英語ハロン湾ツアー体験記【ヘリテージ】豪華船&スピードボート

プールとラウンジがついた、ちょっと豪華な日帰りクルーズ船「Halong Heritage Luxury Cruise(ハロンヘリテージラグジュアリークルーズ)」に乗船してきました。もちろん、ハノイからの送迎バスはゆったりサイズのリムジンバスです。

また、ヘリテージクルーズはラグジュアリークルーズなだけでなく、ハロン湾最新のアクティビティ「スピードボード」も体験できるクルーズ船でもあります。

この記事では、2025年、イチオシの英語ツアー「ハロンヘリテージラグジュアリークルーズ」について、実際に参加した体験記とともにご紹介していきます。

Halong Heritage Luxury Cruise公式サイト

ヘリテージ6つのおすすめポイント

ヘリテージクルーズはラグジュアリータイプのクルーズ船です。通常のクルーズとは何が異なるのでしょうか。ヘリテージクルーズのおすすめポイントを6つにまとめてみました。

①ちょっと豪華な内装

ヘリテージクルーズ(1階)

ラグジュアリーと名乗るだけあって、内装が豪華です。

ヘリテージクルーズの1階はレストランフロアになっていて、中央にビュッフェの料理が並ぶ台があり、窓側に客席のテーブルがありました。

ヘリテージクルーズ

テーブルは、相席ではなく、グループごとになっていました。参加者が多いと相席の可能性もあるかもしれませんが、今回私は一人参加でしたが、私のためのテーブルが用意されていましたよ。

格安クルーズの船内

一般的なハロン湾クルーズは、相席になります。

②ゆったり過ごせる3階建てクルーズ

ヘリテージクルーズ

ラグジュアリー船の多くは3階建てになっています。1階がレストラン、2階がラウンジスペース、3階がデッキという構造です。もちろん、ヘリテージクルーズも3階建ての船でした。

ヘリテージクルーズ(2階)

ヘリテージクルーズには、ラウンジスペースがあるので、食事を終えたら、思い思いの場所でゆったりと過ごすことができます。格安クルーズの場合、ラウンジスペースはありません。

冬のハロン湾は意外と寒く、長時間デッキに出ているのが辛いこともあります。寒い日には、ラウンジスペースが有効活用できそうです。

ヘリテージクルーズ(3階)

3階のデッキには、色々なタイプの椅子が用意されていて、自分のスタイルでくつろぐことができました。やはり、天気がいい日は、ラウンジではなくデッキに出て景色を楽しみたいですよね。

③贅沢な気分を味わえるジャグジー

ヘリテージクルーズ(2階)

ラグジュアリー船はジャグジー付きというのが定番になりつつあります。ヘリテージクルーズにも2階の最後尾にジャグジーがついていました。

今回、中には入ってみなかったのですが、実際に見てみると、海とつながっているような感覚で入れそうだな、と感じました。

クルーズ船内にシャワーもついていますが、トイレとシャワーは同じスペースにあり仕切りがないのがちょっと残念です。

④美味しいビュッフェランチ

食事は好きなものを好きなだけ食べられるビュッフェランチです。

大きな窓から景色を眺めつつ、のんびり食事を楽しむことができます。

有料ですが、ドリンクも充実していましたよ。カクテルやワイン、コーヒーなどもあります。

味に関してですが、実は私が一番おすすめするのは、JVTA Tourismさんの日本語ハロン湾ツアー「FUJI号」の料理なのですが、2番手としておすすめできます。

⑤新しいリムジンバス

ハノイからハロン湾への移動のバスは、当然ながらゆったり3列シートの「リムジンバス」を使用します。

1列と2列に分かれているので、一人参加でも隣を気にすることなく座れます。

⑥スピードボートも体験可能

ヘリテージクルーズ最後のおすすめポイントは、スピードボートを体験できることです。

ハロン湾クルーズのアクティビティというと、カヤックとバンブーボートが定番ですが、それらに加えて、現地で30万ドン(約1800円)の追加料金を払うことでスピードボートも体験できます。

写真ではその面白さが伝わりにくいので、ぜひ動画をご覧ください。

ヘリテージクルーズ体験記

ヘリテージクルーズのイメージがわいてきたところで、2024年11月に、実際に参加した日のことを体験記として書いていきたいと思います。

ガイドさんがWhatsAppで事前連絡

実は今回、私は、ニンビンとハロン湾がセットになったツアーに参加しており、ニンビンからハロン湾へはバスで移動し、港でハノイ発のハロン湾ツアーのグループに合流するスケジュールでした。

そのため、ニンビンからハロン湾への移動のバスには、ガイドさんはいなかったのですが…

バスの中で、WhatsAppにガイドのルークさんから次のようなメッセージが送られてきました。


I am Luke your tour guide in Halong Bay
So, today around 11:00-11:15 AM. Mr Phong Cruise manager will pick you up at Tuan Chau International Marina, please take note! Thank you very much

Please take note on time!

You can follow this point:
https://maps.app.goo.gl/GStRTd3Fpnztu9XY9?g_st=iz

ハロン湾ツアーガイドのルークです。
さて、本日午前11時から11時15分頃、クルーズ マネージャーのMr.フォン がトゥアン チャウ インターナショナル マリーナまでお迎えに上がります。ご理解ありがとうございます。

時間厳守でお願いします。

ピックアアップ場所:
Googleマップのリンク


メッセージが来ると、かなり安心ですよね。

バスが若干遅れ気味だったので、そのことも、WhatsAppを使って事前に連絡することができました。

WhatsAppはご存知の方も多いかと思いますが、LINEのようなメッセージアプリです。

ベトナム人はZaloという、ベトナム独自のメッセージアプリを使っている人がほとんどなのですが、旅行業の人は、世界的に使用されているWhatsAppのアカウントを持っています。ベトナム旅行前にWhatAppをダウンロードし、アカウントを持っておくことをおすすめしますよ。

駐車場までピックアップ

ガイドさんから送られてきたGoogleマップのリンクによるとカフェで集合ということだったのですが、実際は、駐車場のバスのところまで、マネージャーさんが迎えにきてくれました。

ガイドさんのメッセージに続いて、これまた安心。おかげで迷うことなく、ハノイ発のツアーグループに合流することができました。

テーブルにはネームプレート!

ルークさんのツアーに合流し、いよいよ乗船です。乗船時にはおしぼりが配られました。これは格安クルーズにはないサービスかも。

各席にはネームプレートが置かれていました。テーブルはグループごとになっていて、それぞれ専用の席です。

ハロン湾日帰りツアーは相席になることが多いのですが、専用の席に座れるのはいいですよね。

ウェルカムドリンク(お茶)もあります。

モニターを使って船内案内

全員が乗船して席につくと、ガイドのルークさんが、船についての説明をしてくれました。

モニターに画像を映しながらの説明なので、英語の説明でも、わかりやすかったですよ。

この日は、ルークさんのグループの他に、あと2グループが一緒の船に乗っていたのですが、船の説明はルークさんが代表して行っていました。

ビュッフェランチスタート

一通りの説明が終わるとビュッフェランチのスタートです。

色々ととってみました。料理はものすごく豪華…というわけではありませんでしたが、なかなか美味しい味付けだったと思います。

スイカジュースを頼みましたが、こちらは別料金。1杯7万ドン(約420円)で、ちょっとお高め。格安クルーズだと飲み物の料金は安めですが、搾りたてのフレッシュジュースは置いていないことが多いです。

ドリンクメニューがあり、ワインやカクテルも色々置いているようでした。

レストランの端にバーのコーナーがあり、食事中以外でも、いつでも飲み物を注文することができます。

船内を探検してみよう

一通りご飯を食べ終えたので、船内を見てまわることにしました。

すると、出入り口のところに、スーツケースを発見。スーツケースを持って参加されるお客様もいるようです。

とりあえず2階へ上がってみましょう。

2階に上がると、操縦室がありました。

そうそう、船の名前ですが、「Halong Heritage Luxury Cruise(ハロンヘリテージラグジュアリークルーズ)」とは別に、「Stella Luxury Cruise(ステララグジュアリークルーズ)」という名前も持っているそうです。

操縦室の前には、ステラの名前が掲げられていました。

操縦室の後ろにあるラウンジへ入ります。足元まで窓になっているのがいいですよね。

1階にトイレ(シャワー付)があるのですが、2階にもトイレがありました。

そして、ラウンジを抜けると…

海に向かってジャグジーがありました。いい眺めです。

さらに階段があるので、登ってみます。

登った先は、3階のデッキです。既にのんびりしている方たちがいました。

私もばっちり記念撮影してみましたよ。

スピードボートに乗ってみた

船内でまったりしていると、ガイドさんがアクティビティをどうするか質問しに来ます。

まず、カヤックとバンブーボート、どちらを体験するか。そして、追加料金を支払って、スピードボートも体験するか。

つまり選択肢は…

  1. カヤックのみ
  2. バンブーボートのみ
  3. スピードボート₊カヤック(30万ドン追加料金)
  4. スピードボート₊バンブーボート(30万ドン追加料金)

私は、スピードボートとカヤックの組み合わせを選びました。ここで、30万ドンを支払います。

船を降り、ガイドさんの指示をよく聞いて移動します。それぞれ、体験するものが違いますからね。

どのアクティビティもライフジャケットが必要です。

私は、まずはスピードボートから。

さあ、出発です。

ボートはぐんぐんスピードを上げていき、右へ左へと傾きます。スリル感が出るように、わざと揺らしてくれました。

写真だと、全然スピードが伝わらないので、先に紹介した動画をチェックしてくださいね。

ガイドさんに写真も撮ってもらいました。

※スピードボートは天候・人数等によって開催されないこともあります。

中国人のお姉さんとカヤック

スピードボートを終えたら、カヤックとバンブーボート、希望した方の場所へ移動します。

私はカヤックを希望したので、カヤック乗り場へ。

靴を脱いで乗ってもOKです。

いや、靴を脱いで乗った方がいいでしょう、かなり濡れてしまうので。

一人参加の場合、一人でカヤックに乗ってもいいし、同じように一人参加の人と一緒に乗ってもOKです。

今回、私は違うクルーズ船に乗っていた一人参加の女性に声をかけられ、一緒に乗ることになりました。

彼女は中国人だったのですが、中国人の一人旅とはなかなか珍しい。ハロン湾に中国人観光客は多いのですが、だいたいは団体客です。

カヤックから眺める景色は、水面から近いので、船からとは異なる景色を楽しむことができます。

ちなみにバンブーボートはこんな感じです。

カヤック、バンブーボートそれぞれのアクティビティが終わったら、クルーズ船に戻ります。

スンソット洞窟へ

クルーズ船に乗って少し進んだら、また下船して、スンソット洞窟に向かいます。洞窟の入り口は階段を上った先にあります。

洞窟の中は、3つのエリアに分かれていて、奥に進むにつれ、段々と広くなっていきます。まずは、一つ目のエリア。

続いて2つ目のエリア。一つ目より大きなエリアになっています。

緑のポインターが指しているところには、まるで猿がいるようです。その隣はマーライオンのような鍾乳石が。

そして、3つ目のエリアです。ここは、驚くような広さです。

「スンソット洞窟」のスンソットの意味は「驚く」で、英語では「Surprising Cave」と呼ばれます。

この洞窟を見ると、まさに、スンソット!という感じ。

洞窟の出口を出ると、スンソット洞窟にやってくる船を見下ろせます。再び、クルーズ船に乗って、次の場所へ移動しますよ。

ティートップ島で絶景

クルーズ船が最後にやってきたのは「ティートップ島」という島です。

ロシアの宇宙飛行士ティートップさんが、ホーチミン主席と一緒にこの島を訪れたので、島の名前がティートップとなりました。

ティートップ島ではビーチで海水浴ができます。ただ、今回参加したのは11月、海に入るのにはちょっと微妙な時期です。海水浴をするなら4月~10月ぐらいがおすすめです。着替えは、船の中でしておきましょう。

海水浴をしない場合は、階段を上って高台にある展望台へ。すべて階段のため、山登りではありませんが、頂上まで行くと息が切れてしまいそう。

ふぅ。

頑張って展望台へたどり着くと…

ハロン湾を見下ろすことができます。ハロン湾クルーズには4時間クルーズと6時間クルーズがありますが、この景色は6時間クルーズでしか見ることができません。

展望台の反対側からは夕日を見ることができました。

ティートップ島の高台からの景色を楽しんだら、クルーズ船に戻ります。

サンセットパーティー

船内に戻ると、窓から夕日が見えました。そろそろハロン湾クルーズも終わりへと近づいています。

テーブルの上には何やら封筒が置かれていました。チップを入れる袋です。このチップはスタッフ用で、ガイドやドライバー宛のものではありません。

サービスがよかったら、数万ドン(数百円)入れておけばいいと思いますよ。

料理が置かれていたところには、お土産の販売もありました。ハロン湾は真珠の養殖も有名です。

さてさて、ハロン湾クルーズの最後は船内にいてはもったいないです。デッキに上がってみるのがおすすめです。6時間クルーズなら、ハロン湾に沈む夕日を見られる可能性があります。

天気があまりよくない日も、夕日だけは見られる、なんてこともけっこうあります。

そして、船がトゥアンチヤウ島を出てしばらくすると、サンセットパーティーのスタートです。

フルーツやケーキ、ジュースを好きなだけ。

夕日に向かって乾杯!

このサンセットパーティーですが、格安クルーズだと、人があふれかえっていて、座る場所もないということがあるのですが、ヘリテージクルーズは、デッキの席にも余裕がありました。

港に近づくと、空がより一層すてきな風景へと変わっていきました。

ハロン湾からバスでハノイへ

18時頃、船が港に帰ってきて、下船となります。

ありがとう!!!!

カメラを向けたら、スタッフさんが手を振ってくれました。

11月だと、港の外は真っ暗です。

バスに乗って、ハノイへ戻りますよ。バスはリムジンタイプなので、ゆったり座れます。一人席もあるので、一人参加の人も隣を気にせず、座れます。

そうそう、USBを使ってスマホの充電もできましたよ。ハロン湾クルーズで写真や動画を撮るのに、たくさんカメラを使っても安心ですね。

途中、1時間ほど走ったところで、サービスエリアでのトイレ休憩があります。このサービスエリア、バラマキ土産を買うのになかなかおススメです。

適正価格で、ドライフルーツやナッツ類、お菓子などを購入できます。ツアーの休憩所というと、「割高なんじゃないか?」と思う人もいるかと思いますが、高速道路のサービスエリアなので、スーパーなどで売っている値段と同じですよ。

この日は20時30分過ぎにハノイの市街地に到着しました。ガイドさんが最後の挨拶をします。

今回のガイドさん、ルークさんは最初から最後までさわやかな笑顔が印象的できした。最近のハロン湾クルーズのガイドさんたちは、さわやか青年が多いです。

私は最後の方の降車になり、バスを降りたのは21時前でした。降りるときに、ドライバーさんとガイドさんに、少額のチップを渡しておりました。2万ドン札(約120円)や5万ドン札(約300円)を用意しておくと渡しやすいです。

ハロン湾ツアーの感想

これまで数え切れないほどハロン湾ツアーに参加してきましたが、ヘリテージクルーズは満足度の高いツアーだと感じました。

まず、最新のアクティビティである「スピードボート」を体験できるのが良いですよね。追加料金はかかってしまいますが、体験する価値はあると思いました。

また、大きな船にもかかわらず、乗客を詰め込みすぎていないので、リラックスして船内で過ごすことができたと思います。船がきれいでも、乗客でいっぱいだと、ラグジュアリー感は半減してしまいます。

ヘリテージクルーズは、値段は他のクルーズ船に比べて若干高めですが、ゆったり観光したい大人旅におすすめのハロン湾ツアーだと思います。以前、ハロン湾ツアーに参加したこともある人も、新しい発見があるかもしれません。

ツアーの概要(時間・料金・他)

ハロン湾日帰り6時間【英語】165万VND…Heritage
催行事業者:Heritage Vietnam Travel(Heritage Luxury Cruise)

ツアー時間:8:15~21:00 頃(約13時間)
言語:英語

出発地:ハノイ(宿泊ホテルから送迎)
食事:昼食(船上海鮮ビュッフェランチ)/サンセットパーティー
ツアー内容:スンソット洞窟/カヤックまたはバンブーボート/ティートップ島

料金:165万ドン(約9,900円)
– 現地でガイドに現金(ドン)払い

ハロン湾ツアー予約ボタン

ツアーの予約方法

このツアーは当サイト「イージーステイハノイ」からご予約可能です。下記リンクより予約内容をご確認ください。

また、ツアー予約サイトのklookからも予約が可能です。

ヘリテージクルーズまとめ

「Halong Heritage Luxury Cruise(ハロンヘリテージラグジュアリークルーズ)」は、ハロン湾の新しいアクティビティ「スピードボート」も体験できる、ちょっと豪華な英語ハロン湾クルーズツアーです。

1人あたりの料金は1万円弱で決して安くはありませんが、他のクルーズではできない体験や、クルーズ船やバスのクオリティを考えると、お得な値段だと思います。

ハロン湾クルーズツアーに参加しようと考えている方は、一度、検討してみてください。

 


ざわわ

この記事を書いている人【ざわわ(1983年生)】

旅行をきっかけにベトナムにはまる。日本人宿イージーステイハノイのスタッフとして、ベトナム・ハノイに約6年在住。宿休業と結婚を機に、日本へ帰国。

現在は、年に数回ベトナムで取材を行い、当サイトEZ STAY Hanoiを管理している。


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