タイグエン旅3:タイハイ村でタイ族について学ぶ〈気分だけベトナム旅行120〉

みなさん、「タイグエン(Thái Nguyên)」という街の名前、聞いたことがありますか? タイグエンは、ベトナム北部のお茶の名産地です。ハノイの街のお茶屋さんは、ほぼ100%「タイグエン茶」の看板を掲げているくらい、タイグエンはお茶の町として有名。

今回、そんなタイグエンに日帰りで行ってきました。何回かに分けて、タイグエン旅行を紹介したいと思います。

★タイグエン旅1:ハノイからタイグエンへの行き方★

★タイグエン旅2:タイグエンバスターミナル周辺をうろうろ★

3回目の今日は、タイハイ村ことタイハイビレッジ(Thai Hai village)を紹介します。タイハイ村は54あるベトナム少数民族の1つ、タイ族の文化を保存している村です。

ベトナム渡航ができなくなってしまった今、日本人宿イージーステイハノイでは、少しでも、ベトナム気分を味わってもらえればと思い、これまで撮りためた写真や、最近のハノイの様子を発信しております。

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タイグエンのバスターミナルからタクシーでタイハイ村へ行くことにしました。

私たちは18万ドンだったのですが、もしかすると、距離的にもうちょっと安いかも。

村に着いたらまず、手を清めます。

煙に手をかざして・・・

右側のバケツに入った、薬草水みたいので、手を洗います。

水道水は使いません。

最後にいい匂いのする液体をシュッと一吹き。

そして、受付へ。

受付の写真を撮り忘れてしまったのですが、見学だけか、ご飯も食べるか聞かれます。

観光だけの場合は、ガイドをつけて1グループ30万VND。確か定員はあったと思うのですが、忘れてしまいました。

せっかくなので、見学&ご飯に。

ただ・・・今日は英語ガイドはいないとのこと。

うーむ。

30万VNDなしで、自分たちだけで観光できるか聞いてみましたが、それはできないらしいです。というわけで、「とってもゆっくり、わかりやすく話してくださいね」と念押しして、ベトナム語ガイドを頼みました。

ベトナム語ガイドのガーさん。

ベトナム語ガイド・・・どうなることかと思ったら、ガーさんは本当に易しいベトナム語と身振り手振りで色々説明してくれました。

これは村の入口の鐘的なもの。

これをたたいて、お客さんが来たことを知らせます。

既になかなか興味深い。

まず、最初に紹介されたのは薬草ドリンクみたいなのを作っている家です。

ガ―さんのお母さんという人がせっせと薬草ドリンクを作っていました。

私の「メ―」です、とガーさんが紹介してくれました。

え、メ―???

メじゃないの?ベトナム語のお母さんは「メ」です。

タイ族の言葉で、メはメーらしいです。

タイ族の言語は、ベトナムで話されるベトナム語とは異なる独自の言語を持っているのですが、似ている言葉もあるんですね。

っていうか、東南アジア一帯「母=メっぽい発音」率高いかも?

年季の入った機械。

薬草のにおいがあたりに立ち込めます。

試飲。なんだか、お水がわりに飲んでいるそうですよ。それで、健康になるんだって。

薬っぽいのかなと思ったけれど、意外と飲みやすかったです。これならお水がわりに飲めそう。

試飲したあとは、住居の中に入らせてもらいました。

ごはんをつくっているところ。

たくさんの鍋が置かれ、肉やら野菜やら何やら。

そして、「歌を聞きますか?」と聞かれました。

おぉ、ぜひ聞きたい。

民族の弦楽器を持っているのは、ガーさんの妹さんです。

楽器の名前聞いたけど、忘れちゃった。

穏やかな曲調ですね。

で、このあと、日本の曲は?と言われ、私たちも歌うことに。ふるさとを歌いました。

タイ族の住居の全体像はこんな感じです。竹でできた家はとっても涼しそう。

子どもは妹さんの子ども。

次の家では、タイグエンのお茶をいただきましたよ。

これはベトナム全体に言えることかもしれませんが、日本よりも小さいお茶碗で飲みます。

お茶と一緒に民族のお菓子もいただきました。

しょうがの香りがして、ちょっと和菓子っぽい味がしました。するとガーさん、「日本人は餅と似ているって言うわよね」と。

弾力があって上品なタイ族のお菓子でした。

 

タイハイ村の見学は盛りだくさんの内容なので、明日に続きます!

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