ホーチミン発メコン川ツアー徹底解説!日本語ガイド&49ドルで安心

ホーチミン旅行のプランを考えている皆さん、買い物やグルメも良いけれど、1日はベトナムの大自然に触れてみたくはありませんか。

ホーチミンはベトナム最大の商業都市ですが、車を2時間弱走らせれば、東南アジアを代表する大河「メコン川」を訪れることができます。

2024年8月、私はホーチミン発の日本語ガイド付きメコン川クルーズツアーに参加してきました。この記事では、メコン川クルーズツアーについて、実際の様子を交え、徹底解説していきます。

メコン川とは

メコン川

メコン川は、中国のチベット高原を源流とし、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、そして最終地点ベトナムの6か国を結ぶ川です。その全長はなんと約4000km!日本の全長は約3000kmなので、日本がすっぽり入ってしまうサイズ感です。

メコン川は東南アジア最大の河川です。

メコン川というと茶色い色が印象的ですが、これは汚染によるものではありません。泥や土を含んでいるため、茶色く見えるのです。この土は養分がたっぷり含まれており、ベトナム南部の肥沃な大地を生み出しています。

メコン川がベトナムに到達すると、川は海に向かっていくつもに分かれていきます。ベトナムでは、「クーロン(Cửu Long)」とメコン川のことを呼ぶのですが、漢字で書くと「九龍」。これは、メコン川が枝分かれし、まるで九匹の龍のように見えるからです。

メコン川への行き方

Futa Bus バス乗り場

メコン川はベトナム南部のいくつもの街を流れています。

ホーチミンから日帰りでメコン川クルーズを楽しむ場合、その中のミトーという街へ向かいます。

ミトーはホーチミンから約70km、車で1時間30分から2時間ほどのところにあります。


Googleマップ
ベンタイン市場からメコン川クルーズの港まで

ホーチミンからミトーへはバスで行くことができます。

複数のバス会社が運行していますが、チケット代は片道10万ドン(約600円)前後です。Futa Bus(南部最大手のバス会社)などのバス会社オフィスに行けば、チケットを購入することができます。

また、お金はかかりますが、車をチャーターしたり、タクシーやグラブを使ったりして行くことも可能です。グラブで費用を検索してみましたが、片道80万ドン(約4800円)ほどでした。

※グラブ(Grab)…東南アジアの配車アプリ

ミトーへ行ってメコン川を眺めるだけだったら、値段が安いバスを利用するのも、選択肢の一つです。

しかし、メコン川へ行く目的は、メコン川クルーズですよね。メコン川で船に乗るのであれば、ホーチミンからのツアーに参加するのがベストな選択肢だと思います。

ミトーの旅行会社

というのも安いバスでミトーへ行ったとしても、船に乗るためには、現地へ行ってから、船を手配したり、現地のツアーに参加したりしなければなりません。ミトーの船着き場へ、実際に個人で行ってみたのですが、一人参加の場合、60万ドン(約3600円)からが平均的な価格のようです。

ホーチミン発のメコン川クルーズツアーは、英語ツアーなら3000円ほどからあり、ネットで事前予約したり、現地の旅行会社やホテルで予約したりすることができます。

日本語ツアーがおすすめな理由

ホーチミン発の日帰りメコン川ツアーは大別すると、ベトナム人向けの「ベトナム語ツアー」、外国人向けの「英語ツアー」と、その他「各言語のツアー」の3種類です。

日本人の私たちが検討するのは、英語ツアーか日本語ツアーですね。

料金を比較すると、英語ツアーは約3000円~、日本語ツアーは約7000円~と、かなり違い、安さを求めるなら、英語ツアー一択です。

しかし、実際に参加してみて、日本語ツアーを利用するのも、かなりおすすめだと思いました。私は、以前、英語ツアーにも参加したことがあるのですが、4000円分の値段の差の価値はある気がします。

メコン川クルーズは日本語ガイド付きのツアーがすすめな理由を、4つにまとめてみました。

おすすめ①…とにかく安心

海外で日本語ツアーを選ぶ1番の理由は、やはり安心感ですよね。

当然ながら、英語ツアーに参加した場合、集合時刻など、英語で聞き取らなければなりません。日本語ガイドがいるツアーなら、リラックスして参加することができます。

ガイドさんの日本語力をチェックしてみてください。

おすすめ②…ベトナム豆知識を学べる

集合時刻を聞き取る程度の英語は問題ないけれど、地理や歴史など専門的な話になると、難しい単語がわからないという方、多いのではないでしょうか。私もその一人です。

日本語ガイドなら、バスの中でガイドが話す、ベトナムに関する様々な豆知識を100%を理解することができます。

おすすめ③…時間を守る参加者

みなさんご存知の通り、日本人は他国の人より、時間を守る傾向があります。

時間に対する感覚は、文化や習慣の違いなので、しょうがないことではあるのですが、英語グループには様々な国の人が参加します。時間を守らない人が多いグループに運悪く当たってしまうと、スケジュールがどんどん遅れていってしまいます。

日本人は時間を守る人が多いので、その心配はほとんど不要です。

おすすめ④…参加者と親しくなれる

英語ツアーでも他の参加者と親しくなることはあります。しかし、多くの日本人は、日本語だとより深い話ができるのではないでしょうか。日本語で話ができると、より親しくなれるように個人的には感じます。

私が日本語メコン川ツアーに参加したときは、ホーチミンに戻ってきた後、人数が少なかったこともあって、全員でカフェへ行きました。

日本語メコン川ツアーの内容&料金比較

さて、日本語ツアーに参加すると決めても、複数の会社がツアーを催行しているので、どのツアーに申し込んだらいいか、迷ってしまいますよね。

そこで、日本の大手旅行会社と今回参加したTNKトラベルの料金と内容を比較してみることにしました。

ツアー会社名 料金 主な内容
JTB 10,863円 果樹の見学とフルーツの試食、ココナッツキャンディーやココナッツの殻を使った工芸品作りなどを見学、ジャングルクルーズ、昼食
HIS 10,250円 果樹園にてフルーツの試食と、伝統音楽鑑賞、ココナッツキャンディ工房見学、ハチミツ工房見学、手漕ぎボートに乗り、ジャングルクルーズ、昼食
TNKトラベルJAPAN 49ドル ココナッツキャンディー工場、ハチミツ農園の見学、蛇との触れ合い、手漕ぎボート、永長寺

※2024年9月調べ

まず、TNKトラベルの49ドルですが、1ドル145円で計算すると7,105円になります。約3000円違うので、かなりお得感がありますよね。

ただ、TNKトラベルのツアーは人数が少ないと英語ツアーとの混載ツアーになることがあるようです。一台のバスに英語ガイドと日本語ガイド、二人のガイドが乗り込むツアーです。

内容は各社のHPから引用しました。これを見ると内容がそれぞれ異なり、HISのツアーがもっとも充実しているように読み取れるのですが、おそらくどのツアーで行っても、することは似たり寄ったりです。

現地に行ってみるとわかるのですが、「①手漕ぎボート、②ココナツキャンディー工場、③ハチミツ農園、④伝統音楽を聞きながらのフルーツ試食、⑤蛇との触れ合い」、この5つがセットになった観光ルートが用意されているのです。

TNKトラベルのツアーはHP上には、フルーツの試食の記載がありません。しかし、実際のツアーでは、伝統音楽を聞きながら美味しい南国の果物をいただきました。

ちなみに蛇との触れ合いは、希望者だけですよ。見ているだけでもOKでした。

JTBやHISのツアーに実際に参加していないので、何とも言えないのですが、TNKトラベルのツアーは、日本語ツアーとしては格安ながら、なかなか充実していましたよ。

TNKメコンデルタ日帰りツアーの概要

料金と支払い方法

49ドル(約7000円)/クレジットカード払い
※TNKトラベルJAPAN公式HPより

  • TNKトラベルJAPAN以外の、予約サイトで予約すると、ペイペイ払いやコンビニ払いに対応していることもあります。

スケジュール

出発時刻の目安:7:30
終了時刻の目安:17:00

07:30 TNKトラベルオフィス(90 Bùi Viện) または ホテルにピックアップ
8:00 全員をピックアップ後、メコンデルタに向けてホーチミンを出発
メコンデルタに到着後、ボートに乗船
12:00 昼食(メコンデルタ名物エレファントイヤーフィッシュ 他)
ココナッツキャンディー工場の見学
ハチミツ農園の見学
蛇との触れ合い
手漕ぎボート
15:00 永長寺見学
17:00 ホーチミン市内に到着
TNKトラベルオフィスにて解散

※スケジュールは変更になることがあります。

ホーチミン発メコン川ツアー体験記

さぁ、ここからは実際のメコン川ツアーの様子を紹介していきたいと思います。2024年8月参加の最新情報です。

この体験記では、メコン川クルーズツアーの様子を徹底解説していくので、ちょっと長くなってしまいますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

オフィス集合&ホテルにピックアップ

TNKトラベルのツアーは、オフィス前集合とホテルピックアップがあります。私は、オフィスの近くのホテルに泊まっていたので、オフィス前に7時20分に集合でした。

TNKトラベルのオフィスはブイビエン通りという、ベトナム最大の旅人街にあります。この通りは大型のバーが多数並び、夜はものすごくにぎやかになりますよ。朝は静かでしたけどね。


TNKトラベルGoogleマップ

ホテルへのピックアップがあるのは、主に1区の主要な通りにあるホテルです。

ピックアップのあるホテル一覧
【以下の通りにあるホテル】
ドンコイ(Dong Khoi)通り、グエンフエ(Nguyen Hue)通り、ドンユー(Dong Du)通り、マックティブイ(Mac Thi Buoi)通り、ハイバーチュン(Hai Ba Trung)通り、ティーサック(Thi Sach)通り、タイバンルン(Thai Van Lung)通り、トンドゥックタン(Ton Duc Thang)通り
※ハイバーチュン(Hai Ba Trung)通りはインターコンチネンタルまでの1区に限る
【上記以外の通りにあるが、ピックアップ有のホテル】
ニューワールドホテル、サイゴンロイヤルホテル、スカイガーデン(1区)、ノーフォークマンション、シルバーランドサキョウ、東屋(レタントン)
※2024年9月の情報です。旅行前にTNKトラベルのHPを確認してください。

ツアーの車が7時20分ちょうどにやってきました。ガイドのドゥックさんとともに乗り込みます。

車は16席のバンタイプでしたが、人数によってバスのサイズは変わるそうです。今回の参加者は、私を含めて5人でした。

5人とも日本人なので、ピックアップはとてもスムーズ。日本人は集合時刻を守りますからね。

全員のピックアップが終わると、ペットボトルのお水が配られ、ガイドさんの話がスタートです。

写真はベトナムのお金の単位「ドン」の説明をしているところです。ドンとは「銅」の意味で、昔、銅銭が使われいたことから、通貨の単位がドンとなったそうです。

現在、ベトナムでは少額でも紙幣が使われているのですが、なかなかお目にかからない、硬貨を見せてくれました。

ドゥックさんはベテランガイドさんで、日本語が上手なだけでなく、話がとても面白かったです。

永長寺(ビンチャン寺)の見学

9時20分頃、永長寺というお寺に到着しました。

天候によっては、今回はメコン川へ行く前に立ち寄りましたが、メコン川へ行った後に寄ることもあるそうです。

お寺の門をくぐると、アジアとヨーロッパの建築様式が調和されたエキゾチックな本堂が姿を現します。ベトナムの首都、ハノイの中国風のお寺とは異なる雰囲気で、ベトナムの文化の多様性を感じることができました。

にっこりスマイルの弥勒菩薩と蓮の花が絵になります。

なんだか、ドゥックさんに似ている気が…。

柱の装飾なども、思わずじっくり見てしまいました。

そうそう、お寺のトイレはけっこうきれいでしたよ。

船着き場に到着

10時前に船着き場に到着しました。お寺と船着き場は近いです。

ミトーの船着き場は、古い船着き場と新しい船着き場があるのですが、どうやら新しいところから船に乗るみたいです。

予想以上にきれいな船着き場でした。

そして、船着き場の建物の先には・・・

メコン川!

日本では見ることのできないような景色が目の前に広がっています。

ガイドのドゥックさんに案内され、クルーズ船に乗り込みます。

船に乗り込んだらライフジャケットを着て、いざ出航です。

ミトーの街を流れるメコン川ですが、ミトー周辺には4つの島があります。

  • トイソン島(ユニコーン島)
  • フン島(フェニックス島)
  • ロン島(ドラゴン島)
  • クーイ島(トータス島)

船に乗っていると島が見えますよ。

4つの中でもっとも大きな島、トイソン島へ行き、手漕ぎボートなどのアクティビティを体験するツアーが多いのですが、TNKトラベルのツアーは、まずは対岸の街、ベンチェーへと向かいます。

20分くらいメコン川の風景を楽しんだら、対岸のベンチェーが見えてきました。

ココナツキャンディー工場に向かう

ベンチェーに到着したら、まずはココナツキャンディー工場に向かいます。

「あ、バナナ!」

みなさん、バナナは見つかりましたか。写真、中央にバナナがなっています。

そして、ここでドゥックさんからのバナナ豆知識。「みなさん、バナナはどうやって種をまくか知っていますか」と、ドゥックさん。考える、私たち。

答えは、バナナは種で増えるのではなく、地下茎で増えるのだそうです。まるでタケノコのようですね。

こういう話が、日本語だと100%理解できるんでからいいんですよね。

ココナツキャンディー工場に着くと、ドゥックさんがココナツの実を割ってくれました。

「ココナツの顔だよ~」

ココナツミルクも飲ませてもらいました。スーパーで売られている缶詰のココナツミルクにはない、フレッシュな感じが、するような、しないような。

工場では実際に作業が行われています。

もちろん、キャンディーの試食も。

さらに、お酒の試飲も。

ココナツのお酒ではなく、あるもののお酒です。

ちょっとびっくりするものですよ。

かわいい、かわいい、トカゲちゃんたちのお酒です。

トカゲや蛇をつけたお酒を試飲させてもらいました。もちろん、希望者だけなので、ちょっと苦手だな、と思った人は断っても問題ありません。でも、これもまた旅の経験ですよね。

そうそう、ここでココナツキャンディーのお土産も買いました。3万ドン(約180円)のコーヒー風味のキャンディーです。実は、今、そのキャンディーをなめながら、この記事を書いています。

日本人に人気のお土産、ココナツクラッカーも売っていました。メコン川ツアーに参加したついでに、日本へのお土産も買ってしまうのがいいかもしれません。

中くらいのボート

ココナツキャンディー工場の見学を終えたら、再び船に乗り込みます。

本日、2回目の船です。

実はこの船があるツアーは多くないそうですよ。ミトーの街から乗る大きな船と手漕ぎボートしか、乗らないツアーがほとんどなのだとか。

しかし、TNKトラベルのツアーは、大きな船、この中くらいの船、手漕ぎボートの3種類を体験することができます。メコン川クルーズというのだから、やはり、船にはたくさん乗りたいですよね。

ドゥックさんが、参加者それぞれの写真を撮ってくれました。

なんと素敵な写真なんでしょう。

私は写真に撮られるのが苦手で、目をつぶってしまうことが多いのですが、ばっちり笑顔。背景もいい感じ。

ガイドのドゥックさん、トークだけでなく、写真撮影の腕前もプロだったとは!

他の参加者のみなさんも、ザ・メコン川的な写真に大満足のようでしたよ。

ジャングルクルーズへGO!

先ほど乗った中くらいの船でも、十分ジャングルクルーズ感を楽しめたと思うのですが、次はもっと小さな手漕ぎボートに乗ります。

レストランに併設して、手漕ぎボートの船着き場があるのですが、このレストランエリアには、ちょっとした見どころがいくつかあります。

なぜかナマズの餌やり体験。

餌を与えると、一斉に口を開きます。数が半端ないですよね。

続いて、蛇を見ました。こちらは、あまり迫力もなく、大したことがないかと思いきや、ドゥックさんが何かを手にもっていました。

脱皮した蛇の抜け殻を触らせてくれました。

毎回もらえるのかどうかはわかりませんが、少しずつ抜け殻のかけらをもらいましたよ。お財布に入れて、「お金持ちになれますように!」と願かけ。

さらに、ワニもいます。

今回、私たちはワニ釣りはしませんでしたが、ワニ釣りもできるみたいです。お金は別にかかりますが。

そして、ベトナムのたこ焼きのような食べ物「バインコット」の試食。油をたっぷり使って揚げるような感じで焼いているので、「銀だこ」のような仕上がりです。

なんだか、10分ばかりの間に色々な体験をしてしまいました。

そして、ようやく、このツアーのメインイベントとも言えるジャングルクルーズです。手漕ぎボートは小さいので2~3人一組で乗りました。

黒木華さんに似ているかわいいお姉さんがボートを漕いでくれました。

ヤシの木のトンネルを抜けていきます。と言っても、これは普通のヤシの木ではなく、ニッパヤシというヤシの木。ウォーターココナツとも呼ばれます。

ニッパヤシの実がすぐそこに。独特な形をしていますよね。

船着き場に戻ってくると、待っていたドゥックさんが、また写真を撮ってくれました。

ちなみにボートの船頭のお姉さんから、チップを要求されることはありませんでした。以前は、「チップ、チップ」と船頭さんが盛んに言ってきたような気がするのですが、最近のベトナムは、こういう場所のスタッフの教育がしっかりしてきているように思います。

サイクリングも

そろそろご飯かな?と思ったら、今度は自転車に乗るそうです。今回は全員、自転車に乗りましたが、希望者が乗ります。

自転車はTNKトラベルが所有する自転車でした。TNKトラベルの英語ツアーのお客さんもこの自転車を使用します。

ドゥックさんを先頭に、一列になってサイクリングに出発。田舎道をサイクリングしました。

そして、またまた、写真タイム。

景色のいいところでストップし、ドゥックさんが写真を撮ってくれました。一人で旅行していると、なかなか自分の写真って撮る機会がないと思うのですが、旅の思い出がどんどん増えていきます。

ランチは象耳魚

サイクリングから戻ると、昼食です。

ランチメニューも、ツアーの内容に巻けないくらい盛りだくさんです。チャーハン、空心菜炒め、卵焼き、鶏肉、春巻き、スープ、さらにバインセオ。

そして、メコン川ツアーで、1番の目玉料理の象耳魚(エレファントイヤーフィッシュ)も、もちろんありました。

存在感ありのお魚。一人ずつお皿をもって写真を撮りました。

象耳魚は、そのまま食べるのではなく、生春巻きにしてもらったものをいただきます。味は・・・ちょっと川魚の臭みがあったけれど、タレをつけて食べればOK!

象耳魚はインパクト優先という感じですが、一緒にできた真ん丸の揚げたお餅の方が美味しかったです。パリパリに揚がっていますが、お持ちの食感も残っていました。こちらは、小さく切ってもらって、いただきます。

ランチは十分な量でお腹いっぱいに。

ドゥックさんに言われた集合時刻に遅れそうになるくらい、会話も弾みました。

トゥクトゥク?体験

ご飯を食べ終えると、ドゥックさんに「車に乗りたい?」と聞かれました。

自転車だけかと思ったら、今度は3輪車に乗ることに。まるで、トゥクとトゥクみたいです。

観光用の馬車も走っていましたが、主にベトナム人が楽しむようです。というのも、動物愛護の観点から、日本人を含め、外国人のツアーでは馬車が好まれないそうです。

トラックの荷台にようなところに乗り込みます。

三輪車がベンチェーの街を爆走!

意外とスピードが出て、なかなかスリリングな体験でした。

爆走してくれた、さわやか笑顔のお兄さん。

トイソン島のハチミツ農園へ

トゥクトゥクもどきの三輪車で、とりあえず、ベンチェーでの体験は終わり。

しかし、まだまだ、ツアーは続きますよ。今度は4つの島の中の一つ、トイソン島へ移動します。

船の中ではココナツジュースが一人1個配られました。甘いのにさっぱり飲めるココナツジュースは、天然のポカリという感じです。

トイソン島に到着して、最初に訪れたのははちみつ農園です。

ドゥックさんの後ろで、平気な顔して巣箱を持っている、農園のお姉さんがいます。

しかし、数分後にはツアー参加者も体験することに。ものすごい数のハチですが、人を刺すことはないようです。

もちろん、これをやるのは希望者だけですよ。

一通り写真を撮ったあとは、ハチミツを試食します。

ハチミツのお湯割り。シークワーサーも絞ってくれてあり、飲みやすかったです。

ここで、試食したはお土産として購入することもできます。1瓶20万ドン(約1200円)。ローヤルゼリーも売っていました。

はちみつを、ご両親へのお土産にと買っている参加者の方がいましたが、何も買わなくても問題なしです。しつこく購入を迫られることはありません。

蛇を巻きに行きます

次の場所へ移動する途中、チョコレート屋さんの前で立ち止まったドゥックさん。チョコレートの試食?

ではなく、なんとチョコレートになる前のカカオの試食でした。

砂糖が入っていないので、もちろん苦いのですが、しっかりチョコレートの風味があり、美味。

カカオの実も見せてもらいました。実はこの辺りはカカオ豆の産地でもあるんですよ。

ハチミツ農園から移動してきた先は蛇の飼育をしているところです。

色々な体験ができるメコン川ツアーですが、ジャングルクルーズとともに、この体験を心待ちにしている人もいるのでは?

ぶっといニシキヘビさんを首に巻いて写真を撮ります。

私は首ではなく、全身に巻きつかれてしまいました。足にも絡みついてきましたが、蛇はヌルッというよりは、サラッとしているので、意外と気持ち悪くなかったですよ。

来年、2025年の干支はなんと巳年!年賀状の写真に1枚いかがでしょうか。

伝統音楽鑑賞&南国フルーツ

さて、次の場所へ移動です。

と、思ったら、ドゥックさんが何やら木に手をのばしています。

食べられる実を取ってくれました。

そして、写真スポットでは、もちろん撮影タイム。ツアーのスケジュールには含まれていない、単なる移動まで、楽しませてくれるツアーです。

テーブルとベンチが並んだ場所にやってきました。

席につくと、色々な果物が色々出てきました。竜眼、ジャックフルーツ、パイナップル、スイカ、ドラゴンフルーツ、南国フルーツが並びます。

そして、おじさんが現れ、ベトナムの伝統音楽を鑑賞。もちろん、先ほどの果物を食べながらです。

果物は意外と新鮮でした。あまり期待していなかったのですが、竜眼は特に新鮮!実は周囲には、竜眼の木があり、採れたてを出しているようでしたよ。

ドゥックさんが、木から竜眼を取ってくれました。皮をむくと、中からジューシーな白い果肉が出てきます。

伝統音楽は、何曲か、かわるがわる歌手の方たちが歌ってくれ、最後は全員集合し、「幸せなら手をたたこう」を歌ってくれます。

これは、昔から変わらないな~、と思いました。以前、メコン川クルーズに参加したときも、最後の曲は幸せなら手をたたこう、だったと思います。

どんな感じか、少し視聴してみてください。

演奏が終わると箱がまわってきます。

チップの箱です。

強制ではありませんが、もし、入れるとしたら、5千ドン札や1万ドン札を入れればOKだそうです。

ホーチミンへ帰る

また、大きな船に乗り込みます。

次の行先は、最初の船着き場。メコン川クルーズも、残念ながら、もう終わりに近づいています。

メコン川の景色をしっかりと目に焼き付けておきましょう。

ベトナムは南北に長い国で、北のハノイと南のホーチミンでは文化が異なります。そして、異なるのは文化だけではなく、自然もです。

この青空と悠々と流れる大河「メコン川」の風景は、ハノイでは絶対に見ることができないものですよ。

本当に、本当に名残惜しいのですが、クルーズ船が船着き場に戻ってきてしまいました。

船着き場に戻ったら、お手洗いを済ませ、車に乗り込みます。

車の中で、参加者同士、取り合った写真を交換しました。スマホって便利ですよね、簡単に写真の交換ができてしまいます。

行きはドゥックさんの面白トークがさく裂していましたが、帰りは疲れている人も多く、一通り写真の交換を終えたら、静かな車内。

ミトーの街から2時間ほどで、ホーチミンに戻ってきました。

今回は、ツアー参加者全員でチョコレートで有名なマルゥの前に降ろしてもらいました。お土産のチョコレートを買い、カフェで休憩。

到着予定時刻は午後5時となっていましたが、今回、マルゥに到着したのは、午後4時20分でした。夕方にはホーチミンに戻ってこれるので、ツアー参加日の夜も色々と予定を入れられそうです。

※ツアー内容は参加人数や天候によって異なることがあります。

メコン川ツアーの感想

まず、一言。

「メコン川ツアーは楽しい!」

メコン川ツアーに行こうかどうしようか悩んでいる人は、行くべきだと思います。ホーチミンから、たったの2時間で、日本にはない自然を体験できるのはもちろん、ツアーの内容が盛りだくさんなので、旅の思い出をたくさん作ることができます。素敵な写真もたくさん撮れますよ。

また、今回、参加したツアーは7000円と日本語ガイド付きのツアーの中では、お手頃価格のツアーでしたが、内容が充実していて、メコン川を満喫できるものでした。運よく、上手なガイドさんに当たったのかもしれませんが、ガイドのドゥックさんの対応もとても良かったと思います。

メコン川ツアーは、おすすめですよ。

ツアーの予約方法

この記事で紹介したツアーは「TNK トラベルJAPAN」という、ベトナム現地旅行会社のツアーです。

当然ですが、ツアー会社のHPから、直接予約することができます。

また、ベルトラkkdayと言った旅行予約サイトにも掲載されているので、こちらから予約することも可能です。旅行予約サイトで、他のメコン川クルーズツアーと比較してみるのもいいかもしれません。英語ができる人は、英語ツアーと合わせて検討してみてもいいかもしれません。

また、当サイト「イージーステイハノイ」も、今後このツアーをお取り扱い予定です。

メコン川ツアーまとめ

東南アジア最大の河川「メコン川」へは、ホーチミンからツアーに参加すれば、気軽に日帰りで行くことができます。

メコン川クルーズツアーは、英語ガイドのツアーだけでなく、日本語ガイド付きのツアーもあります。日本語ツアーは、英語ツアーよりも、割高にはなってしまいますが、日本語で色々な説明を聞くことができ、また、質の高いサービスを受けられるので、その価値は十分にあると、実際に参加してみて思いました。

とはいえ、英語ツアーの値段や他の国の人との交流できるという利点も、捨てがたいのですが。

日本語ツアー、英語ツアー、いずれにせよ、ホーチミンへ行くなら、合わせてメコン川へ行くことをおすすめします。ベトナムの大自然を楽しんでみてください。

 

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