夏休みにベトナム・ハノイ旅行を計画中の皆さん、どんな服装をしていけばよいか、悩みますよね。この記事では、8月のハノイの天気と服装について、実際の写真とともに紹介していきます。
8月のハノイの天気
8月のハノイの平均最高気温は32度、平均最低気温は26度ほどです。また、ハノイは年間を通して湿度が高いのですが、8月も当然湿度が高く、非常に蒸し暑いです。
しかしながら、最近は日本の夏もかなり蒸し暑く、厳しいですよね。お盆休みにハノイに来られる人の中には、「あれ、日本の方が暑いかも?」という感想を持つ人も少なくありません。
スコールのような雨も、しばしば降りますが、ホーチミンやバンコクなどの雨季でみられるような、バケツの水をこぼしたような雨が毎日あるわけではありません。日本でも夏に、「ゲリラ豪雨」と呼ばれる一時的な激しい雨が降りますが、どちらかというと、それに似ています。
晴れの日も意外と多いので、8月は全くハノイ観光に向かないというわけではありません。ベストシーズンは春や秋ですが、冬のお正月休みよりも夏のお盆休みの方がハノイ観光には適していると個人的には思います。
8月の平均最高気温 | |
ハノイ | 32度 |
東京 | 31度 |
8月の平均最低気温 | |
ハノイ | 26度 |
東京 | 23度 |
8月の降水量 | |
ハノイ | 318mm |
東京 | 113mm |
8月の湿度 | |
ハノイ | 82% |
東京 | 73% |
参考:Global Market Surfer 「ハノイ」及び東京の最高最低気温・降水量・降水日数・湿度
8月のハノイの服装
8月はもしかすると、1年の中で、もっとも服装に迷わなくてよい月かもしれません。というのも、降水量は多いものの、ハノイの8月の天気は日本の8月の天気とほぼ同じと言えるからです。
実際の服装
過去に8月に撮影した写真から、服装がわかるものを集めてみました。服装の参考にしてください。
日本人宿で撮影した写真です。
日本で8月に着ている服装と同じですよね。夏の定番アイテムである、Tシャツとハーフパンツや、風通しのよいワンピースなどを用意するのがよいでしょう。
ハロン湾へ行かれる方も多いかと思います。ハロン湾へは動きやすい服装で行くのがおすすめです。また、写真では帽子をかぶっている人が少ないですが、日差しが強い日もあるので、帽子があった方がいいでしょう。
また、ハロン湾でカヤックをする予定のある方は濡れる可能性があります。濡れてもよい服や乾きやすい服で行くか、着替えを持っていくとよいと思います。足元も濡れる可能性があるので、サンダルで行くのがいいかもしれません。
6時間クルーズや船上泊クルーズの場合、海水浴もできるので、泳ぎたい人は水着も持参してください。
夏用の薄手のカーディガンを着ていても暑くない日もあります。女性はとくに、冷房対策や日焼け対策も兼ねて、薄手の羽織物は1枚持っていきたいものです。
夏は、サパやハザンなど、ベトナム北部の山間部に行かれる方もいるかもしれませんよね。
山間部は、若干、涼しいので、半袖1枚で行くのは少し心許ないかもしれません。日中は半袖で問題ありませんが、朝と夜用に薄手のパーカーなどを用意してください。とくに、サパにあるベトナム最高峰ファンシーパン山に登られる方は、長袖が必要です。
また、サパでトレッキングを予定している方は、洋服以上に靴に注意が必要です。朝、雨が降ったり、霧が出たりするので、山道は地面がぬかるんでいる可能性が高いです。滑りにくく、かつ、洗える靴がベストですが、スニーカーで行き、ぬかるみにはまったときの予備としてサンダルを持っていってもいいかもしれません。
私は、底がすり減って滑り止めがなくなってしまったサンダルで行き、大失敗しました。
私ならこの服を持っていく!
それでは、実際にハノイ旅行へ行くとしたら、どんな服を持っていったらよいのでしょうか。私が実際に旅行に行くなら、「これだけあれば大丈夫!」というものを考えてみました。
【持っていくもの】
- Tシャツ…3枚
- タンクトップ…2枚(下着も兼ねて)
- スポーツブラ(水着としても使用)…1枚
- 普通のハーフパンツ…1枚
- 水に濡れてもOKなハーフパンツ…1枚
- パジャマ用ショートパンツ…1枚
【着ていくもの】
- ワンピース
- カーディガン
- サンダル
これに加えて、あとは下着が必要な分だけですね。
ホテルや街中のランドリーサービスを利用すれば、これだけの服があれば、1週間でも2週間でも、滞在可能だと思います。リュック1つで旅ができますよ。
8月の天気と服装の注意点
8月は意外とおすすめシーズン
ハノイのベストシーズンを検索すると、8月はベストシーズンから外れていることがほとんどです。確かに、ベストとは言いにくいかもしれませんが、8月もなかなか良い時期だと思います。
ハロン湾へ行く人が多いと思うのですが、海水浴やカヤックを思い切り楽しむことができますし、サパなど水田が広がるエリアへ行けば、青々とした田んぼが美しい季節です。雨は多いですが、濡れても寒くありません。
少なくとも、冬休みと夏休み、どちらがおすすめシーズンかと言えば、夏休みです。冬は乾季だと言われますが、曇り空で寒い日が続きます。
寺院やホーチミン廟での服装
夏は肌を見せる服装をすることも多くなりがちですが、ハノイ観光では注意する必要があります。寺院やホーチミン廟をはじめとする廟へ行く際は、半袖&ハーフパンツ程度にとどめておきましょう。タンクトップやショートパンツは、あまりおすすめしません。
帝廟がある古都ホアルーへ行ったときに、うっかりショートパンツで行ってしまいました。入口で巻きスカートを貸してもらうことができましたが、ホアルーに限らず、廟や寺院へ行く際は、膝丈より長いボトムスで行くのが、マナーとして正解だと思います。
混んでいるときなどは、巻きスカートなしで、短い丈のまま、中に入場できることもあると思うのですが、マナーを守った方が、気持ちよく観光できますよね。
とくに故ホーチミン主席が眠る、ホーチミン廟はベトナム人にとってもっとも重要な場所です。アオザイを着て来る人もいるくらいです。Tシャツとハーフパンツ、デニム素材などでも問題ないので、体を出し過ぎない格好で行った方が良いでしょう。
雨対策
ホーチミンやバンコクでよくみられる日本ではありえないような激しい雨は降りませんが、一時的な強い雨はよく降ります。雨を意識した服装が良いと思います。
しかし、雨具は日本から持っていく必要はないと思います。
ハノイ現地で1万ドン(約60円)くらいで使い捨てのレインコートが購入可能です。街中のいたるところで売っているので、到着したら1個買っておいてもよいかもしれません。ツアー参加中に雨が降ってきたときなど、すぐに買えないので1つ常備しておくと便利です。
また、足元は動きやすい、足首が固定されたサンダルなどがおすすめです。
ホーチミンと天気は異なる
8月に限ったことではありませんが、「過去にホーチミンやダナン、フエに行ったことがあるから、ベトナムの天気はわかっている!」と思わないでください。
ベトナムは、北部(ハノイなど)、中部(フエやダナンなど)、南部(ホーチミンなど)の3つのエリアによって、大きく天候は異なります。
2回目、3回目のベトナムでも、違う地方へ行くときは、その地方の天候を調べてから出かけましょう。ハノイでは、雨季だからと言って、スコールを心配し過ぎる必要はありませんよ。