「ハノイ観光って何があるの?」「どんなルートで回ればいい?」そんな疑問をお持ちではありませんか。
ベトナムの首都・ハノイは、1000年以上の歴史を持つ古都。フランス統治時代の面影を残す街並みと、バイクが行き交う活気あるローカルの暮らしが共存する、独特の魅力あふれる都市です。
この記事では、ハノイ旅行で必ずやるべきコトや訪れる観光スポットを紹介し、観光モデルコースを提案します。また、「ハノイ丸わかりマップ」と「ハノイ旧市街マップ」を掲載しているので、エリア感覚をつかみながら効率よく旅の計画を立ててください。
ベトナム・ハノイの魅力をギュッと詰め込みましたよ!
ハノイですべき体験!3選
「ハノイ旅行へ行くならば必ずしてほしいこと」を3つに絞ってまとめました。短期間の旅行でも、この3つは外せません。
ホアンキエム湖と旧市街の街歩き

ハノイにはたくさんの見どころがありますが、「コレだけは」と言うなら、ホアンキエム湖と旧市街の街歩きです。
ホアンキエム湖は街の中心にあり、ハノイを象徴する場所の一つです。朝夕には地元の人々が散歩や太極拳を楽しむ姿がみられ、市民の憩いの場所にもなっています。
ハノイに到着したら、まずはホアンキエム湖のまわりを1周してハノイの雰囲気をつかんでください。湖の周りを歩くだけなら、迷子になる心配もありません。

ハノイの街に少し慣れてきたら、ホアンキエム湖の北側、旧市街に足を運んでみるのがよいでしょう。経済発展著しいベトナムですが、ハノイ旧市街は、昔ながらのベトナムの雰囲気を今も残しています。
ホアンキエム湖と旧市街を歩けば、「ベトナムらしい空気感」を感じ取ることができますよ。
ハノイグルメを堪能する

ベトナム旅行の大きな楽しみの一つは「グルメ」という人も多いのではないでしょうか。
最近は日本でもベトナム料理の店が増えてきましたが、それでも本場でしか食べられない味が多くあります。
その一つがフォー。もっともポピュラーなベトナム料理ですが、出来立ての生麺のフォーは、現地でないとなかなか食べることができません。

そして、次に食べたいのがハノイ名物のブンチャーです。炭火でこんがり焼いた豚肉がたっぷり入った甘酸っぱい汁に、米麺のブンをつけていただきます。ブンチャーにはまる日本人は少なくないですよ。

ハノイでは、フォーやブンチャーの他にも、たくさんの名物料理を食べることができます。また、ベトナムコーヒーやチェー(ベトナム風ぜんざい)など、甘い物も充実していて、ハノイグルメを挙げだしたらキリがありません。ハノイを訪れたら、思い切り「食」を楽しんでくださいね。
ハノイグルメいろいろ
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フォー | もっとも有名なベトナム料理。お米でできた麺料理。鶏肉のフォーと牛肉のフォーがある。 |
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ブンチャー | 焼肉つけ麺。甘酸っぱいタレがクセになる。日本人の口に合うハノイの名物料理。 |
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バインミー | ベトナムのバケットサンド。フランス統治時代の影響を受けている。 |
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チャーカー | ハノイの名物料理。白身魚をターメリックで炒め、米麺と一緒に食べる。 |
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ベトナムコーヒー | ベトナム全土で飲まれる濃い目のコーヒー。フィルターが特徴的。 |
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エッグコーヒー | 卵をホイップしたものとコーヒーを一緒に飲む。卵はカスタードクリームのようになっている。ハノイ名物。 |
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チェー | ベトナムのぜんざい。豆やゼリーなど色々なものを混ぜて食べる。 |
ハロン湾クルーズに乗船
エメラルドグリーンの海から奇岩が無数に突き出る風景が印象的な「世界遺産ハロン湾」。
ハロン湾クルーズに乗船すると、景色を楽しむだけでなく、鍾乳洞見学やカヤック体験など、自然を満喫することができます。
ハロン湾があるのはハノイ市内ではありませんが、ハノイ旅行をするなら、必ず行きたい場所です。
ハノイ市内から車で2~3時間なので、日帰りツアーで行くことができます。ハノイ旅行のうち、1日はハロン湾旅行にあてるのがおすすめです。
ハノイ丸わかりマップ
ハノイ旅行の計画を具体的に立てるために、ハノイの主要な観光スポットの位置関係をつかむことが大切です。「ハノイ丸わかりマップ」で主要な観光地がどこにあるのかチェックしてみてください。

「河内」と書いてハノイ
まずは、地図の東側にある大きな河、「ホン河」に注目してください。
ハノイは漢字で書くと「河内」と書きます。ホン河の内側にあるのが元々の「河内(ハノイ)」です。
現在はハノイ市のエリアが拡大しており、ホン河の外側も行政区分上ハノイになっていますが、ハノイ中心部とは、ホン河の内側エリアを指します。
線路の東側「ホアンキエム湖・エリア」

ホン河の次に注目するのは、線路です。
この線路は南北統一鉄道で、1700km南下していくとベトナム最大の都市ホーチミン市のサイゴン駅まで続いています。
ハノイ旅行では、線路を挟んで東側と西側を意識すると効率よく観光することができます。
線路の東側には、「ホアンキエム湖」や「旧市街」があります。この記事では「ホアンキエム湖・エリア」と呼んでいきます。
「ホアンキエム湖・エリア」は徒歩で観光しやすいエリアです。むしろ自分の足で歩いて観光することを強くおすすめします。
というのも、古い商店や住宅が密集しており、徒歩でゆっくり観光することで、昔ながらのハノイの人々の生活を垣間見ることができるからです。
ふと、上を見上げれば人々の暮らしを感じられることも。
また、細い道や一方通行も多いので、車に乗るより自由に動きやすいのです。
旧市街は複雑に道が入り組んでいます。観光用に詳しい地図を用意しましたので、PDFをダウンロードして活用してみてください。

線路の西側「ホーチミン廟・エリア」
線路の西側には、世界遺産の「タンロン遺跡」やホーチミン主席のご遺体が眠る「ホーチミン廟」など、ハノイの超有名観光スポットが多くあります。記事内では、「ホーチミン廟・エリア」と呼んでいこうと思います。
「ホーチミン廟・エリア」は、それぞれの観光施設の距離が離れているので、徒歩ではなく、タクシーやグラブ(配車アプリ)など車を使った方が効率よく観光することができます。
スマホアプリのグラブは、ベトナム渡航前にダウンロードしておくのがおすすめですよ。
また、観光客が楽しめるようなお店もほとんどないので、東側に比べると街歩きが楽しめません。
エリアを分けて観光しよう
当サイトでは、「ホアンキエム湖・エリア」と「ホーチミン廟・エリア」に、「タイ湖・エリア」と「日本人街エリア」を加え、ハノイを計4つのエリアに分けました。
2泊3日程度の観光の場合、「ホアンキエム湖・エリア」と「ホーチミン廟・エリア」のみを観光するのがおすすめです。有名な観光スポットをめぐり、その間にカフェで一息したり、お土産を買ったりすることもできます。

長く滞在する場合は、「タイ湖・エリア」にも足を運んでみるのがいいでしょう。とくに6月頃は、タイ湖の蓮がきれいです。
「日本人街・エリア」は通常の観光では、なかなか訪れる機会がありませんが、ビジネス利用の際は、このエリアに宿泊するのがおすすめです。ハノイ在住の日本人が多く住んでいるエリアのため、日本食レストランや日系スーパーが充実しています。
🔴 ホアンキエム湖・エリア
旧市街や水上人形劇、オペラハウスなど、観光の中心地が集まる人気エリア。散策やショッピング、グルメにもぴったり。
🟢 ホーチミン廟・エリア
ベトナム建国の父「ホー・チ・ミン」が眠るホーチミン廟や、タンロン遺跡、ベトナム最古の大学「文廟」など歴史的な名所が集中。ベトナムの歴史に触れたい方におすすめ。
🟣 タイ湖・エリア
ハノイ最大の湖「タイ湖(西湖)」周辺は、落ち着いた雰囲気が魅力のエリア。チャンクオック寺やおしゃれなカフェが点在し、外国人にも人気のスポットです。
🟡 日本人街・エリア(キンマー・リンラン)
多くの日本人が住むエリアで、日本食レストランや日本語対応の店が多く安心。滞在中に日本の味が恋しくなったらここ!
ハノイ郊外も合わせて観光!
ハノイ旅行の魅力はハノイ市内中心部だけでなく、郊外や近郊の街へのショートトリップができることです。ハノイマップの外側へと少し足を延ばせば、ベトナムならではの自然や伝統文化が色濃く残るスポットがたくさんあります。
ハロン湾/ニンビン(チャンアン・タムコック)/サパ/ハザン/ムーカンチャイ/バッチャン村(陶器)/クアンフーカウ村(線香)/ドンホ―村(版画)/ヴァンフック村(シルク)…
ハノイ観光スポット34選
ここからは具体的にハノイの観光スポットをご紹介していきます。ハノイ市内の定番から穴場、さらにハノイから行ける人気観光地まで、幅広い内容の全31スポットです。
絶対外せない5つのスポット
①ホアンキエム湖
ハノイ中心に位置する憩いの湖。伝説の亀にちなんだ玉山祠や赤い橋も見どころです。夜はライトアップされ幻想的。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
②ハノイ旧市街(36通り)
ベトナムらしさを感じるならここ!昔ながらの店やカフェ、ストリートフードがひしめく迷路のような通り。「漢方薬通り」「手芸通り」など、通りごとに同じ業種の店が並び、散策だけでも飽きません。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
ハノイの通りいろいろ
- ハンチエウ通り(P. Hàng Chiếu)…ござ通り(かごバッグも)
- ランオン通り(P. Lãn Ông)…漢方薬通り
- ハンマー通り(P. Hàng Mã)…祭事物通り
- ハンボー通り(P. Hàng Bồ)…裁縫道具通り
③ホーチミン廟
ベトナムの建国の父・ホー・チ・ミン主席が安置されている荘厳な施設。整然とした警備と静けさの中、ベトナム人の敬意の深さを感じることができます。(🟢 ホーチミン廟・エリア)
④タンロン水上人形劇
ベトナムの伝統芸能。水の上で繰り広げられるユーモラスな人形劇は、ベトナム語がわからなくても楽しめます。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑤ハロン湾
世界遺産にも登録されているハロン湾は、石灰岩の奇岩が海に浮かぶ絶景クルーズが楽しめる人気スポット。(車で2時間30分程度・日帰り可)
ハノイ千年の歴史を感じるスポット
⑥タンロン遺跡
ベトナム王朝の都として栄えたタンロン城跡。地下遺構の展示や、歴代の王宮跡に立つと、1000年の歴史が息づくのを感じます。世界遺産にも登録されています。(🟢 ホーチミン廟・エリア)
⑦ホーチミンの家
ホー・チ・ミン主席が暮らしていた木造の高床式住居。質素な生活ぶりが伝わり、リーダーとしての姿勢が伺える場所です。ホーチミン廟と同じ敷地内にあります。(🟢 ホーチミン廟・エリア)
⑧一柱寺
一本の柱の上に立つユニークな仏教寺院。写真映えするシンボリックな建物です。ホーチミン廟と同じ敷地内にあります。(🟢 ホーチミン廟・エリア)
⑨文廟
ベトナム初の大学として知られる歴史的建造物。孔子を祀る寺院でもあり、学問の神様として地元の学生にも親しまれています。(🟢 ホーチミン廟・エリア)
⑩ハノイ大教会
フランス統治時代に建てられたゴシック様式の教会。ライトアップされた夜の姿も美しい。周辺はおしゃれなカフェも多く、散策に最適。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑪オペラハウス(ハノイ歌劇場)
古代ギリシャのコリント様式建築や本家パリのオペラ座を参考に設計され、1911年に開館したオペラハウス。写真映えもします。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑫ホアロー収容所
フランス統治時代の政治犯収容所。後にアメリカ兵捕虜も収容されていた歴史があり、展示は戦争と人権について考えさせられます。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑬鎮国寺(チャンクオック寺)
タイ湖に浮かぶように建つハノイ最古の仏教寺院。赤い仏塔が水面に映える風景は神秘的で、心が洗われるような静けさが魅力です。(🟣 タイ湖・エリア)
⑭西湖府(フータイホー)
タイ湖のほとりに建つ寺院。ベトナム民間信仰で重要な存在である“聖母”を祀っています。湖に突き出したロケーションも美しく、静かな癒しの時間が流れます。(🟣 タイ湖・エリア)
⑮旧家保存館(マーマイの家)
旧市街にある19世紀の古民家をそのまま保存。当時の生活様式や建築美を学べる貴重なスポットです。こぢんまりした建物ながら見ごたえあり。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑯玉山祠
ホアンキエム湖の中に浮かぶ歴史的寺院。赤い橋を渡ってアクセスするその佇まいは、ハノイ観光のハイライトの一つ。湖と建物のコントラストが美しいです。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
⑰民俗学博物館
ベトナム国内に暮らす54民族の文化や生活を紹介する博物館。野外に展示された様々な民族の伝統家屋は実際のサイズで作られており必見。ベトナムをより深く理解したい人におすすめ。(カウザイ区:ホアンキエム湖から車で30分ほど)
⑱女性博物館
女性の視点からベトナムの歴史や文化を紹介するユニークな博物館。民族衣装アオザイの展示、各地の婚礼文化、戦争中の女性の役割など、見ごたえたっぷり。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
インスタ映え!写真スポット
⑲トレインストリート(南側)
線路のすぐそばに住宅やカフェが立ち並ぶ、ハノイで話題の撮影スポット。昼間は北側は閉鎖されている可能性があるので、昼間は南側へ行くのがおすすめ。(ハノイ駅の南側)
⑳ロンビエン橋
フランス統治時代に建設された鉄橋で、錆びた鉄骨と赤土の道がノスタルジックな雰囲気を醸し出します。夕暮れ時の写真撮影が特に人気。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉑フンフン壁画通り
ハノイ旧市街にある、古い鉄道アーチを活用したアートな通り。ベトナムの昔の風景や日常を描いた壁画が並び、歩くだけで楽しいスポット。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉒東河門
ハノイ旧市街を囲んでいた城壁の一部として現存する貴重な門。歴史的価値はもちろん、門の前でベトナム国旗を背景に写真を撮るのが人気です。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
ショッピングスポット
㉓大教会周辺
ハノイ大教会周辺には、ハンドメイド雑貨やセンスの良い洋服店、おしゃれなカフェが密集。観光ついでに立ち寄りやすく、お土産探しにもぴったりのエリアです。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉔ハンザ市場地下(バッチャン焼き)
旧市街近くのローカル市場の地下に、バッチャン焼きの専門フロアがあります。カラフルで繊細な陶器がリーズナブルに手に入ります。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉕ドンスアン市場
ハノイ最大級の屋内市場。衣類や雑貨、食品など何でも揃うローカルな雰囲気が魅力。市場の場外も活気があります。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
夜まで楽しむナイトスポット
㉖タヒエン通り
「ハノイのビアストリート」とも呼ばれる、夜のにぎわいスポット。小さな椅子に座って飲むビール文化が楽しく、外国人旅行者の交流の場にもなっています。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉗ナイトマーケット(金・土・日)
週末限定で開かれる夜市は、歩行者天国になり多くの人で賑わいます。屋台グルメや雑貨、ファッションなど盛りだくさん。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
㉘トレインストリート(北側)
列車が迫る瞬間を間近で見られる臨場感が味わえ、個性的なカフェが点在するフォトスポット。夜は多くの人でにぎわいます。(🔴 ホアンキエム湖・エリア)
※昼間は立入禁止になっていることも
その他のハノイおすすめスポット
㉙タイ湖(西湖)
ハノイ最大の湖で、ホアンキエム湖とともに、地元の人々の憩いの場として親しまれているスポット。湖沿いにはおしゃれなカフェやレストラン、寺院が点在しています。(🟣 タイ湖・エリア)
㉚ロッテセンターの展望台
ハノイを一望できる高さ237mの高層ビルの展望台。展望台は65階にあり、360度パノラマの景色が楽しめる窓からは、ハノイの街並みを一望することができます。
ショートトリップにおすすめ
㉛陶器村…バッチャン村
バッチャン村は、伝統的な焼き物の制作風景を間近で見られる貴重なスポット。色とりどりの器が並ぶ小さな工房やショップが軒を連ね、散策も楽しいエリアです。(車で40分程度・市内観光と合わせて)
㉜線香村…クアン・フー・カウ村
線香が鮮やかに広がる光景がSNSでも話題の村。旧正月前などは特ににぎわい、職人たちが手作業で作る線香の工程を見学できます。(車で1時間程度・市内観光と合わせて)
㉝ニンビン(チャンアン・タムコック)
「陸のハロン湾」とも呼ばれるニンビンでは、静かな川を小舟で進む風景が広がります。石灰岩の山々に囲まれた幻想的な風景はまさにベトナムの原風景。(車で2時間程度・日帰り可)
㉞サパ/ハザンなどの山岳地帯
ハノイからバスや列車で行ける北部の山岳地帯は、少数民族の村と棚田が広がるフォトジェニックなエリア。サパやハザンが人気です。(1泊以上かけて観光・日帰り不可)
2泊3日の定番ハノイ観光モデルコース
1日目の午後にハノイ(ノイバイ空港)に到着し、3日目の深夜に日本へ帰国する場合の2泊3日ハノイ定番モデルコースです。
※日本到着日も入れると、旅行期間は3泊4日
【1日目】ハノイ到着 → 市内観光/水上人形劇/マッサージ
日本からハノイへのフライトは、午後13時~16時頃の到着になることが多いです。
両替は、街中の両替所(貴金属商)でもできますが、ノイバイ空港内でした方が時間節約になります。街中の両替所(貴金属商)の方がレートがよいのですが、そこまで大きな差はありません。
ノイバイ空港から市内へはバスでも行くことができますが、初めてのベトナム旅行の場合、ホテルまで送迎してくれる、専用車をネットで事前予約しておくのがおすすめですよ。
ベトナムの歩道はガタガタしているところも少なく歩きにくいです。また、バイクも多いので、バス停からスーツケースを持ってホテルまで歩くのは、慣れないと大変です。
空港送迎を事前予約できるサイト
空港から1時間弱ほどでホテルに到着です。
ホテルは短期旅行の場合、ホアンキエム区内でが観光に便利ですよ。
ハノイ観光のメインとなる、ホアンキエム湖や旧市街はホアンキエム区にあります。また、ハロン湾ツアーなどのホテルピックアップも、ホアンキエム区のみということがほとんどです。
ホテルにチェックインしたら、まずはホアンキエム湖を目指しましょう。
ホアンキエム湖を1周したり、時間に余裕がある場合は、玉山祠へ行ったり、周辺のカフェでベトナムコーヒーを飲んだり…ハノイの雰囲気を感じてください。

夕飯は、本場のフォーを食べてみましょう。ベトナムと言えばフォーですよね。
ハノイ初日におすすめのお店はフォー10です。
美味しいフォーのお店はたくさんありますが、観光客でも入りやすい雰囲気がありながら、地元の人も食べに来るお店です。英語メニューもあるので安心です。
食後は伝統芸能である水上人形劇を楽しむのはいかがでしょうか。人形たちのコミカルな動きがかわいらしいですよ。
チケットは日本で事前予約しておきましょう。当日券はお昼過ぎ頃に完売していることが多いです。
事前予約できるサイト
そして、最後は日本での疲れを癒すフットマッサージ。「ヴァンスアン」は気軽に入れて安心のお店です。
【2日目】ハロン湾ツアー/トレインストリート
2日目はハノイからバスに乗ってハロン湾へレッツゴー。
ホアンキエム湖・エリアのホテルに宿泊している場合、朝の8時台にツアーバスがホテルまで迎えに来てくれます。
旅行2日目は、ハロン湾を思い切り楽しみましょう。
ハロン湾ツアーは景色を眺めるだけでなく、カヤック体験や鍾乳洞見学もすることができ、内容盛りだくさんです。
格安のものからラグジュアリータイプのものまで色々なハロン湾ツアーがありますが、海外旅行に慣れていない人にはJVTAの4時間ハロン湾クルーズツアーがおすすめです。
というのも、このツアー、ハノイでの夕食が付いているんです!ハノイで絶対食べておきたい料理の一つ「ブンチャー」を食べることができます。
ハロン湾ツアー終了後は、トレインストリートに行ってみるのがおすすめ。線路沿いにライトアップされたお店が並び、午後10時頃には目の前を通過する列車も見ることができます。
【最終日】市内観光/ショッピング→空港へ

あっという間に3日目、最終日です。
ホテルをチェックアウトしたら、興味のある歴史的建造物や博物館の観光へ。午前の間に、タンロン遺跡、ホーチミン廟、文廟、鎮国寺、ホアロー収容所、女性博物館などから2か所ほどまわるのが時間的にちょうどよいです。
ランチはベトナムのバケットサンドイッチ「バインミー」。外はパリパリ、中はふわふわのフランスパンの中に、色々な具が詰まったサンドイッチです。
人気のお店は旧市街にある「バインミー25」です。

午後は、まずは旧市街を徒歩で散策。通りごとに同じ業種のお店が集まっています。ハノイらしい風景をたくさん見ることができますよ。
旧市街の街歩きに疲れたら、チェーを食べて一休み。旧市街の人気店「チェーボンムア」の蓮の実のチェーはさっぱりしていて美味しいです。
チェーを食べて元気を回復させたら、ハノイ大教会へ行ってみましょう。ハノイ大教会の外壁は灰色ですが、中に入ると真っ白で印象が異なります。
そして、ハノイ旅行も終盤!お土産タイムです。大教会周辺には雑貨屋やスーパーが集まっているので、お土産探しに便利です。
ハノイ旅行最後の食事は、ベトナム全土の料理が何でもそろっている「クアンアンゴン」がおすすめです。食べたかったベトナム料理を全部挑戦してしまいましょう。客席を囲うようにオープンキッチンがあり、調理の様子を見ることができるのも嬉しいです。
クアンアンゴンはベトナム人にも、観光客にも人気のお店なので、予約しておくことをおすすめします。
ハノイ発日本行のフライトは深夜12時前後の便が多いです。最終日を目一杯楽しんだら、ノイバイ空港へ向かいましょう。
ハノイ観光のまとめ
ホアンキエム湖周辺の街歩きから、ホーチミン廟などの歴史スポット、トレインストリートのようなフォトジェニックな場所、郊外の絶景スポットまで…ハノイの見どころは実に多彩です。
とても一度の旅ですべてを回りきれるものではありません。だからこそ、訪れた場所で感じた風やにおい、街の音や人々の笑顔――そんな「空気感」を、自分の感性で味わってみてください。
日本とは異なる雰囲気が、ハノイという街には流れています。「あなたのハノイ」に出会えるはずです。

この記事を書いている人【ざわわ(1983年生)】
旅行をきっかけにベトナムにはまる。日本人宿イージーステイハノイのスタッフとして、ベトナム・ハノイに約6年在住。宿休業と結婚を機に、日本へ帰国。
現在は、年に数回ベトナムで取材を行い、当サイトEZ STAY Hanoiを管理している。