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日帰りハロン湾ツアーを徹底解説!2023年最新情報

シンチャオ&こんにちは!ハノイの日本人宿「イージーステイハノイ」です。

海外旅行へ行く人が徐々に増えてきた2023年!ベトナム・ハノイ旅行を予定している方なら、誰もが検討する「ハロン湾ツアー」。

この記事では、「日帰りハロン湾ツアー」の2023年最新情報にについて徹底解説しちゃいますよ。日帰りハロン湾ツアーに行くか悩んでいる方、また、どのツアーに参加したらいいか考えている方、必見の記事です。

※この記事は、2023年8月イージーステイハノイのスタッフが実際に2種類のハロン湾ツアーに参加して書いています。

船上泊ツアーについてはこちらの記事

 

そもそもハロン湾ってどんなところ?

ハロン湾は1994年に登録されたベトナムを代表する世界遺産です。エメラルドグリーンの海からにょきにょきと大小3000あまりの石灰岩の奇岩が突き出ているその風景は、とても神秘的です。

また、ハロン湾はベトナム北部を代表する観光地でもあります。ハノイを訪れる人のほとんどが、ハロン湾へも足を延ばしますよ。

ハノイからハロン湾への道のりは約150kmです。以前は4時間ほどかけなければハロン湾へ行くことができませんでしたが、今は高速道路の利用が一般的です。早ければ約2時間ほどでハロン湾へ着いてしまいます。
※ツアーの場合、休憩などを含むので、2時間半~3時間かかります

日帰りハロン湾ツアーの概要

料金

英語ツアー 90万VND(約5400円)程度~

日本語ツアー 170万VND(約1万円)程度~

所要時間

13時間程度(8時~21時くらい)

スケジュール

一般的なハロン湾のスケジュールを紹介します。

①バスでハロン湾へ(午前8時前後)

②乗船し、昼食

③3つのアクティビティ(鍾乳洞/カヤック/ティートップ島)

④バスでハノイへ(午後9時前後)

スケジュールについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

実はどのツアーも内容は同じだった!

ハロン湾ツアーを予約しようとすると、色々な種類があり悩んでしまいます。しかし、実はどの日帰りツアーも、スンソット洞窟・カヤック(バンブーボート)・ティートップ島の3つのアクティビティがメインで、ほとんど同じ内容です。

また、2023年現在、6時間クルーズ8時間クルーズのツアーがあるのですが、航路もアクティビティも全く同じです。

  • 8時間クルーズツアー…7時頃ピックアップ、1時間ほど早く乗船
  • 6時間クルーズツアー…8時頃ピックアップ

8時間クルーズは、1時間ほど早めに船に乗り、ややゆっくり船が進みます。終了時刻はどちらも同じなので、実際は8時間クルーズと言っても、7時間程度の乗船時間です。

料金の違いについて

日帰りハロン湾ツアーと言っても、90万ドンくらいのツアーから、200万ドン以上するツアーまで色々な種類があります。

ツアー内容が同じなのに、なぜハロン湾ツアーに値段が違いのあるのか気になりますよね。

一つは6時間クルーズか8時間クルーズかという点です。ほかには送迎車やクルーズ船、お料理のランクが影響してきます。また、同じレベルのツアーでも日本語ガイドの方が高くなります。

安いツアーのバス
高いツアーのバス

そして、ちょっとマル秘的なことですが、ハノイ発のツアーは、旅行会社がツアーを催行し、代理店やホテル、販売サイトが販売するという仕組みになっています。同じ旅行会社のツアーでも、販売している場所によって値段が異なるのはよくあることです。

イージーステイハノイも代理店として、ツアーを販売しています。

★ハロン湾ツアーの予約はこちら★

3つのアクティビティを紹介

ハロン湾ツアーには3つのアクティビティがあります。

  • スンソット洞窟(鍾乳洞探検)(45分~1時間程度)
  • カヤックまたはバンブーボート(30分~45分程度)
  • ティートップ島(45分程度)

これらは、にツアー料金に含まれていることが多く、追加料金がかかることは普通はありません。ただ、カヤックまたはバンブーボートに関しては、別料金になることがあるので、現地の代理店で予約するときなどには、注意した方がいいでしょう。

また、どのアクティビティも共通して、一度船を降りて自由行動になります。船に戻る時間と船の外観や番号はしっかり覚えておきましょう。英語ツアーで集合時刻がよく聞き取れなかった場合、ガイドに確認すれば、教えてくれますよ。遅れてもクルーズ船は出発を待ってくれますが、みんなに迷惑をかけて気まずい雰囲気に…。

それでは各アクティビティを詳しくチェックしていきましょう。

スンソット洞窟(鍾乳洞探検)

スンソット洞窟の面積は約12,200㎡で、ハロン湾で最大級の洞窟です。スンソット(Sung Sot)とはベトナム語で「驚き」の意味です。英語では「Surprise Cave」と呼ばれ、名前の通り、中に入ると驚くような景色が広がっています。

スンソット洞窟のある島で下船します。洞窟は入口と出口が異なります。見学をした後、船に戻る場所は下船したところと異なるので要注意。出口の方に船が移動してくるので、船の形や番号を覚えておきましょう。

見学時間は45分~1時間程度で、ガイドさんが集合時刻を言うので聞き逃さないように。

洞窟の入り口は階段を上った先にあります。階段を上るのがきつい人は、洞窟見学をせず船の中で待つこともできます。

洞窟に入る前に写真スポットも。

階段を上りきると洞窟の入り口があります。洞窟の中に鍾乳洞の世界が広がります。

洞窟は3つのエリアに分かれていて、最初のエリアは意外と小さいなという印象を受けますが、奥に進めば進むほど大きくなり、名前の通り驚くこと間違いなし。

鍾乳石の美しさをじっくり堪能しましょう。

洞窟を出るとお土産屋などがあり、来た道とは異なる階段を降りると乗船用の船着き場に出ます。

コロナ前4時間クルーズが多かった頃はティエンクン洞窟というに行っていましたが、6時間クルーズはスンソット洞窟に行きます。

カヤックまたはバンブーボート

ハロン湾ツアーは景色を見て楽しむだけのツアーではありません。世界遺産でカヤックを楽しめてしまうのもハロン湾ツアーの魅力の一つです。カヤックはちょっと心配…という人には、誰でも楽しめるバンブーボートもあるので年配の方や小さな子どもも安心です。

スンソット洞窟同様、一度船を下船します。カヤックとバンブーボート、どちらかを選び、それぞれの乗り場に移動します。ツアーガイドさんが船内に2人いる場合、下船の際に「カヤックの人は僕についてきてね」「バンブーボートの人は僕だよ」といった指示があります。

カヤックを選んだ人は、ライフジャケットを着て、パドルを持って順番を待ちます。ライフジャケットは濡れていないのを探して選んでくださいね。

2人一組でカヤックに乗り込みます。一人参加の人も、ガイドさんが一緒に乗る相手を探してくれるのでご安心を。

5歳くらいの子どもも大人と一緒にカヤックに挑戦しているのをよく見かけます。小学生以上で泳げるのであれば、大人と一緒にぜひ挑戦してみてください。

最初はどうやって進むの??となるかもしれませんが、少し漕いでみると段々慣れてきます。まったくカヤックをしたことがなくても、大丈夫ですよ。ただ、誰も乗り方の指導はしてくれませんので、がんばって。

1点、カヤックの注意点があります。

服がびしょびしょに濡れてしまうので、濡れてもいい格好ですること。水着や速乾性のある服がいいですね。靴はサンダルで。

貴重品を入れる小さなカバンを用意しておくのもいいですね。クルーズ船によっては、防水の貴重品袋を貸してくれます。

一方、バンブーボートは全く濡れません。ジーパンやロングスカートで参加してもなんの問題もありません。靴下&スニーカーでもOKです。

バンブーボートは、カヤックが心配な人だけでなく、写真をたくさん撮りたい人にも向いていますね。

ティートップ島

ティートップ島とは、ティートップというロシアの宇宙飛行士の名前に由来しています。ガガーリンの次に宇宙へ行き、初めて地球や宇宙空間を直に撮影した人です。

このティートップさんがハロン湾訪問中、ホーチミン主席とともに、この島に訪れたので、ソ連とベトナムの友好の記念に「ティートップ島」と名付けられました。

ティートップ島では、高台に上ってハロン湾の景色を眺めたり、ビーチで海水浴をしたりすることができます。滞在時間は45分程度なので、両方を楽しむにはちょっと時間が足りないため、どちらか一つを選んで楽しむ人がほとんどです。

ほんの少し海に入り、急いで景色を見ることも、急げば不可能ではありません。

景色を見るためには、島の奥にある階段を上ります。スンソット洞窟の階段よりきついですが、日頃歩いている人にとっては、そこまで大変ではありません。街歩き用のサンダルですたすた上っている女性も見かけます。

運動不足の人は足がちょっぴりガクガクするかも。

1番上まで行けば、ガイドブックに載っていそうな絶景が待っています。日本人は海水浴ではなく、こちらを選ぶ人が多いですね。

ビーチはかなり混んでいますが、海水浴もできます。水着をあらかじめ服の下に着てくるか、ティートップ島に到着する前に、船のお手洗いで着替えておきましょう。

クルーズ船でバスタオルを貸してくれることが多いです。島内に2万ドン(約120円)でシャワーもあります。

ところで、皆さん、ハノイは1年を通して暑いと思っていませんか。実は四季があり、冬のハロン湾は10度以下になることがあります。欧米人の中には冬でも海水浴をする人がいるかもしれませんが、11月後半から2月頃の海は泳げないと思った方がいいです。

お値段は高めではありますが、ティートップ島では軽食や飲み物も楽しめます。高台にも上らず、海水浴もせず、ゆっくり休憩する人もいます。

ハロン湾の見どころ!主要な奇岩

アクティビティが盛りだくさんのハロン湾ツアーですが、そもそもハロン湾ツアーは風景を楽しむツアー。見逃してはいけない2つの岩を紹介します。

どちらの岩も、ランチを食べているときに、見過ごしてしまった…ということがないように。岩が近づいてくると、ガイドさんが声をかけてくれるので、食事中でも席を立って、写真を撮りにいって大丈夫ですよ。

20万ドンの岩「香炉岩」

香炉のような形をした「香炉岩」。ベトナムの通貨「20万ドン札」にはこの香炉岩が印刷されています。

ツアー参加時には20万ドン札をお忘れなく。

闘鶏岩

ハロン湾のシンボル的な岩の「闘鶏岩」2羽の鶏が向き合って闘っているように見えます。

ハノイーハロン湾間の移動について

高速道路利用

以前は、一般道利用の安いツアーがありましたが、現在日帰りハロン湾ツアーは基本的に高速道路を利用します。もしかして、どこかに一般道利用のツアーがあるのかもしれませんが、イージーステイハノイでは高速道路利用のツアーしか把握していません。

バスの種類が選べる

現在、ハロン湾ツアーは同じクルーズ船でもバスの種類を選べることが多いです。バスは主に、「一般のバス」と「リムジンバス」と呼ばれるバスの2種類です。

一般のバスと言っても、数年前まで利用されていた、席が狭い小さなバスではありません。4列シートですが、日本人の体には十分なサイズだと思います。

大人数を一度に運ぶことが多いので、朝のピックアップに時間が長くかかりがちです。

ツアー代に10万ドンから30万ドン程度追加すると、リムジンバスを選べることが多いです。こちらは3列シートが基本でゆったりとしたつくりになっています。

リムジンというと、本物のリムジンを想像してしまいますが、一般のバスよりちょっと広くて、座席がふかふかしているバスくらいに思っていてください。

大型のリムジンバスもありますが、小型のリムジンバスが多いので、朝のピックアップの時間が短縮されます。

現在、ハロン湾クルーズの船が以前より大きくなっているため、複数のバスが港で合流し、1隻の船に乗り込みます。

休憩所について

ハノイからハロン湾の港までは、行き・帰り、それぞれ1回ずつ、20~30分程度の休憩があります。
※車の混雑状況によっては2回の休憩になることもあります。

行きの休憩は、多くのツアー会社が「真珠養殖の見学」と兼ねて休憩を取ります。もちろん、コーヒーなども売っていますよ。

入口と出口が異なることが多いので、バスのナンバーを覚えてえおいてください。

出口の先にある駐車場でたくさんのバスが待機しているので、集合時刻になったら自分のバスに乗り込みましょう。

帰りの休憩は、高速道路のサービスエリアになることが多いです。6時間クルーズでも、8時間クルーズでもハノイ到着時刻が9時前後となるため、この休憩で晩ごはんを取ることも可能です。

船上泊ハロン湾との違い

ここまで日帰りハロン湾ツアーについて説明してきましたが、少しだけ船上泊ハロン湾ツアーについても触れようと思います。

実は、ほとんどの船上泊ハロン湾ツアーは、日帰りハロン湾ツアーと同じ航路をたどります。何が違うかと言えば、朝日や夕日をゆっくり眺めたり、太極拳やクッキングクラスといった船上アクティビティがあったりすることです。

4時間クルーズしかなかった頃は、船上泊ツアーと日帰りツアーの航路が異なり、明確な違いあったのですが、最近は内容的にはほとんど変わらなくなってきています。

1泊2日と、日帰り観光とほぼ同じ内容なので、選ぶポイントはハロン湾でゆっくり過ごしたいか、時間を節約したいかどうかだと思います。

※一部の船上泊ツアーはランハ湾という、違うエリアに行くので、こちらは全く航路が異なります。船上泊ツアーを選ぶ際は、ハロン湾クルーズなのか、ランハ湾クルーズなのかがチェックポイントとなります。

英語ツアーか日本語ツアーか

英語ツアーか日本語ツアーかについても悩みますよね。

英語が多少わかる、海外旅行は2回目以上、と言った人は英語ツアーでも問題ないと思います。というのも、この記事をここまで読んでくれた方はハロン湾ツアーの概要がわかっているので、集合時刻さえ聞き取れれば、困ることはないはずです。

ただ、初めての海外旅行であったり、英語が本当に苦手なのであれば、日本語ツアーもおすすめです。料金も2倍も3倍もするわけではないので、安心料と思えば高くはないはずです。ランチが相席になることが多いので、一人参加で、外国の方に囲まれると孤独に感じるな、という人も日本語ツアーがいいかもしれませんね。

おすすめの季節

基本的にいつでもハロン湾クルーズを楽しむことができますが、個人的には春・夏・秋がおすすめです。冬は海水浴をするには寒すぎるし、カヤックはできますが水に濡れると、これまた寒いです。また、曇りの日が多いのも残念なところです。

しかし、曇りのハロン湾も水墨画のような風景に趣があるので、絶対にNGというわけではありません。

8月から9月頃は台風が来ることがあるので、ハロン湾クルーズが中止になる可能性があることを心づもりしておく必要があります。

ハロン湾ツアーの予約方法

大手旅行会社でハノイ旅行を予約されている方は、オプショナルツアーにハロン湾ツアーがあると思いますが、割と高めかと思うので、ネットや現地で自分で手配するのがおすすめです。

事前にネット予約

最近は海外の英語ツアーを日本で予約できるサイトが増えてきています。

※上記予約サイトはイージーステイハノイとは全く関係ありません。ご自身の責任で予約してください。

また、イージーステイハノイでも各種ハロン湾ツアーを英語・日本語ともに手配しています。

イージーステイハノイで手配した場合、日本人がメールで対応します。小さなことでも日本語でお気軽にご相談ください。

ハノイ現地で直接予約

ハノイ到着後、ハノイ市内の旅行代理店やホテルでも予約可能です。直接、旅行代理店のスタッフと英語で話しながら、ツアーを決めることができます。

出発日直前だと、希望のツアーが満席のことがあるので注意が必要です。

料金はネットよりも、交渉次第で安くなることがあります。

日帰りハロン湾ツアーまとめ

ハロン湾はベトナムを代表する世界遺産であり、観光スポットです。初めてのベトナム、初めてのハノイであれば、ぜひ訪れてほしい場所です。

以前は、移動に時間がかかり、クルーズ時間はほんの少しだけだったので、景色は素晴らしいものの、疲労感が大きく、やや退屈なツアーという印象がありました。

しかし、現在は交通事情も格段によくなり、アクティビティの内容も充実してきています。色々な体験をしたい若い人や子どもたちでも十分に楽しめるものになってきていると思います。

ハノイ旅行を予定している方は、ハロン湾ツアーへの参加を検討してみてくださいね。

★ハロン湾ツアーの予約はこちら★