ハノイの空港送迎&専用車ドライバーへのチップ事情

海外旅行で気になることの一つにチップがありますよね。いったい、どんな場面で、どのタイミングで、そして、いくら渡せばいいの?、と気になってしまいます。

この記事では、空港送迎や専用車、タクシーなど、ベトナム・ハノイでのドライバーへのチップ事情を解説していきます。

ドライバーにチップはいるのか?

ベトナムは、チップが必須の国ではありません。しかし、全くチップを渡さないわけではありません。マッサージを受けたときは、チップ不要と明示されていない限り、チップを渡すのが一般的です。

車のドライバーはどうでしょう?電車がまだあまり発展していないハノイでは、何かと車に乗る機会は多いものです。

ハノイで車に乗った場合、チップを渡さなくてもよいときと、渡すべきときとがあります。

一般的に、半日以上、車を長時間チャーターした場合は、チップを渡します。短距離の場合は、その時の状況に応じてチップを渡すかどうか決めます。それでは、具体例をみていきましょう。

チップの相場と実際

チップはいったい、どんな時にいくら渡したらよいのでしょう。送迎ドライバーもしている、日本人宿イージーステイハノイのオーナーのキエンにチップについて、どんな場面でいくら渡せばいいのか、聞いてみました。

空港送迎

空港送迎では、チップは基本的に不要です。

ただ、チップを渡した方がいい場合もあります。例えば、荷物がなかなか出てこず、ドライバーを長時間待たせてしまったとき、スーツケースの他にゴルフバックなどがあり荷物が多いときなどです。そんなときは、5万ドン(約300円)前後のチップを渡すとよいです。

空港送迎のチップ

通常 不要
ドライバーを待たせた 50,000VND程度
荷物が多い 50,000VND程度

チップは不要とキエンは言いますが、私は2万ドン(約120円)程度を渡すことが多いです。

空港から市内への送迎の場合、ドライバーが空港の通行料を払うときに、2万ドン(約120円)を通行料として渡すと受け取ってもらいやすいです。市内から空港への送迎の場合、通行料を払うタイミングがないので、降車時に渡しています。

タクシー/Grab

タクシーや配車アプリのGrab(グラブ)もチップは基本的に不要です。

ただ、金額の端数は切り上げて支払うこともあります。例えば13万2千ドンだったら、14万ドン支払うという感じです。

しかし、手持ちのお金がちょうど13万2千ドンと残りは大きいお金だったら、13万2千ドン払えば大丈夫です。

また、料金が2万ドンや3万ドンなど、ものすごく短距離の場合も少し多めに払うと喜ばれます。

専用車

車をチャーターした場合は、チップを渡すことが多いです。絶対に渡さなければいけないわけではないのですが、ベトナム人も専用車を利用したらチップを渡すのが一般的です。

金額ですが、半日(4時間程度)の場合は10万ドン(約600円)、1日(8時間程度)の場合は10~20万ドン(約600~1200円)ぐらいです。長距離の場合は多めに渡すのがよいかもしれません。

専用車のチップ

半日利用 100,000VND程度
1日利用(市内観光など) 100,000VND~
1日利用(ハロン湾やニンビン) 200,000VND程度

チップの渡し方

支払いのときになって、慌てないように、あらかじめチップをポケットなどに準備しておきましょう。対応が悪かった場合は、チップを渡さなければよいだけです。

渡すのは支払いをするときに、一緒に渡せばOKです。事前に支払いを済ませている場合は、荷物を出してもらったときにチップを渡すとスムーズに渡せます。

ちなみにベトナム語でありがとうは「Cảm ơn(カムオン)」です。ベトナム語は発音が難しいので、「サンキュー、カムオン」と言って渡すと、感謝の気持ちが伝わりやすいかもしれません。

チップとして渡せるお金が千ドン札(約6円)や5千ドン札(約30円)しかない場合、渡さない方が無難です。あまりにも少額過ぎて、馬鹿にしていると捉えられる可能性もあります。最低でも1万ドン札(約60円)を渡しましょう。

まとめ

ベトナム・ハノイ旅行では、車に乗る機会が多いです。車に乗った際は、ドライバーにチップを渡すと喜ばれます。とくに長時間、長距離のチャーター車の場合、10万ドン(約600円)程度のチップを渡すのがよいでしょう。

しかし、ベトナムでのチップは絶対ではありません。快適に利用できた場合、感謝の気持ちとして渡してください。

ハロン湾やニンビンへ行き、長時間ドライバーと行動を共にして、ドライバーと親しくなった場合、現金ではなく、食事代やコーヒー代を支払うなどもよいかもしれません。

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