ハノイ旅行でベトナム雑貨を買う際、どこで買えば良いのか悩んでしまう人は多いと思います。というのも、ハノイの街はお土産屋の数が半端ないのです。
明らかにその店のオリジナル商品の場合、迷わずそこで買えばよいのですが、定番ベトナム雑貨である、刺繍の巾着やポストカード、マグネットなどは、本当にあちこちのお店に置かれています。
「できれば、安くて、品ぞろえが良く、きれいなものを買いたい!」そう思って、ハノイの街をぐるぐるまわっている間に、時間を無駄遣いしてしまった…
そんなことにならないようにするために、お土産探し中の方は、とりあえず「ドンスアン市場」へ行くのがおすすめです。今回の記事では、ドンスアン市場でどんなベトナム雑貨が買えるのか紹介していきますね。
どこにあるの?
ドンスアン市場は旧市街の北
ドンスアン市場(Chợ Đồng Xuân)があるのは、旧市街の北側です。ホアンキエム湖から、ナイトマーケットが行われる通りを10分ほど歩いて北上していくと、右手に大きな建物が見えてきます。
お土産買うならこのお店
ドンスアン市場で、ベトナム雑貨を買うなら、こちらのお店がおすすめです。
建物の中に入り、左端の通路にお土産屋さんが並んでいるのですが、通路の真ん中あたり、左側にあるお店です。
ここのお店の良いところは、日本語が話せる店員さんがいること。写真右側のお姉さん、日本語が話せます。そしてもちろん、品ぞろえも豊富で、値段は市場価格。
しかし、この通路にあるお土産屋さんだったら、実はどこもおすすめ。日本語は通じないかもしれませんが、似たような価格でお土産を売っています。
ドンスアン市場はかなり広いのですが、観光客向けのお土産を売っている場所はそれほど多くないので、お土産目当ての方は、この通路を徹底的にチェックしてください。
20万ドンでお土産買ってみた!
さぁ、どんなお土産があるのでしょうか。実際におすすめのお店で、お土産を購入して、チェックしていきたいと思います。
今回は、20万ドン(約1200円)という予算を決めて、買ってみることにしました。
刺繍巾着

まずは、ベトナムのザ・定番お土産である刺繍巾着。お菓子を入れてバラマキ土産をするときに、ちょうどよいやつです。1番小さいサイズが1枚1万ドン(60円)でした。
もちろん、サイズや柄は大量にあります。
ポストカード

続いてベトナムに限らず、旅のお土産の定番、ポストカードも1万ドン(約60円)ぽっきりでした。ベトナムから日本へ手紙を出すのもいいですよね。
街中で売られているポストカードの中には、外に置かれて紙が日焼けしたり、ほこりっぽくなっていたりするものもありますが、市場のポストカードはそんなことはありません。
お店には、巾着にしろ、ポストカードにしろ、どの商品も大量にあります。
時々、市内のお土産屋さんが買い付けに来てますからね。大量買いしていく、お土産屋の人への卸売り価格は、さらに安いです。日本でベトナム雑貨を販売する人なんかも、仕入れに使えるかもしれません。
マグネット

ベトナムの主要な3都市、ハノイ、フエ、ホーチミンのイラスト付きの木製マグネット。各都市をまわったことがある人や、これからまわりたいと考えている人におすすめです。
これはちょっと高くて3万ドン(約180円)。
ピンバッチ

最近、ベトナム土産としてよく見かけるようになってきたピンバッチ。おしゃれ雑貨屋で買うと、めちゃめちゃ高いですが、ここなら3万ドン(約180円)。
実際に、デニム素材のペンケースにつけてみました。これはかわいい!さりげなくベトナム感を主張できます。
刺繍ポーチ

ポップな色合いの刺繍ポーチは2万ドン(約120円)。
刺繍ポーチは10年以上前からベトナム土産の定番だったけれど、確実に進化して、モダンなデザインも増えてきたように思います。
裏側のお花もすてき。
ただ、この激安価格はハンドメイドではないです。ハンドメイドにこだわる人は刺繍専門店で購入してくださいね。
バッファロー(水牛)ネックレス

大人のお洒落アイテム水牛の角を使ったバッファローホーンネックレスも、ベトナムでよく見かける定番土産の一つ。
気になるお値段は5万ドン(約300円)と破格です。
水牛はベトナムの田舎へ行くと、よく見かけますからね。
なんだか、バッファローネックレスって、つけるとちょっと大人っぽくなりますね。お母さんや奥様へのお土産にいかがでしょう。
ピアスもたくさんありました。
貝細工コースター
最後に紹介するのは、最近お土産屋でよく見かける貝細工と籐のコースターやお盆。涼しげな感じがいいですよね。夏に大活躍しそうです。

こちらのコースター、1万5千ドン(約90円)でした。
購入金額まとめ
さて、ものすごいたくさん買った気がします。何を買ったか、整理してみましょう。
- 刺繍巾着…1万VND×2枚=2万VND
- ポストカード…1万VND×2枚=2万VND
- マグネット…3万VND×1個=3万VND
- ピンバッチ…3万VND×1個=3万VND
- 刺繍ポーチ…2万VND×2個=2万VND
- バッファローネックレス…5万VND×1個=5万VND
- 貝細工コースター…1万5千VND×2個=3万VND
合計金額…20万VND(約1200円)
※1万VND=約60円で計算
ぴったり20万ドン(約1200円)使い切りました。
市場での買い物について
市場ってぼったくられないの?
ベトナムの市場と聞くとぼったくりの印象を持っている人も少なからずいるかもしれません。
しかし、ぼったくりで有名になってしまったのは、ホーチミンの「ベンタイン市場」です。
ハノイのドンスアン市場はぼったくり市場ではありません。
もちろん、お店によって、値段の差はあります。しかし、相場の10倍とかで売る、いわゆる「ぼったくり」の店は、ないはずです。少なくとも、私はそんなお店に遭遇したことはありません。
また、「買ってー、買って―」としつこく言い寄ってくる店員さんも、ここにはいません。みなさん、卸売業がメインで、観光客への小売りにはあまり興味がないのかもしれませんね。
ドンスアン市場は観光客の買い物に向かない?
ドンスアン市場に、お土産屋さんが並ぶコーナーがあることを知らないで行くと、「観光客が買い物をする場所ではないのかな」という印象をもってしまいがちです。
実際、大部分のお店は卸売り業です。
しかし、今回紹介したように、実は、ドンスアン市場はハノイのお土産スポットです。みなさん、建物入って、左側の通路を進んでいってくださいね。
注意!値段の確認は必要
今回、紹介した商品の値段は、2024年3月時点での1軒のお店の値段です。こういったお土産物に定価はないので、必ずしもこの値段と一緒ではありません。
実際に購入する際は、必ず買う前に値段を確認するようにしてください。
また、ドンスアン市場でぼったくりに遭遇したことはないと書きましたが、絶対とは言い切れません。ベトナムに慣れた人間が行くのと、慣れていない人間が行くのとでは違う対応をされる可能性もゼロではありません。
今回紹介した値段の2倍以上を言われた場合は、常識の範囲内で、価格交渉を楽しんでくださいね。
まとめ
1200円でこれだけたくさんのお土産を買うことができました。
ドンスアン市場では、卸売りしているお店が複数あるので、卸売価格とまでは行かなくても、それに近い価格でベトナム雑貨を買うことができます。市内の一般的なお土産屋さんで買うよりも、安く購入できます。
ハノイで、ベトナム雑貨のお土産を探している人は、一度ドンスアン市場へ足を運んでみてください。
ドンスアン市場の営業時間と住所
営業時間等は、2024年現在のものです。Googleマップなどで最新情報をチェックしてください。
営業時間:6:00-18:00
※各店舗が開く時間は、それぞれ異なる