鎮国寺(チャンクオック寺)へ行ってみた!ハノイ最古の寺院

みなさん、ベトナムの首都ハノイ最古の寺と言われる「鎮国寺(チャンクオック寺/Tran Quoc Pagoda)をご存知ですか。ハノイの観光地としては、かなり有名で外国人観光客も多く訪れるのですが、意外と日本人に知られていない、鎮国寺。実際に足を運んで、鎮国寺を見てきましたよ!

この記事では、鎮国寺の概要、行き方、見どころを紹介していきます。

鎮国寺とは?

いつできたの?

鎮国寺は6世紀ごろに建てられたお寺で、ハノイ最古の仏教寺院と言われています。建立当時は別の場所にあったのですが、土砂が崩れてきたため1616年、現在の場所に移転されました。

現在は西湖(タイ湖)の小島にあり、境内には釈迦や菩薩、関羽やチャン・フン・ダオ(Tran Hung Dao)など様々な神や聖人が祀られています。

「最も美しいアジアの寺院20選」に選出

2019年、米国の雑誌「ナショナルジオグラフィック(National Geographic)」の「最も美しいアジアの寺院20選」の一つに鎮国寺は選出されました。

「最も美しいアジアの寺院20選」には、ミャンマーの「バガン遺跡群」やカンボジアの「アンコールワット」など、超がつくほど有名なお寺が選出されています。

鎮国寺は歴史があるだけでなく、美しいお寺としても人気があります。インスタ映えする写真を撮りたい方にもおすすめなハノイのフォトスポットの一つです。

鎮国寺へ行ってみた

どうやって行く?

鎮国寺は、ハノイ観光のメインとなる「ホアンキエム湖」や「旧市街」から、ほんの少し離れたところにあります。旧市街から徒歩で行くとなると小一時間かかってしまいます。

そこで便利なのは配車アプリのグラブ(Grab)です。グラブは東南アジアでよく使われているアプリで、タクシーやバイクタクシーをスマホで気軽に呼ぶことができます。

数百円で移動でき、ぼったくりの心配もないのでおすすめですよ。私もグラブを使って鎮国寺へ行ってきました。

鎮国寺の見どころはココ!

鎮国寺に到着したら、中に入る前に、まずはカメラをパチリ!鎮国寺は少し離れた場所から見る、湖に浮かぶ外観が美しいです。

お寺へ渡る橋の前では、小鳥や魚が売られていました。鳥や魚を逃がしてやり、功徳を積むというわけですね。

通りから橋を渡ってお寺へ。鎮国寺に入場料はなく、無料で誰でも入ることができます。

奥へ進んで行くと、仏塔が見えてきました。仏塔にはたくさんの小窓がついています。

そして、近づいてみると…

各窓には阿弥陀仏が置かれていました。

この塔は1998年に建立され、高さ15m・11階建てで、6角形の蓮の形をしています。

仏塔の下での写真はマストですね。

仏塔に圧倒されがちですが、本堂も趣があります。

本堂には、奥から阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒菩薩が並んでいます。阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒菩薩はそれぞれ、過去、現在、未来を表し「三世仏」と呼ばれます。

たくさんの人が祀られていて、誰が誰だかわかりませんが…後で調べてみたら、緑の衣装の人が三国志で有名な「関羽」だそうです。

庭には菩提樹もあります。1959年インドの大統領、ラージェーンドラ・プラサードによって植樹されました。

鎮国寺は、ものすごく大きなお寺というわけではないので、ゆっくり見て回っても30分ほどで観光できてしまいます。

水上ハイランズコーヒーで一息

鎮国寺まで来たら、近くにあるハイランズコーヒーで一休みするのも良いかもしれません。

このハイランズコーヒーは、鎮国寺のあるタイ湖の隣のチュックバック湖に浮かんでいます。

ハイランズコーヒーは、ハノイに限らずベトナムのあちこちにあるチェーンのカフェですが、ここは景色を眺めながらまったりするのに、ちょうどよい場所です。

Googleマップ(鎮国寺からハイランズコーヒー) 

タンロン遺跡やホーチミン廟と合わせて観光

タンロン遺跡

鎮国寺までやってきたら、世界遺産の「タンロン遺跡」や故ホーチミン主席が眠る「ホーチミン廟」、ベトナム最古の大学「文廟」などと、合わせて観光するのがおすすめです。

どれも、旧市街から少し離れていて、徒歩ではまわりにくい場所です。タクシーや配車アプリのグラブを活用しながらまわるといいでしょう。

また、もっと効率よくまわりたい方は専用車をチャーターしてしまうのも一つの方法です。

鎮国寺(チャンクオック寺)まとめ

鎮国寺はハノイ最古と言われるお寺で、タイ湖に浮かぶその姿は非常に美しく、ハノイの写真スポットの一つとなっています。釈迦や菩薩、関羽やチャン・フン・ダオ(Tran Hung Dao)など様々な神や聖人が祀られていて、大きなお寺ではありませんが見ごたえがあります。

日本のガイドブックでは、あまり大きく取り上げられていませんが、タンロン遺跡やホーチミン廟などと合わせて観光してみてください。

入場料・営業時間・住所

営業時間等は、2025年現在のものです。Googleマップなどで最新情報をチェックしてください。

☆Chùa Trấn Quốc☆
住所  :Đ. Thanh Niên, Yên Phụ, Tây Hồ(ホアンキエム湖北側から車で17分)

営業時間:07:30-11:00/13:30-17:00

入場料:無料


Googleマップ

ezstayhanoi001@gmail.com