ベトナム・ハノイで日本語が通じるホテルをお探しの皆さん!今回、私は日本語が通じるのはもちろん、日本人旅行者や出張者が安心して泊まれる日系ホテルの一つ「東屋」へ行ってきました。
露天風呂に、和朝食のビュッフェ…ベトナムにいながら日本のサービスをたっぷり満喫してきましたよ。
東屋はベトナム各地とカンボジアのプノンペンに店舗があり、ハノイだけでも4店舗あるのですが今回私が宿泊したのはハイバーチュンエリアにある「ハイバーチュン1号店」です。この記事では、東屋ハイバーチュン1号店の魅力をたっぷりご紹介します。
東屋の特徴
東屋は公式HPで、8大サービスと銘打ち、以下の項目を掲げています。
- リーズナブルな価格
- 日本人街の中心地という好立地
- サウナ付き露天風呂
- 和朝食
- 日本語テレビ視聴可能
- 日本語のおもてなし
- リピート率90%以上のフットマッサージ併設
- 日本食レストラン併設
どれも東屋ならではの特徴だと思うのですが、私はその中でも、「日本語のおもてなし」「サウナ付き露天風呂」「和朝食」が印象的でした。
100%日本語での対応
受付には日本語ができるスタッフが必ずいるので安心です。
ハノイのホテルの中で、観光エリアへ徒歩で行けて、フロントに日本語ができるスタッフが常駐しているのは、2024年現在、おそらく、東屋ハイバーチュン1号店だけではないかと思います。
観光エリアから離れれば、ビジネスパーソン用の日系ホテルがたくさんありますが、毎回、タクシーに乗って移動するのも、なかなか不便ですよね。
また、スタッフは皆、日本語が話せるだけでなく、いつも笑顔で丁寧に対応してくれるのが嬉しいです。接客業の人が笑顔で丁寧に対応するのは、日本国内では当たり前のことですが、海外だと必ずしもそうでないのが、現実。街中でちょっと不快な思いをしたとしても、東屋へ戻ってくれば、いつでも笑顔で迎えてくれると、ホッとします。
最上階に露天風呂
東屋の屋上には、露天風呂とサウナがあります。
ベトナムはバスタブがないホテルが多いのですが、1日の疲れを大きなお風呂で癒せるのは、日本人にはありがたい!
東屋ハイバーチュン1号店の露天風呂は、男女別になっておらず、通常は男性専用です。夜中だけ、女性が入れる時間帯があります。
男性はビジター利用(15万ドン)も可能です。詳しくは公式HPをチェックしてください。
入浴可能時間
平日 6時~9時/17時~23時
土日祝日 7時~23時
※23時15分~0時15分は女性専用
和風朝食バイキング
朝食は和朝食バイキングです。海外では、なかなか食べられない、生卵も用意されていました。
ベトナム滞在中、フォーやブンチャーなど、色々なベトナム料理を試したいところですが、ごはんと味噌汁を食べると、やはりほっとしますよね。スーツケースにインスタント味噌汁をしのばせて…なんてことは不要です。
和食がメインですが、トーストもありました。朝はパン派の人もOKですね。
6時~8時…バイキング/8時~10時…セットメニュー
※日曜日はセットメニューのみ
実際に宿泊してみた
それでは、ここからは実際に宿泊してきた様子を体験記としてご紹介したいと思います。
チェックインは日本語で
東屋ホテルハイバーチュン1号店にやってきました。
東屋ホテルがあるのは、ブイティスアン(Bui Thi Xuan)という通りです。この辺りは、日本食レストランなどが多いエリアです。
建物の中に入るとすぐに、「いらっしゃいませ!」という声が。そして、当然のように日本語でチェックイン。
朝食の時間や場所なども、もちろん日本語で説明を受けました。
露天風呂は基本的に男性用なのですが、23時15分~0時15分は女性も予約して使えるようなので、女性の私はチェックイン時に露天風呂の予約もしましたよ。
客室の様子
それでは、エレベーターでお部屋へ行ってみましょう。
私が宿泊したのはリーズナブルな価格の「DELUXE – INSIDE WINDOW」という部屋です。1泊144万ドンで、税を含めると155万5200ドン(約9300円)のお部屋。
景色が見える窓がない分、安くなっていますが、部屋の設備が簡素化されているわけではありません。
中に入ると、落ち着いた印象の室内にきれいに整えられたベッドがありました。もちろん、枕元にコンセント有です。
出張で来られる方も多い東屋ホテル、デスクは必須ですよね。
デスクのところまで延長コードがあるのも心にくい。パソコンを使って長時間の仕事をすることが想定されています。
デスクの足元にあるミニバーをチェックしてみると、驚いたことに冷蔵庫の中の飲み物は、ビールを含め、なんと全て無料!
私は1泊しかしませんでしたが、毎日、この本数が無料だそうですよ。お風呂上がりのビールを毎晩、楽しめてしまいますね。
クローゼットを開けると、中に入っていたのは、バスローブではなく浴衣です。館内を浴衣で歩いている人もいましたよ。宿泊しているのが、日本人ばかりなので、浴衣姿で館内を歩くのも、全く違和感なしです。
テレビをつければ、日本の番組です。
最上階に露天風呂があるのですが、各部屋にもお風呂がついていました。
ただ、お湯は20分ごとに50リットル程度しか使えないみたいです。シャワーで約7分だそうです。時間があるのであれば、露天風呂に入りたいですね。
私は室内のお風呂は使いませんでした。
アメニティもばっちりです。
併設和食レストランへ
お部屋を一通り見たあと、入浴まで時間があったので、同じ建物にある和食レストラン「満月」へ行ってみました。左側ののれんがかかっているお店が満月です。
中に入ると意外にも、ベトナム人や韓国人など、日本人以外の人ばかりでした。複数人で来て、ワイワイ日本食を楽しむお店のようです。
ということは、日本人向けではなく、外国人向けの味付け?
と思ったら、味はちゃんと日本の味でした。
まずは焼き鳥をいただいたのですが、普通に美味しいです。日本のスーパーや激安居酒屋の焼き鳥ではなく、ちゃんとしたお店の味。
左のねぎまが2万2千ドン、右の砂肝が2万ドンです。1本100円ちょっとですね。
ネギしょうがラーメンも注文しました。しょうがの味がかなりしてクセになりそうな味です。1杯10万ドン(約600円)です。
注文は流行りのスマホからするタイプでした。
お店に入った瞬間は、ベトナム語と英語が飛び交っていて、「味は大丈夫かな?」と思いましたが、日本人でも満足できるお店です。当然、日本語も通じます。
でも、一つ気になる口コミを発見してしまいました。
Googleマップをチェックしてみると、「料理もお酒も美味しいですが予約が必要で、ホテルの利用者が気軽に使える居酒屋ではなくなった。」というコメントがああったのです。私はたまたま席がありましたが、混雑していたので、満席のこともあるかもしれませんね。
しかし、このエリアは日本食レストランがたくさんあるので、日本食にありつけない、ということはないと思います。
露天風呂でのんびり
食事を済ませたら、いよいよ露天風呂の時間です。
男性は9階にそのまま行けると思うのですが、女性の私は使用時間(23時過ぎ)になったらロビーに一度来るように言われました。
どうやら、お風呂に男性が入っていないか、私が入る前にチェックしてくれているみたいでした。
OKなようなので、いざ、露天風呂へ。
脱衣所です。館内、どこでも清掃が行き届いています。
ロッカーがありました。
タオルはお部屋のものを持ってくることになっています。
そして、外に出てお風呂。
女性は予約制なので、貸し切り状態です。ハノイの夜空を見上げながら露天風呂に入るなんて、なんとまあ、贅沢なことでしょう。
以前、東屋ではないハノイの日系ホテルのお風呂をビジター利用したことがあったのですが、露天風呂の解放感はたまらないですね。
さらに奥にはサウナもあります。
出張で来られている方は、東屋の露天風呂とサウナで仕事の疲れが一気に吹き飛ぶと思いますよ。
洗濯コーナーも
翌日の朝、チェックアウト前に洗濯機も利用してみました。洗剤も無料で使えます。
洗濯機と乾燥機が別々なので要注意です。私は間違えて、最初、乾燥機の中に洗濯物を放り込んでしまいました。
クリーニングサービスはないの?、と思った方、ご心配なく。通常のホテルのクリーニングサービスももちろんありますよ。ワイシャツが1枚3万ドン(約180円)です。
立地について
ハノイには大きく分けて二つの日本人街があります。一つは、ホアンキエム湖から西側に車で20分くらいのところにある、リンラン・キンマーエリア。もう一つは、ホアンキエム湖から南に徒歩で15分くらいのところにあるハイバーチュンエリアです。
東屋ハイバーチュン1号店は、その名の通りハイバーチュンエリアに位置しています。
日本人街にあるので、周辺には日本食のお店が多数あり、日本語でお買い物ができる日系土産物店の「スターロータス」もあります。また、ハイバーチュンエリアは徒歩でホアンキエム湖へ行けるので、観光もしやすい立地だと思います。
ホテルの近くには、オバマ大統領が訪れたブンチャー屋さん「フオンリエン」もあります。ブンチャーはハノイの名物で、焼き肉の入ったつけ汁に、ブンという米麺をつけて食べる、つけ麺料理です。
口コミや評判
私自身は快適に過ごすことができたのですが、他の方がどう思っているかも気になるところです。Googleマップやホテル予約サイトの評価でよく見られる口コミをまとめてみました。
良い点
- 露天風呂が良い
- 日本語ができるスタッフがいて安心
- 和朝食が良い
- 清潔
悪い点
- 古い建物を改装している
- エレベーターが8階までなので、9階の露天風呂や10階の朝食会場までは階段を上る必要がある
口コミから悪い点を探すのが大変でした。悪い点がほとんど書かれていません。Googleマップを見ると、十年以上前の書き込みにシャワーが出ない、Wi-Fiの接続が悪いなどがありましたが、どうやら東屋になる前の別のホテルの情報のようです。
他の店舗について
東屋はベトナム各地にホテルを出店していて、ハノイだけでも4店舗あります。
- ハイバーチュン1号店
- キンマー2号店
- キンマー3号店
- リンラン店
出張の方でも、観光もする場合は、今回紹介したハイバーチュン1号店がおすすめですが、観光を全く考えていない場合は、キンマーやリンランもおすすめです。ハイバーチュンよりも、日本食レストランや日系マッサージ店などが充実していると思います。
東屋公式ホームページで他の店舗もチェックしてみてください。
東屋まとめ
東屋ハイバーチュン1号店は、日本語が通じるホテルを探している旅行者や、観光も楽しみたい出張者の方におすすめのホテルです。観光エリアに徒歩で行くことができ、ホテルへ戻れば屋上露天風呂で1日の疲れを癒すことができます。
料金も1部屋1万円前後なので、2人で泊まれば一人当たり5000円で宿泊することができます。部屋のレベルだけで比較すると、同じレベルの部屋でもっと安いホテルもあると思いますが、露天風呂やその他のサービスを加味すると、絶対にお得だと思います。
私は実際に宿泊してみて、海外に慣れていない人とベトナムへ行くときに、使わせていただきたいな、と思いました。東屋は、日本人なら誰でもリラックスできるホテルだと思います。
所在地・宿泊料金
宿泊料金:1室131万ドン(税別)~(2024年6月現在)