ハノイ一人旅を計画している皆さん、一人だと、レストランに入るのに、ほんのちょっと勇気が必要ですよね。そして、勇気を出して、一人でお店に入ったとしても、品数を多く頼めないのが悩みどころ。
そんなときに、便利なお店を発見しました。おしゃれなカフェなのにもかかわらず、一人用のベトナム料理のセットがあるカフェ「ヒドゥン ジェム カフェ(Hidden Gem Cafe)」です。ベトナム到着初日でも、入りやすいお店ですよ。
ヒドゥン ジェム カフェの特徴
ヒドゥン ジェム カフェは一人ご飯ができるだけでなく、オリジナリティを強く打ち出しているカフェです。まずは、食事メニュー以外の特徴を見てみましょう。
旧市街の隠れ家カフェ
ヒドゥン ジェム カフェがあるのは、ハノイ旧市街のハンチェー(Hàng Tre)通りです。
と言っても、カフェは通りに面していません。通りには小さな看板があるだけで、建物と建物の間を通ってカフェの中に入っていきます。
ハノイにはこうした細い通路を通らないと中に入れない隠れ家カフェがたくさんあるのですが、ヒドゥン ジェム カフェも、そんな隠れ家カフェの一つです。
インスタスポット
カフェの中は、おしゃれなインテリアや壁画がいたるところにあり、写真スポットになっています。
また、ドリンクやフードも写真映えするものになっています。
お店のInstagramを参考に、素敵な写真を撮るのが良いかもしれません。
リサイクルアート
ヒドゥン ジェム カフェは、環境保護のメッセージ性があるカフェです。
店内では、ペットボトルやタイヤ、バイクやトラクターの部品などを再利用したアーティスティックなインテリアが使われています。
環境保護がコンセプトのカフェって、今どきっぽいですよね。
一人夜ご飯をしてみた!
最初にヒドゥン ジェム カフェを訪れたときは、おしゃれな隠れ家カフェとして紹介しようと思っていました。しかし、他のお客さんが食べている料理が美味しそう!
というわけで、2024年3月改めて訪問し、一人で晩ごはんを食べてきましたよ。
小さな看板と狭い通路
ヒドゥン ジェム カフェの入り口は、ハンチェー通りのHighway4というレストランの隣にあります。
看板がこの数年で定期的に変わっているので、看板を覚えるのではなく、Highway4の左隣りの通路と覚えた方がいいかもしれません。
写真がぶれてしまって申し訳ないのですが、看板の下の通路を進んでいきます。
「え、ここでいいの?」という気分になりますが、看板通り、奥へ奥へと進んでください。
たどり着いたかなと思っても、3階へ上がれとの指示。
2階には雑貨コーナーが。
さらに上に行くとと3階にレジカウンターがあるので、そこで注文します。
メニュー
レジのところで、メニューを見ながら注文します。
コーヒー、お茶、スムージー、フレッシュジュース、そしてカクテルやビールもあります。
- ベトナムコーヒー(ブラック)…3万ドン(約180円)
- ベトナムコーヒー(ミルク)…3万5千ドン(約210円)
- マンゴースムージー…5万ドン(約300円)
- ハノイビール…3万5千ドン(約210円)
など
しかし、今回の目的は一人で食事をすること。
ドリンクメニューだけでなく、食事のメニューが充実していました。
- カラフルフレッシュスプリングロール…5万ドン(約300円)
- ネム(揚げ春巻き)…4万5千ドン(約270円)
- パパイヤーキャロット&マンゴーサラダ…4万ドン(約240円)
- オーガニック5カラーベジタブル&ライスヌードル…6万ドン(約360円)
- バインミー…3万5千ドン(約210円)
- 上の5種を含んだハノイの味…15万ドン(約900円)
私が注文したのは6番です。
ちょっと高いけれど、色々なものを少しずつ食べられるのは、一人旅に嬉しい限りですよね。
店内の様子
注文を済ませたら、座る席を決めます。ベトナムっぽさを演出しているのがいいですよね。
注文をした場所のさらに上にも席があります。私はこの、カウンター席に座ることにしました。
5種類のベトナム料理!
しばらくして、運ばれてきた料理がこちらです。
生春巻き(フォークオン)、揚げ春巻き、バインミー、サラダ、そして麺。カフェの料理だから、味はイマイチの可能性もある??と、少し心配したのですが、そんなことは全然なかったです。
こんなに食べきれるかな?と思ったのですが、美味しいので、パクパク全部あっという間に食べてしまいました。
麺は本当にカラフルでびっくり。
スープは甘酸っぱい味付けでした。ベトナム料理で言えば、「ブンティットヌーン(Bún thịt nướng)」という南部の料理のような感じです。甘酸っぱい味付けなので、女性好みだと思います。
レモンジュース(4万ドン)も含めて、全部で19万ドン(約1140円)の晩ごはん。
安くはないけれど、色々な味を食べ比べながら、ベトナムらしさを満喫できたら、納得の値段な気がします。
出入口が二つ
ヒドゥン ジェム カフェですが、出入り口が2つあります。一つは、ハンチェー通り、もう一つはハンマム(Hàng Mắm)通りに出ます。
帰りはハンマム通りに出てみました。
訪問する際の注意点
ヒドゥン ジェム カフェは、ベトナム料理が食べられる、おすすめカフェですが、行く前に、あらかじめ知っておいてほしいこともあります。
一つ目は、ハノイ旧市街のローカルフードツアーなどが利用しているお店だということ。そのため、食事時にはツアー客が多く利用し、席の多くが予約席になっています。空いている席もあると思いますが、自由に席を選ぶことができません。
もし、好きな席で写真をたくさん撮りたいのであれば、午前中や昼と夜の間など、食事時を外していくことをおすすめします。
二つ目は、おいしいけれど、ライスヌードルが本格的なハノイの麺料理ではないことです。カフェメニューとしてアレンジされた料理で、どちらかと言えば南部風だと思います。なので、本格的なハノイ料理を食べたい人にはおすすめできません。
まとめ
ヒドゥン ジェム カフェは、おしゃれな隠れ家カフェとばかり思っていましたが、フードメニューがおすすめのカフェでした。
カフェなので、女性一人でも気軽に入ることができ、一人旅の昼ご飯や夜ご飯にとってもおすすめです。
ハノイに到着した初日に、最初からローカル店に入るのは緊張するので、まずはヒドゥン ジェム カフェに行ってみるのもいいかもしれません。
営業時間と住所
営業時間等は、2024年現在のものです。Googleマップなどで最新情報をチェックしてください。
営業時間:07:00-22:00
価格の目安:ベトナムローカルフードのセット15万ドンなど