ベトナムの言語について
公用語…ベトナム語
英語は通じるか…都市部の人・若者は通じやすい、田舎では全く通じないことも
覚えておきたい簡単なベトナム語
こんにちは・・・Xin chào(シンチャオ)
ありがとう・・・Cảm ơn(カムオン)
おいしい・・・ngon(ゴーン)
1(いち)・・・Một(モッ)
2(に)・・・Hai(ハイ)
3(さん)・・・Ba(バー)
カタカナ読みをしても通じにくいです。正しい発音は、イージーステイハノイのベトナム人スタッフが教えます!
他民族国家ベトナムの言語について
ベトナムの公用語はベトナム語・・・って、当たり前じゃん、と思った皆様、ベトナムにはベトナム語以外の言葉を使う民族が多数存在するんですよ。
あまり日本人には知られていませんが、実はベトナムは、54もの民族が住む多民族国家です。ただ、人口の約85%は「キン族」と呼ばれる民族で、普段私たち日本人は都市部でキン族と接することが多く、単一民族だと思いがちなのです。
私たちが「ベトナム語」と呼んでいる言語は、多数派「キン族」の言語なのです。
つまり、キン族以外の少数民族は普通、ベトナム語(キン族の言葉)を学校などで習い、自分の民族の言葉とベトナム語、2言語しゃべれるバイリンガルなのです。すごい!サパのモン族のガイドさんなどは、モン語、ベトナム語、英語、3つの言語を操りますよ。
ベトナム人は漢字を知っている?
現在のベトナム語はアルファベットに記号をつけたローマ字で表記します。
しかし日本同様、いや日本以上に、中国文化の強い影響を受けたベトナムは、昔は漢字と独自の文字「チュノム」を使っていました。日本人が漢字と平仮名・片仮名を使うのと何だか似ていますね。
例えば、ありがとうを意味する「カムオン」ですが、漢字で書くとなんと「感恩」。この文字を見れば、なんとなく意味がわかってしまう!
そのまま漢字を使ってくれていれば、私たち日本人にもっと旅行しやすかった気がするのですが…西洋のカトリック宣教師たちの活動やフランス植民地を経て、ベトナムはアルファベット表記が公用語になりました。
ベトナム人は英語がしゃべれないって本当?
「ベトナムって英語、全然通じないよね」と感じる日本人は少なくありません。
英語が通じにくいのは、単にベトナム人が英語を理解していないだけではないと思います。もちろん、本当に理解できない人たちも、年配者中心に多くいますが、若いベトナム人は案外英語を知っています。
なのに、どうして私たちは、「ベトナム人は簡単な英語もわからない」と感じてしまうのでしょう。
おそらく、原因は日本人とベトナム人の英語の発音の違い。
ベトナム人は英語を短く発音し、単語の最後の子音をほとんど発音しない傾向にあります。一方私たち日本人は長く発音し、単語の最後に母音をくっつけてしまう傾向にあります。
例えば、「I speak English」をベトナム人風で発音すると、「アイ・スピッ・イングリッ」。
日本人とベトナム人は、お互いの発音の仕方がかけ離れているので、お互いに非常に聞き取りにくいと思います。それで、お互いに「ベトナム人は英語が理解できないようだ」「日本人は英語が理解できないようだ」と感じているような気がしてなりません。
まあ、最近の若い人は、ベトナム人も日本人も本当に発音がよくなってきていますけどね…