmail.com