ベトナムでタクシーに乗るときって、ぼったくられはしないか心配になりますよね。しかし、2023年、乗車前に料金がわかる、とっても安全なタクシー「Xanh SM(サイン SM)」が登場しました。
今回は、2023年8月、ハノイで実際にXanh SMに乗車したときの様子をご紹介したいと思います。ベトナムでタクシーを利用したいけれど、ちょっと安全が心配な方はぜひ最後まで読んでみてください。
ベトナムのタクシー事情
ぼったくりは本当か?
「ベトナムのタクシーはぼったくりだよ!」そんな話を聞いたことがある人は少なくないと思います。
実際はどうなのでしょうか。
私自身は、最近、ベトナムのタクシーで大きなぼったくりにあったことがありませんが、10年前ぐらい前、まだまだベトナムに慣れていなかった頃は、正直、時々ぼったくりに合っていました。
そして、「ハノイ:日本人大学生からぼったくり、運賃の10倍を請求したタクシー運転手を捜査」なんて記事も発見。2022年の記事ですから最近ですね。
ベトナムには、まだまだぼったくり―タクシーが存在していると言えるでしょう。
在住者は配車アプリを利用している
しかし、10年前に比べれば、ぼったくりタクシーの被害にあう確率は格段に減っています。というのも、東南アジアの国々では「Grab(グラブ)」という配車アプリが普及しているからです。
アプリをダウンロードし、自分のいる場所と目的地を入力すると、車を呼ぶことができます。
おそらく、ハノイやホーチミンに住んでいる日本人のほとんどはこのアプリを利用していると思います。10年前、まだこのアプリがなかった頃、在住者は「〇〇へ行ってください」だとか「右へ曲がってください」だとか、必死でベトナム語でタクシー用語を覚えたものですが、今はそれも不要です。
Xanh SMに乗車してみよう
Xamh SMとはどんな会社
Xanh SMは、ベトナム最大の民間企業「ビングループ」が設立した電気自動車・電動バイクのタクシー事業。2023年4月から運行されています。
そして、使用している車やバイクはもちろんビングループの自動車事業「ビンファスト」のものです。
Xanh SMを街中で拾って乗車してみた
ハンザ市場の前でタクシーを探していると、グリーンの車を発見!噂のXanh SMのタクシーだ!!
というわけで、Xanh SMのタクシーに乗車してみることにしました。
手を挙げて、普通にタクシーをつかまえます。
中に入ると、運転席の横にはタブレット端末が設置されていました。
新しい車というのもあるけれど、とっても清潔な車内。
普通にタクシーに乗るように、ドライバーさんに行先を告げました。
そして「いくらですか?」と質問。うっかりベトナム語で「Bao nhiêu tiền?(バオニュウティエン)」と聞いてしまいましたが、「How much ?」と聞いても大丈夫だと思います。
すると、ドライバーさんが69,000VND(ドン)だと値段を教えてくれました。
画面に「69K」と表示されていますが、このkは1000の意味です。つまり、「69k」=「69000」。
値段を確認したら、出発です。電気自動車なので、静かな走りですね。メーターがくるくる上がっていくのを心配する必要はゼロ。
途中、バイクのXanh SMも見かけました。
目的地に到着したら支払いです。本当に69,000VNDでした。「もっと払え!」なんて言ってくることは全くありません。私は70,000VND、払いました。
1000VNDのおつりをもらってもいいのですが、こういうときは繰り上げて70,000VND支払うのが一般的だと思います。1000VNDは日本円で6円なので…。
お金を払って降車し、無事に目的地到着です。
Xanh SMのまとめ
以前からアプリを使えば、割と安全にタクシーを利用することができていました。しかし、道で拾った場合、ぼったくりに遭遇する可能性がゼロではないのが、ベトナム。
でも、Xanh SMのタクシーを見つけて、乗車すればアプリなしでも、安全にタクシーを利用することができました。
ベトナムで、路上でタクシーを拾うときは、Xanh SMの緑の車体を探してみてください。
長時間車をチャーターする人はイージーステイの専用車もおすすめ!