ハノイ旅行を計画中のみなさん、限られた時間でどんな旅行プランを立てればよいか悩んでいませんか?この記事では、半日、1泊2日、2泊3日、3泊4日と滞在時間に合わせたモデルコースと、女子旅や家族旅など、旅のスタイルに合わせたモデルコースを紹介していきます。
「女子旅でおしゃれスポットやカフェをめぐりたい」「子連れでも安心して楽しめるルートが知りたい」…そんな、みなさんの声にもこたえますよ。
また、ハノイの主要な観光スポットの概要も押さえているので、ハノイ旅行を計画している方はぜひご一読ください。
滞在日数別モデルコース4選
ハノイ旅行の計画は、滞在日数によって大きく変わってきますよね。まずは、半日の乗り継ぎ時間から、たっぷり3泊4日の長期滞在まで、あなたの旅のスタイルに合わせたハノイ観光おすすめモデルコースを4つご紹介します。どのコースも、ハノイの定番観光をしっかり盛り込みました。
半日モデルコース|ノイバイ空港乗り継ぎ時間でハノイを満喫
「ハノイでの乗り継ぎ時間を利用して、効率よく観光を楽しみたい」「短時間でハノイの魅力を最大限に満喫したい」そんなあなたにぴったりの半日モデルコースです。定番の観光スポットからローカル感あふれる絶品グルメまで、おすすめの場所を厳選しました。
ノイバイ空港でサクッと両替
時間節約のためにノイバイ空港での両替がマストです。市内にはレートの良い両替屋などもありますが、タイムイズマネーですよ。ノイバイ空港の両替レートは決して悪くありません。
フォー10でベトナム名物フォーを食べる
ベトナムと言えばフォーですよね。短い滞在ですが、フォーは外せません。
ハノイには美味しいフォー屋さんがたくさんあるのですが、観光客が入り易くて味も良いのは、ハノイ大教会近くにある「フォー10」というお店です。
空港からタクシーやグラブで、直接フォー10へ向かいましょう。
ドライバーに見せる住所
Pho 10 Ly Quoc Su
10 P. Lý Quốc Sư, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội
フォー10では、牛肉がたっぷり入ったボリューム満点のフォーを食べることができます。英語メニューもあるので安心です。
お土産通りを散策&ハノイ大教会
お腹がいっぱいになったところで、ハノイの街を少し散策しましょう。フォー10から教会までは一本道(Lý Quốc Sư通り) なのでわかりやすく、初めてのハノイを街歩きにおすすめです。歩いて5分ほどで、教会に到着しますよ。
教会は中に入ることもできるので、建物内ものぞいて見てください。真っ白な壁は、灰色の外観とは違った印象です。(開館時間:8時~11時・14時~17時)

Lý Quốc Sư通りからNhà Chung通りにかけては、 たくさんのお土産屋さんが並んでいます。刺繍小物など定番雑貨に、モダンなデザインの雑貨、ベトナム産カカオを使ったチョコレートの専門店…お気に入りのベトナム土産が見つかるはずです。

また、お土産屋さんは並行している通り(Hàng Trống通り)にも多いので、時間がある人はこちらの通りもチェックしてくださいね。
ホアンキエム湖で大亀を見る
ハノイへ来たら必ず訪れたいのがホアンキエム湖。ハノイの人々の憩いの場になっています。
ホアンキエム湖へは、ハノイ大教会から徒歩で移動することができます。
ホアンキエム湖に着いたら、玉山祠(ぎょくさんじ)へ行きましょう。ベトナムの伝統的な建築様式の神社です。チケットを買って、赤い橋を渡っていきますよ。
玉山祠には、かつてホアンキエム湖には住んでいた大亀のはく製が展示されています。
隠れ家カフェでエッグコーヒー
ハノイ大教会とホアンキエム湖を観光すると、そろそろ一休みしたい頃になるのではないでしょうか。ホアンキエム湖近くの建物と建物の間にある隠れ家カフェ「カフェ・フォーコー」に行ってみましょう。
店と店との間の細い通路を奥へ進んで行くと、カフェ・フォーコーがあります。古い建物をうまく利用したお洒落なカフェです。
1階のカウンターで注文をしてから、上の階にある好きな席に座ります。
カフェフォーコーでは、ハノイ名物の「エッグコーヒー」を試してみてください。苦味の強いコーヒーの上に、卵をクリーム状にしたものがのっています。ウィンナーコーヒーのカスタードクリーム版といった感じで、スイーツ感覚で楽しめますよ。
水上人形劇を鑑賞
旅の最後はベトナムの伝統芸能「水上人形劇」を鑑賞しましょう。水がはられた舞台の上で人形たちがコミカルに動き回ります。
水上人形劇のチケットは、当日だと購入できないことも多いので事前予約がおすすめです。
1泊2日モデルコース|週末旅で楽しむハノイ
日本からハノイへは、LCC(格安航空)のべトジェットを使って気軽に行くことができます。飛行機の値段が高くなるお正月やお盆休みを避け、月曜日に半日有給をとり週末旅でハノイへ行くプランがおすすめです。
土曜日 :午前中の便でハノイへ、午後は市内観光(ホテル泊)
日曜日 :朝からハロン湾ツアーへ参加、深夜便で帰国(機内泊)
(月曜日):早朝に日本へ到着
※2泊3日が必要ですが、観光は1泊2日になります
1日目(土曜日)
バインミーを食べて腹ごしらえ
日本からの便は、お昼過ぎに着くことが多いです。昼食には遅く、夕食には早い時間帯なので、ベトナム風バケットサンド「バインミー」はいかがでしょうか。
ホテルにチェックインをし、荷物を置いたら、旧市街のバインミー人気店「バインミー25」へ行ってみましょう。店内での飲食も、テイクアウトも対応しています。英語ももちろん通じますし、パクチー(コリアンダー)を抜いてもらうこともできます。
地図を片手に旧市街&ホアンキエム湖散策

お腹がいっぱいになったら、地図を片手にハノイ旧市街を歩きまわりましょう。ハノイ旧市街は、「祭事物通り」「漢方薬通り」「手芸通り」など同業者が同じ通りに集まっています。
地図はこちらの記事からダウンロードしてくださいね。
バインミー25から南へ向かって歩いていくと、ホアンキエム湖にたどりつきます。
ハノイ大教会周辺で買い物&マッサージ
旧市街の観光を終えたら、ハノイ大教会周辺エリアへ徒歩で移動しましょう。大教会周辺には、ベトナム雑貨のお店やバラマキ土産購入に最適のスーパーが集まっています。
スーパーでは、インスタントのベトナムコーヒーやベトナム産のカシューナッツ、蓮茶などを買うことができますよ。
そして、気軽にフットマッサージを受けられる「ヴァンスアン」があるのもこのエリア。日々の疲れを格安マッサージで癒しましょう。
マッサージよりも観光重視の人は、この時間帯に水上人形劇を観劇してもよいかもしれません。
クアンアンゴンでの夕食
限られた時間の中で色々なベトナム料理を食べるならカジュアルレストランの「クアンアンゴン」がイチオシです。
ベトナム北部、中部、南部のベトナム料理が何でもそろっているので、食べたかったベトナム料理を全制覇しちゃいましょう。
人気店なので事前予約をして行った方がいいですよ。
ホアンキエム湖やハノイ大教会から少し距離があるので、タクシーやグラブ(配車アプリ)をうまく利用して移動しましょう。
ナイトマーケットで夜のハノイを楽しむ
ハノイのナイトマーケットは金、土、日の夜に開催されます。週末を利用してのハノイ旅行なら、ナイトマーケットも楽しむことができます。
ちょっとしたお土産や、格安の若者向けの洋服や靴、食べ歩きのファストフードの屋台などが、ホアンキエム湖からドンスアン市場までずらりと並びます。
2日目(日曜日)
ハロン湾クルーズに参加
2日目は終日、世界遺産のハロン湾を楽しみましょう。
旧市街・ホアンキエム湖エリアのホテルに宿泊している場合、ハノイ発のハロン湾ツアーは、英語ツアーでも、日本語ツアーでもガイドがホテルまで迎えに来てくれることがほとんどなので、安心です。
ハロン湾ツアーは船上ランチがついています。
また、ハロン湾クルーズは船に乗って景色を眺めるだけでなく、カヤックや鍾乳洞見学などのアクティビティが楽しめるのが魅力です。
JVTAの日本語6時間ツアーならフォーの夕食付
様々なハロン湾ツアーがあるのですが、週末旅行の方におすすめなのがJVTAのFUJI号です。
FUJI号のハロン湾ツアーにはフォーの夕食がついています。ハロン湾からの帰り道、高速道路のサービスエリアで食べるのですが、なかなか本格的な味で美味しいです。
そのまま空港へ!
通常はツアー終了後、宿泊ホテルまでバスで戻ることになるのですが、途中下車することもできます。
週末1泊2日旅におすすめなのは、イオンモールロンビエンでの降車です。ここで降りれば、ハノイ中心部まで戻るよりも早く空港へ向かうことができます。
1泊2日旅行の場合、荷物も少ないと思うので、荷物を持ってハロン湾ツアーに参加し、ハロン湾ツアー終了後はそのまま空港へ向かってしまいましょう。
イオンモールからタクシーやグラブ(配車アプリ)で空港へ向かいます。夕食付のJVTAのFUJI号のツアーは、追加料金(17ドル程度)を支払えば、ガイドさんが空港までの車の手配もしてくれます。
2泊3日モデルコース|はじめてのハノイなら2泊3日!
ハノイ旅行を満喫するなら、2泊3日がおすすめです。正直なところ1泊2日だと、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。初めてのハノイ旅行は2泊3日で予定を立ててみてはいかがでしょうか。
1日目 :午前中の便でハノイへ、午後は市内観光(ホテル泊)
2日目 :朝からハロン湾ツアーへ参加(ホテル泊)
3日目 :市内観光、深夜便で帰国(機内泊)
(4日目):早朝に日本へ到着
※3泊4日が必要ですが、観光は2泊3日になります
バインミーを食べて腹ごしらえ
日本からの便は、お昼過ぎに着くことが多いので、2泊3日のプランでも、1泊2日のプラン同様、昼食にはベトナム風バケットサンド「バインミー」がおすすめです。
バインミーの人気店「バインミー25」は、スムージーも充実しています。私のイチオシはアボカドのスムージー。濃厚だけれども甘すぎず、パンに合いますよ。
ホアンキエム湖と旧市街を散策

バインミーを食べたら、ハノイ旧市街を散策しながら、ハノイの空気を感じましょう。
旧市街にある東河門は隠れた写真スポットです。バイクや行商の人を入れて撮ると、ハノイらしい1枚を撮ることができます。
旧市街には「ドンスアン市場」という大きな市場もあります。観光客向けのお土産も売っていますが、小売り店への卸売りが中心です。時間がある人はドンスアン市場ものぞいてみてください。
地図はこちらの記事からダウンロードしてくださいね。
旧市街と合わせてホアンキエム湖もチェックしておきましょう。ホアンキエム湖はハノイのシンボル的な湖なので外せない観光地の一つです。
王道のフォーを食べる

ベトナムと言ったら、やはり「フォー」ですよね。夕飯は旧市街の名店「ザーチュエン バッダン」の牛肉フォーはどうでしょうか。
あっさりとしているのに深みのあるスープが体に染みわたり、これぞハノイの王道フォーという味です。
ただ、こちらは観光客が多いながらも、完全なローカル店です。ちょっと入る勇気がない…という人は、教会近くの「フォー10」の方が英語メニューがあって入りやすいですよ。
タヒエン通りでハノイの夜を楽しむ
ハノイは夜もエネルギッシュです。夜はホテルでゆっくりするのも良いですが、ハノイの飲み屋街「タヒエン通り」へ足を運んでみるのも面白いです。
地元の人、外国人観光客で毎晩、にぎわっていますよ。
お酒は飲まず、通りを歩いてみるだけでも、ハノイの雰囲気を感じ取れるはずですよ。
金・土・日の夜はナイトマーケットも開催されているので、ナイトマーケット散策もおすすめです。
ハロン湾クルーズに参加
2泊3日のハノイ旅行なら必ず世界遺産ハロン湾へ行きたいものです。
ハロン湾ツアーは英語ガイドのツアーと日本語ガイドのツアーがありますが、初めてのベトナム、初めてのハノイだったら、日本語ガイドのツアーがおすすめ。
バスの車内では、ガイドさんがベトナムの文化や生活習慣などについて話をしてくれることが多いのですが、日本語の方が内容がしっかり聞き取れますよね。
日本語ツアーは代金が少し高めなのが気になるところですが、イージーステイハノイのツアーなら1万円以下でハロン湾6時間クルーズが楽しめます。
カヤックをしたり、鍾乳洞を見学したり、ハロン湾を思う存分楽しみましょう。
夕食はローカル焼き肉にチャレンジ
2日目の夕食はちょっと変わったものにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
旧市街にある「スアンスアン」という焼肉屋さんは、地元の人々にも、観光客にも人気の焼き肉屋さんです。ハロン湾6時間クルーズが終わってハノイに戻ってくると、9時頃になってしまうのですが、スアンスアンの営業時刻は23時30分までで、予約も不要です。
スアンスアンでは、牛肉や豚肉の他に、ヤギ肉も食べることができますよ。
ローカル店だと注文するのにドキドキしてしまいますが、日本語メニューもあるので安心です。日本語が通じるわけではないので、指差し注文しましょう。
ホーチミン廟/タンロン遺跡/文廟

最終日の午前中は、ハノイの重要な歴史的建造物、「ホーチミン廟」「タンロン遺跡」「文廟」3か所を一気にまわります。

それぞれの場所が若干離れているので、徒歩ではなく、午前中でまわりきるためには車を使って移動するのがおすすめです。

1か所見終わるごとにタクシーやグラブ(配車アプリ)に乗る方法もありますが、効率よくまわるためには車を半日チャーターしてしまうのもアリです。
イージーステイハノイでは「半日専用車」も取り扱っていますよ。
昼食はハノイ名物ブンチャー
ハノイで食べてほしいベトナム料理の一つに「ブンチャー」があります。ブンチャーはハノイ名物で、米麺を焼肉が入ったつけ汁につけて食べるつけ麺料理です。
ハノイのブンチャーはどこで食べても美味しいのですが、旅の思い出に、オバマ元大統領が食べたお店「フォンリエン」で食べてみてはいかがでしょう。
オバマ大統領が実際に来た時の様子の写真と、そのとき使われた食器類が保存されています。
大教会周辺でショッピング
午後は、お土産タイムです。お土産を買うなら、やはりハノイ大教会周辺がイチオシです。

教会周辺にはお土産屋やスーパーが集まっています。バラマキ土産も、自分土産も、大切な人へのお土産も、何でもそろってしまいますよ。

北部山岳地帯の少数民族がつくった小物なども売っています。
大教会周辺はカフェも多いので、お土産探しに疲れたら一休みしてくださいね。
人気のマッサージ店、「ヴァンスアン」があるのもこのエリアなので、カフェではなく、フットマッサージで一休みしてもいいかもしれません。
トレインストリート(南側)で列車通過

2泊3日のハノイ旅行なら、トレインストリートで列車通過も見てみたいものです。
ただ、このトレインストリート、なかなか曲者で、時間帯によっては閉鎖されていることが多いのです。
2025年現在、日中はハノイ駅の北側よりも、ハノイ駅の南側のトレインストリートの方が、線路が解放されている可能性が高いです。
列車通過を見たい人は、南側のトレインストリートへ行ってみましょう。
すれすれのところで列車を見ることができます。
最新の列車通過時刻は国鉄HPから確認してください。
水上人形劇を鑑賞
ベトナムの伝統芸能「水上人形劇」も観ておきたいものの一つですよね。ベトナム伝統音楽に合わせて、かわいい人形たちが水の上をコミカルに動きまわります。
当日券は午前中に売り切れてしまうことが多いので、初日に窓口で購入しておくか、事前にネット購入しておくのがおすすめです。
ベトナム料理を食べつくす

最後の夜は、ベトナム料理レストランへ。
クアンアンゴンなら、お手頃価格で、北部から南部までのベトナム料理がそろっています。
旅行中、食べることができなかったベトナム料理を食べつくしてしまいましょう。
デザートにチェーも食べることができますよ。
3泊4日モデルコース|ニンビンorハロン湾船上泊
3泊4日の時間があれば、ハロン湾だけでなく、ニンビン(世界遺産「チャンアン複合景観」)にも行くことができます。また、ニンビンには行かず、ハロン湾観光を船上泊クルーズに変更するのもおすすめ。
2泊3日のモデルコースをアレンジした2種類の3泊4日モデルコースを紹介します。
1日目 :午前中の便でハノイへ、午後は市内観光(ホテル泊)
2日目 :ハロン湾船上泊 または ハロン湾日帰り
3日目 :ハロン湾船上泊 または ニンビン(チャンアン複合景観)
4日目 :市内観光、深夜便で帰国(機内泊)
(4日目):早朝に日本へ到着
※3泊4日が必要ですが、観光は2泊3日になります
ニンビン(チャンアン複合景観)ツアーを追加
ハノイ旅行中、ハロン湾とニンビンの2か所へ訪れるのは、3泊4日の王道モデルコースです。ニンビンは、ハロン湾と違った良さがありますよ。
1日目
- バインミーを食べて腹ごしらえ
- ホアンキエム湖と旧市街を散策
- 王道のフォーを食べる
- タヒエン通りでハノイの夜を楽しむ
2日目
- ハロン湾クルーズに参加
- 夕食はローカル焼き肉にチャレンジ
3日目
ニンビンツアーに参加
ハノイから行ける世界遺産として、ここ数年ハロン湾と並んで人気なのが「チャンアン複合景観」です。ニンビン省にあり、様々なスポットが集まって世界遺産となっています。
ハノイ発のツアーに参加すれば、1日で効率よく観光できますよ。ハロン湾ツアー同様、ホテルにガイドが迎えに来てくれます。

ニンビンツアーで必ず訪れるのが「古都ホアルー」です。ベトナム最初の王朝がこの地に建てられました。

そして、ツアーの目玉は小舟に乗っての川下り。ニンビンにも、ハロン湾でみられるような石灰岩の奇岩が多くあり、ボートに乗りながらその風景を眺めます。
川下りスポットは「チャンアン」と「タムコック」の2か所が有名で、ツアーではどちらかを訪れます。

そして、ニンビンツアーのもう一つの見どころはムア洞窟です。ムア洞窟という名前ですが、洞窟の横の岩山からの絶景が観光スポットとなっています。
夕食はベトナム風おこわ「ソイ」

夕食はハノイ旧市街にある人気のおこわ屋さんはいかがでしょうか。小さな器に入っているのでちょっと物足りない?・・・と、思いきや、実はボリューム満点です。
おこわの上に煮卵やパテなどお好みの具材をのせていただきます。
JVTATourismの「チャンアン・ホアルー・ムア洞窟ツアー」に参加すると、このソイイエンの食事が無料でついてきますよ。
3泊4日あると、フォーやバインミーと言った定番ベトナム料理以外にもチャレンジすることができますよね。
4日目
- ホーチミン廟/タンロン遺跡/文廟
- 昼食はハノイ名物ブンチャー
- 大教会周辺でショッピング
- トレインストリート(南側)で列車通過
- 水上人形劇
- ベトナム料理を食べつくす
日帰りハロン湾ツアーを船上泊に変更
色々な場所をまわるよりも、ゆっくり観光したい派なら、ハロン湾船上泊クルーズも検討してみてはいかがでしょうか。
1日目
- バインミーを食べて腹ごしらえ
- ホアンキエム湖と旧市街を散策
- 王道のフォーを食べる
- タヒエン通りでハノイの夜を楽しむ
2日目-3日目
ハロン湾船上泊クルーズツアーに参加
ハロン湾クルーズは、日帰りクルーズだけでなく船上泊クルーズもあります。船の上でリラックスした夜を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
船上泊クルーズでは、デッキでのんびり過ごす時間をたっぷりとることができます。
ベトナム料理のクッキングクラスなどが開催されることも。
大型の船上泊クルーズに乗ると、マッサージのサービスが別料金で受けられたりもします。
おしゃれカフェでコーヒータイム(3日目午後)
船上泊クルーズですが、船でランチを食べてすぐの下船になります。そのため、ハノイに戻ってくるのは15~16時頃。
ちょうどおやつの時間です。
観光もいいけれど、カフェでまったりするのも良いかもしれません。
マルゥは、最近人気のベトナム産カカオを使ったチョコレートショップ。
2階がカフェコーナーになっていて、チョコレートドリンクやチョコレートスイーツを店内で食べることができます。
1階でお土産も少し購入してしまいましょう。
ハノイ名物チャーカーの夕食
チャーカーは、日本人にはあまりなじみのないベトナム料理かもしれませんが、ハノイ名物の一つです。
ターメリックで味付けをした魚を炒め、香草(青ネギとディル)を加えて、ブン(米麺)と一緒にいただきます。
時間があるので、フォーやバインミー以外のベトナム料理にも色々チャレンジしてみてください。
4日目
- ホーチミン廟/タンロン遺跡/文廟
- 昼食はハノイ名物ブンチャー
- 大教会周辺でショッピング
- トレインストリート(南側)で列車通過
- 水上人形劇
- ベトナム料理を食べつくす
旅行タイプ別1日モデルコース3選
ハノイは、洗練されたおしゃれなカフェから、活気あふれるローカルな市場、歴史を感じる旧市街まで、多様な魅力が詰まった街です。
ここでは、「女子旅」「家族旅行(子連れ)」「バックパッカー旅行」という、異なる旅行タイプに特化した1日モデルコースを3つご紹介。あなただけのハノイ旅行プランを立て、忘れられない一日を過ごしましょう。
女子旅モデルコース|アオザイを着てカフェ&雑貨巡り
せっかくの女子旅なら、かわいくて特別な1日にしたい。アオザイを着て、壁画ストリートや線路沿いで写真撮影、隠れ家カフェでのんびり過ごし、おしゃれな雑貨やベトナム料理も楽しめる、女子にぴったりの1日モデルコースです。
ハンザ市場でアオザイレンタル

まずは今日1日をベトナムの民族衣装「アオザイ」で過ごすために、アオザイレンタルのお店へ。
お気に入りの1枚を選びましょう。
壁画ストリート&線路で写真撮影
アオザイを着たら、ハンザ市場からも歩いてすぐの壁画ストリートへ。
壁画の中に入り込んだ写真を撮って、SNSにさっそくアップ。
そして、そのままトレインストリートへ。線路での写真撮影は、色々なポーズで撮ると写真映えしますよ。
カフェが並ぶメインのトレインストリートは閉鎖されていることも多いのですが、ハノイ駅方面に歩いていけば、線路に入ることができます。
隠れ家カフェで女子トーク

ハノイにはたくさんのカフェがありますが、女子旅でチャレンジしてほしいのが隠れ家カフェ。
ハノイには、細い通路を入っていくようなカフェがたくさんあります。

そんなハノイの隠れ家カフェの一つ「ノラ」は、かなりフォトジェニックスポット。テラス席はカラフルな傘の屋根があります。
マーマイの家も写真スポット
ノラで一休みしたら、その隣にあるマーマイの家にも入ってみましょう。
ベトナムの伝統的な家屋が保存されていて、家の中はアオザイにも合う雰囲気です。
おしゃれベトナム料理

ランチはカフェで食べるベトナム料理はどうでしょうか。ノラに続いて、またまた隠れ家カフェ「ヒドゥン ジェム カフェ」です。
春巻きやバインミーなど5種のベトナム料理のセットが食べられます。

細い通路を入って行くと、どこもかしこも写真を撮りたくなるような素敵なカフェがあります。
大教会周辺で雑貨屋めぐり
午後はお待ちかねのショッピングです。そして、ショッピングと言えばハノイ大教会周辺です。
定番の刺繍小物はもちろん
ちょっとアーティスティックなおしゃれな雑貨まで色々なものがそろいます。
雑貨だけでなく人気のチョコレート店「マルゥ」も教会のそばにありますよ。
フルーツたっぷりローカルグルメ

女子旅でローカルフードにチャレンジするなら「ホアクアザム」というローカルスイーツはいかがでしょうか。
ベトナム語で、「ホアクア」は果物を意味し、「ザム」は潰すを意味します。色々な種類のフルーツをザムザムと潰しながら、氷やソフトクリームと混ぜていただきますよ。

「ホアベオ」のホアクアザムがおすすめです。
アオザイ返却&バッチャン焼きもチェック
夕方になったらアオザイを返却しに、ハンザ市場へ行きましょう。ハンザ市場には、ベトナム土産として人気のある「バッチャン焼き」が豊富にそろっています。
市場なので値段交渉しながらお買い物を楽しむことができますよ。簡単な日本語がわかるお店の人もいます。
おしゃれレストランでディナー

夕飯はちょっとおしゃれなベトナム料理のレストランへ。センテはコロニアル建築を改装したお店です。
モダンなベトナム料理を食べることができますよ。ローカルなベトナム料理もいいけれど、旅行中1度は素敵な雰囲気のお店で食事をしたいですよね。
おまけ:女子旅にイチオシのハロン湾ツアー
お手頃価格なのにラグジュアリー感のあるハロン湾ツアーです。船上でベトナム伝統音楽の生演奏が聴けるのもポイント。
子連れモデルコース|家族で安心&ゆったり観光
小さなお子さんがいても、ハノイ観光は安心して楽しめます。
このモデルコースでは、子どもも大人も興味を持てるスポットをゆったりと巡ります。
ベトナム民俗学博物館で文化体験
ハノイ観光のスタートは、「ベトナム民俗学博物館」から。中心部から少し離れているので、タクシーやグラブ(配車アプリ)で行きましょう。
ベトナム各地の民族衣装や生活の道具が展示されていて、子どもでもわかりやすくベトナムの文化や生活様式を学ぶことができます。
屋外展示には、いくつかの民族の本物の住居があり、実際に中に入ることもできます。「見る」だけではなく、「体感」できる博物館です。
お土産はハノイ商店でパパっと購入
民俗学博物館から中心部に戻る際に立ち寄ってほしいのが、お土産屋さんの「ハノイ商店」。
子どもがいると、なかなかたくさんのお店をまわれませんよね。
そこで便利なのがハノイ商店。ハノイ商店には、コーヒーやドライフルーツ、ナッツ類といった食べ物から雑貨まで、日本人が探しているありとあらゆるベトナム土産がそろっています。
バッチャン焼きも市場より値段は少し高いかもしれませんが、質のよいものが並んでいますよ。
旧市街の人気店で指差し注文に挑戦
ランチは色々なおかずを指差し注文できるお店「ニューデイ」へ行ってみましょう。メニューからも注文できますが、並んだおかずを見ながら、「これ」「これ」…と指差し注文できる体験は子どもも喜ぶはず。
ローカルな雰囲気を味わいながら、清潔感のある店内で安心して食事ができるので、子連れのファミリーにも人気のお店です。
シクロに乗って旧市街めぐり
午後は、シクロに乗って旧市街めぐり。
バイクが多いハノイの街でも、シクロなら安心。子どもと並んで座れるので、家族一緒に楽しめます。
旧市街の喧騒を眺めながら、心地よい風を感じてみてください。
トレインストリートでドキドキ体験
トレインストリートでは、列車の通過を線路すれすれのところで見ることができます。家族みんなでテンション上がること間違いなしですよ。電車の来る時間をチェックしてから行きましょう。少し早めに行って、カフェの良い席を確保してくださいね。
ハノイ駅の北側のトレインストリートは、日中は閉鎖されていることが多いので、南側がおすすめです。
水上人形劇を鑑賞
お子さんとの一緒の旅行なら水上人形劇の鑑賞もスケジュールに盛り込みたいものです。ベトナム語での上演ですが、動きを観ているだけでも十分に楽しめます。
クアンアンゴンでの夕食
夕飯はオープンキッチンが並ぶ「クアンアンゴン」がおすすめです。様々なベトナム料理を実際に作っている様子を見ることができます。
色々な料理があるので、家族で食べたいものが異なっても安心です。
おまけ:子連れ旅にイチオシのハロン湾ツアー
小さな子どもがいるなら、6時間クルーズより4時間クルーズがおすすめ。6時間クルーズだと混雑している可能性が高く、また景色を眺める時間が長いので飽きてしまうかも。
バックパッカー向けモデルコース|安くて自由な旅を
限られた旅費でも、ハノイなら濃い1日が楽しめます。ローカル気分でバスに乗り、地元のグルメをつまみ、ビールで乾杯。「これぞハノイ!」と思える体験を詰め込みました。
路線バスに乗ってバッチャン村へ
旅のスタートは、ハノイ市内から47Aのローカルバスで40分ほどのバッチャン村。
ローカルバスに乗っていくことで、ハノイのリアルな空気を感じ取れます。ちなみに、バスの運賃はたったの1万ドン(約55円)です。
バッチャン村というと、バッチャン焼きと呼ばれるベトナムの焼き物を買いに行く人が多い印象ですが、実は、作っているところを見たり、細い路地を歩いたりと、買い物をしなくても意外と楽しめます。
また、村を歩けば格安の掘り出し物が見つかるかも。写真の赤い看板「10K」とは10,000ドンのこと、約55円です。
ドンスアン市場のローカルグルメ屋台
ハノイに戻って来たら、昼食はドンスアン市場の脇にある屋台通りで、ローカルフードにチャレンジしてみましょう。

3万~5万ドン(約165~275円)ほどで、ベトナムの本場の味を楽しめます。
ドンスアン市場の裏手からロンビエン橋へ
お腹がいっぱいになったら、ドンスアン市場の裏手へまわってみましょう。ドンスアン市場の建物内も面白いですが、さらに見ごたえがあるのは場外です。食べ物を中心とした路上市場が広がっていて、ハノイの活気を感じられますよ。
市場の裏手から歩いてすぐの場所に、フランス統治時代に建設された鉄橋「ロンビエン橋」もあります。今も列車が走る現役の鉄橋ですよ。
歩道もあるので、徒歩で渡ってみましょう。列車が通過する姿を見られたらラッキー。
線路沿いのビアホイ
ハノイというと線路沿いにカフェが並ぶトレインストリートが有名ですが、ちょっとディープに楽しむなら、現地の人のための飲み屋(ビアホイ)から鉄道通過を眺めるのがおすすめです。
ハノイ駅のすぐそばに2件ほどビアホイがあるので、そこで列車通過を待機しましょう。ビールは1杯1万ドン(約55円)ほどです。
列車の通過時刻は公式サイトで確認してくださいね。
タヒエン通りで楽しむ夜
夜は、バックパッカーや地元の若者たちが集う「タヒエン通り」へ。この通りでは、思い思いの夜を過ごす人々で、毎晩にぎわいます。友達ができたらそのまま深夜まで…なんて自由な過ごし方も、バックパッカーの特権です。
ハノイの超主要観光スポット
モデルコースで出てきた主要な観光スポットがどんなところか、チェックしておきましょう。
ホアンキエム湖
ハノイ観光の中心とも言える美しい湖で、早朝から夜まで、1日を通して地元民と観光客でにぎわうスポット。湖中央には「亀の塔(タップルア)」が建ち、徒歩で渡れる「赤い橋(ザック橋)」を渡ると玉山祠にも立ち寄れます。旧市街とのアクセスも良く、街歩きの起点にぴったりです。
ハノイ旧市街

ハノイ旧市街はベトナムらしい活気が感じられる歴史あるエリアで、業種ごとの通りが残っているのが特徴です。また、飲食店やカフェ、雑貨店、ホテルなども立ち並び、観光地的要素も盛りだくさんです。ハノイを訪れたら、一度はめぐってみたい場所の一つです。
ハノイ大教会とその周辺
1890年代に建てられたゴシック様式の教会で、「ハノイのノートルダム」とも呼ばれる存在。フォトジェニックな外観が印象的です。
また、周辺には雰囲気のよいカフェや雑貨店が点在しており、女子旅やカップルにも人気。ホアンキエム湖から徒歩圏内で、街歩きの途中に立ち寄りやすいスポットです。
ホーチミン廟/タンロン遺跡/文廟

ハノイの歴史と文化を感じるならこの「ホーチミン廟」「タンロン遺跡」「文廟」の3つ。
ホーチミン廟はベトナム建国の父・ホーチミンが眠る荘厳な施設です。

タンロン遺跡は1000年の都の歴史が息づく世界遺産。

文廟はベトナム最古の大学として知られ、学問の神様を祀る静かな名所。
3か所とも旧市街やホアンキエム湖から少し離れているので、まとめて観光するのが効率的です。
水上人形劇
ベトナム北部に伝わる伝統芸能で、農村の水田文化を舞台にしたユニークな人形劇。カラフルな人形たちが水の上で踊り、歌と民族楽器の生演奏が物語を盛り上げます。言葉がわからなくても楽しめるので、観光客にも人気。
トレインストリート
生活道路と線路が一体となった細道に、列車が通るたびに非日常の光景が広がるフォトスポット。線路沿いのカフェでは、コーヒーを片手に鉄道の迫力を間近で体感できます。現在は安全対策のため立ち入りが制限されているエリアもあります。
ハロン湾
ハノイから車で約2.5時間。大小2000以上の奇岩が海に浮かぶ絶景が広がる、世界遺産の湾。日帰りクルーズでも十分に楽しめますが、時間があるなら船上泊で幻想的な夕暮れや朝もやの中のクルーズ体験も。鍾乳洞やカヤック体験など、自然と触れ合うアクティビティも豊富です。
自分に合った旅行プランを立てよう!
ハノイ旅行と一口に言っても、滞在日数や旅のスタイルによって、楽しみ方はさまざま。この記事では、半日から3泊4日までのモデルコースと、女子旅・子連れ・バックパッカー向けなどタイプ別のコースをご紹介しました。
「何を優先したいか」「どんな風に過ごしたいか」をイメージすることで、旅の満足度はぐっと高まります。
あなたにぴったりのモデルコースを見つけて、ハノイでの時間を思いきり楽しんでください!
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この記事を書いている人【ざわわ(1983年生)】
旅行をきっかけにベトナムにはまる。日本人宿イージーステイハノイのスタッフとして、ベトナム・ハノイに約6年在住。宿休業と結婚を機に、日本へ帰国。
現在は、年に数回ベトナムで取材を行い、当サイトEZ STAY Hanoiを管理している。