「ホテル」カテゴリーアーカイブ

「VATC スリープ ポッド」ハノイ・ノイバイ空港内のホテル

早朝出発や深夜到着、トランジットの際、宿泊をどうしようか悩みますよね?

ハノイのノイバイ空港内には「VATCスリープポッド(VATC Sleep Pod)」という小さなホテルがあります。今回私は早朝のフライトだったので、前夜からこのホテルに泊まってみることにしました。

実際に宿泊してみた体験をもとに、場所や設備、利用してみた感想などを詳しくご紹介します。

VATC スリープ ポッドとは

「VATC スリープ ポッド(VATC Sleep Pod)」は、ハノイ・ノイバイ国際空港のターミナル内にある、カプセルホテルのようなスタイルの簡易宿泊施設です。
空港内で個室のスペースを確保できることから、トランジット中や深夜・早朝のフライト利用時に便利です。

このスリープポッドは、国内線の第1ターミナルと国際線の第2ターミナルの両方に設置されていて、24時間いつでもチェックイン可能です。

実際に宿泊してみた

今回、私はべトジェットのハノイ発広島行、6時35分のフライトに乗るため、「VATC スリープ ポッド ターミナル 2」を利用してみることにしました。

事前に予約

空室があれば当日でも泊まれると思いますが、事前予約をしておきました。繁忙期などは満室になってしまうようです。

空港に到着

午後11時前、ノイバイ空港の3階出発ロビーへやってきました。夜のフライトも多いので、空港はにぎわっています。

しかし、私のフライトは翌日です。

2階のスリープポッドへ

チェックインはせず、建物内のエスカレーターで2階にあるスリープポッドへ向かいます。

スリープポッドはエスカレーターを降りて右側、「Luggage Storage(荷物預かり)」の目の前にありました。

チェックイン

受付があるので、普通のホテルのようにパスポートを見せてチェックインします。日本語でも「カプセルホテル」と書かれていますね。

このとき、受付の人がフライト時刻を確認してくれました。今回は自分でチェックアウトしましたが、万が一のときは起こしてくれるのでしょうか。

お部屋に案内してくれました。

私の部屋はシングルルームで、空港の通路から入ります。

室内の様子&設備

中に入ると、一応床があります。ベッドは寝台列車のベッドか、それよりちょっと大きいかといったサイズ感。

テレビがあり、ドアのところには鏡もついています。

テーブルにはお水、お菓子、歯ブラシ、おしぼりが置かれていました。そして、耳栓も。

私は騒音はそこまで気にならなかったのですが、現在ノイバイ空港は工事中なので、工事の騒音への配慮でもあるかもしれません。

もちろん、コンセントもあり、色々なものの充電も可能ですよ。フリーWi-Fiもあります。

目覚まし時計の存在感(笑)

トイレ・シャワーはどうするの?

トイレに関しては残念ながらホテル専用のものがありません。空港のトイレを使うことになります。

そして、シャワーはありません。

早朝フライトのためにホテルに宿泊するなら、ハノイで最後にマッサージやスパなどへ行き、シャワーを借りてくるのがいいかもしれませんね。

食事は?

室内に無料のお菓子が置かれていますが、空港内にはレストランがあるので、それを利用してもいいかもしれません。

出発ロビーのさらに上、4階がレストランフロアになっています。その他の階にも、いくつかレストランやファストフード店があります。

宿泊した感想

シャワーがなく、トイレも空港のトイレを使わなければなりませんが、快適に眠ることができました。ベッドの寝心地は非常に良いと思います。

空港のベンチや床で空港泊をしたことがありますが、タイム・イズ・マネーならぬ、スリーピング・イズ・マネー、ぐっすりベッドで眠ることで、翌日気持ちよく動けると思いました。

また、受付のスタッフさんの対応も、本当のホテルのように親切なのも好印象です。

ただ、値段がちょっとお高め。私はこの日、1泊6783円で宿泊しました。市内で6000円出せば、ちょっといい感じのホテルに宿泊することができてしまいます。

ベンチで空港泊する人も…

2階のベンチ

ノイバイ空港内にはスリープポッドがあるわけですが、実際のところ、ベンチで空港泊をしている人も多いです。

1階の到着ロビー、3階の出発ロビー、どちらも寝ている人をたくさん見かけましたが、穴場は2階のベンチです。

スリープポッドの1泊料金が5000円以上してしまうため、シャワー付きでないなら、ベンチでもよいか、という気持ちは非常にわかります。

早朝ハノイ発のフライトにおすすめ

今回、私は午前6時35分のフライドだったのですが、早朝フライトの人にスリープポッドはおすすめだと感じました。

4時30分ぐらいに空港に到着したいと考えると、3時30分頃にハノイ中心部を出ることになり、ホテルでゆっくり寝ることができません。寝坊したらどうしようと、不安でもありますよね。

朝食がついているホテルも多いと思いますが、この時間だと朝食のサービスも受けられません。お弁当的なものは用意してくれるかもしれませんが。

一方スリープポッドなら、4時30分ぐらいまで、ぐっすり眠ることができます。

深夜2時の到着ロビー

しかし、深夜着なら、ハノイ中心部まで移動してしまうべきだと、私は思います。

というのも、ノイバイ空港は深夜着の便が多くあり、タクシーに困ることはありません。また、最近はGrab(配車アプリ)で車を簡単に呼ぶこともできます。

事前予約制の空港送迎サービスも、夜中でも対応しています。

深夜着だったらホテルまで行ってしまい、ホテルでしっかり睡眠をとるのがよいでしょう。翌日、すぐに観光したり、ツアーに参加したりできるように、あえて空港近くのホテルを予約する必要はありません。市内中心部のホテルを予約しておくのがおすすめです。

所在地・宿泊料金

☆VATC SleepPod☆
住所:Noi Bai International Airport(第1ターミナル・第2ターミナルそれぞれにあり)

宿泊料金:1室140万ドン程度(2025年6月現在)


Googleマップ

ezstayhanoi001@gmail.com