ベトナム・ホーチミン旅行を計画中の皆さん、空港からホテルへの移動方法は、既に決まっていますか。
初めての海外旅行や初めてのベトナムだったり、英語が苦手だったり…そんな方におすすめなのが、出発前に日本語で事前予約できる「空港送迎サービス」です。
この記事では、「空港送迎サービス」について、実際の体験をもとに解説していきます。
そもそも空港送迎サービスって?
空港から市内への移動方法の一つに、「空港送迎」があります。
ネームカードを持ったドライバーまたは係員が出口のところで待機していて車に案内し、空港からホテルまで直行してくれるサービスです。
慣れない土地でも、現地のバスやタクシーを使わず、まずはホテルまで向かうことができるので、初めての海外旅行でも安心のサービスですよね。
空港送迎の料金は高いのか?
車をチャーターするのだから、「かなり値段が高いのではないか?」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、ベトナムの空港送迎サービスの料金は、意外とお手頃価格です。ホーチミンの場合、タンソンニャット国際空港から市中心部である1区までの送迎は20~40万ドン(約1200~2400円)と言ったところです。
2000円前後で、海外旅行の安心が買えるなら、そこまで高くはないのではないでしょうか。
各交通手段の料金目安
路線バス | 5,000VND~(約30円~) |
Grab(配車アプリ) | 15万VND前後(約900円前後) |
タクシー | 15~20万VND(約900~1200円) |
空港送迎 | 20~40万VND(約1200~2400円) |
市内までその他の交通手段
市内中心部までは他の交通手段もあります。とにかく安く移動したい人や、旅慣れている人は他の移動手段を検討してみてもいいかもしれません。
主な市内アクセス方法
- 事前予約の空港送迎サービス(この記事で紹介)
- メータータクシー
- チケット制タクシー
- グラブ(配車アプリ)
- 路線バス(109番・152番)
タンソンニャット国際空港から市内までは、電車がありません。そのため、いずれの手段も「車」になります。
チケット制タクシーは、タンソンニャット空港に到着後、空港のカウンターで、今回紹介した空港送迎サービスを予約するようなイメージです。
最近はご存知の方も多いと思いますが、グラブはアプリをダウンロードし、アプリを使って送迎車を呼びます。グラブ公式ホームページを一度チェックしてみてください。
空港送迎がおすすめな4つの理由
ホーチミンの空港から市内への移動手段の中では、やや値段が高い空港送迎サービスですが、空港送迎サービスをおすすめする4つの理由があります。
予約が日本語でできる
一つ目のおすすめ理由は、出発前にネット上で、日本語で予約ができることです。
実際のドライバーは、基本的には日本語を話せませんが、ドライバーと行先や料金についての会話をする必要が一切ありません。他の交通手段の場合、現地でどうしても、英語でコミュニケーションを取る必要が出てきてしまいます。
英語に不安がある方は、一度、空港送迎サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
明朗会計でわかりやすい
タクシーやグラブは、実際に利用してみないと、はっきりとした料金がわかりません。チケット制タクシーも、料金表を掲示していないので、いったいどの会社がいくらなのかわかりません。
一方、事前予約の空港送迎サービスは、予約時に料金が確定しているので、「いったいいくらなんだろう?」と気にしないですみます。
ぼったくりタクシーや偽Grabがいる
ベトナムには、ぼったくりタクシーがまだ存在しています。
タクシーの方が空港送迎サービスより料金は安いのですが、ぼったくりタクシーに遭遇してしまった場合、法外な料金を請求されることもあります。旅の始まりから、ぼったくりタクシーに遭遇するのは、気分的にも不快になりますよね。
また、最近は、グラブドライバーを装ったドライバーが、増えています。
空港送迎サービスの場合、ドライバーがネームプレートを持って待機してくれるので、安心して車に乗ることができます。
帰りの交通手段としてもおすすめ
空港到着時は、あまり時間に追われることはないと思うのですが、帰国時は、フライトに間に合うか、時間が気になりますよね。グラブやタクシーを呼んだけれども、車がなかなか来ないとなると、ちょっとドキドキしてしまいます。
一方、空港送迎サービスは、あらかじめ予約した時間ちょうどに車が迎えに来てくれます。帰国時の、空港までの交通手段としても便利です。
ホーチミン空港送迎サービス体験記
2024年8月、私は、空港送迎サービスを利用して、タンソンニャット国際空港からホーチミン市の中心部である1区へ移動してみました。ブログ形式で利用の様子をご紹介していきますよ。
タンソンニャット国際空港に到着
ベトナムのLCC「べトジェット」を利用して、ホーチミンにやってきました。
本当はお昼頃に到着する予定だったのですが、飛行機の遅延があり、15時過ぎの到着になってしまいました。
到着時刻に大幅変更があったけれど、ドライバーさんは、ちゃんと待っていてくれるのでしょうか。
とりあえず両替!
入国審査や税関を通り、到着ロビーへ。
遅延していたので、急いで建物の外に出たくなってしまうところですが、慌てず、とりあえずは両替をします。
SIMカードが必要な人は、SIMカードも購入してしまいましょう。私は海外でもインターネットが使えるahamo(docomoの格安SIM)なので、SIMカードは購入しませんでした。
チケット制タクシーを発見
到着ロビーには、チケット制タクシーのカウンターもたくさん並んでいました。
値段を聞いてみると、私が尋ねた会社は市内中心部の1区まで、30万ドン(約1800円)でした。もしかすると、もっと安いところもあるのかもしれませんが、どこのカウンターも値段が表示されていないので、安いところを見つけるのはちょっと大変そう…。
建物の外に出る
タンソンニャット空港は左右どちらの出口から出ても、外に出ると、最終的に一つの出口になるのがいいですね。A1だとか、A2だとか迷うことがありません。
余談ですが、タンソンニャット国際空港の国際線ターミナルは、日本のODAによって建設されています。建物の外に出ると、その石碑がありました。
ドライバーさん発見!
建物の外に出ると、すぐにドライバーさんを発見しました。ドライバーさんが名前が書かれたカードを持って待っていてくれたので、わかりやすい!
そして、心なしか父親に似ている(笑)
実際の到着時刻に合わせて待ってくれているので、到着便が多少遅れても、大丈夫です。
車へ向かう
ドライバーさんと合流したら、さっそく車へ。タクシーやバスのレーンを渡り、駐車場へと向かいます。
ドライバーさんは、英語はあまり話せませんでしたが、ついていくだけなので、問題ありません。
今回、私はリュック一つでやってきたのですが、スーツケースがある場合は運んでくれると思いますよ。
乗車します!
駐車場で車に乗ります。
空港送迎サービスのブログ記事を書くと言ったら、めっちゃいい笑顔で写真に写ってくれました。
空港使用料は不要
車が空港を出るとき、ゲートで空港使用料をドライバーさんが払うのですが、この料金を追加で払う必要はありませんでした。
タクシーの場合、請求されることがあります。
快適に移動
ホーチミンのタンソンニャット空港は、街中にある空港なので、市の中心部まで7~8km です。
今回、私はファング―ラオ通りにある「Phan Hotel」というホテルに宿泊しました。
車に乗ってから、ホテルまで、実際は40分くらいでしたよ。とくに問題なく、快適に移動できました。
今回の空港送迎の料金は40万ドン。
ホテルの入り口まで案内
ところが、ドライバーさんも車を降りてくれました。
どういうこと?
宿泊したホテルは、車が入れない細い路地の中にあったのですが、なんとドライバーさんはホテルの入り口まで歩いて案内してくれました。
路地の前に降ろされて、「はい、さようなら!」というわけではありませんでした。たまたま、親切なドライバーさんだったのかもしれませんが、ラッキーです。
空港送迎の注意点
安心で便利な空港送迎サービスですが、もちろんマイナス面もあります。
起きる可能性はかなり低いと思うのですが、自分の名前のカードを持ったドライバーと出会えないことが稀にあります。
送迎車を手配した会社とすぐに連絡がつけばよいのですが、連絡がつかないと最悪です。自分でタクシーなどを利用して、目的地へ行かなければなりません。
空港送迎サービスの予約方法
空港送迎の予約は、ネットですることができます。当サイト、イージーステイハノイでも予約を受け付けています。イージーステイハノイの空港送迎サービスは当日現金払いなので、万が一、ドライバーに出会えなかった場合、料金を支払う必要はありません。(※ドライバーがいないことをイージーステイへ連絡したときのみ)
また、kkday などの旅行サイトから、予約することもできます。みなさんご存知の日本の大手旅行会社も空港送迎サービスを行っているはずですよ。
ホテルが送迎サービスを行っていることも多いです。
ホーチミンの空港送迎・まとめ
ホーチミンの玄関口「タンソンニャット国際空港」から市内まで、さまざまな交通手段がありますが、その一つに「空港送迎サービス」があります。
空港送迎は、実際に利用してみても、誰でも簡単に安心してできるサービスだと思いました。
ホーチミン旅行で空港からの移動に不安を感じられている方は、「空港送迎サービス」を利用されてみてはいかがでしょうか。