コロナもだいぶ落ち着いてきましたね。そろそろ海外旅行を検討中の皆さん、ベトナムの首都「ハノイ」はいかがでしょうか?この記事を最後まで読めば、2022年の今現在のハノイの様子とおすすめ観光がわかっちゃいますよ!
ベトナム・ハノイの概要
ハノイについてよく知らない人もいると思うので、まずは、ベトナムとハノイの超、超、基本をおさえましょう。
ベトナムってどこにあるの?
そもそも「ベトナムはどこにあるの~?」と思った人いますよね(笑)「ベトナム戦争」や「ベトナム人技能実習生」なんて言葉は耳にしたことはあるものの、どんな国かよく知らない…それが多くの人にとってのベトナムなのではないでしょうか。
ベトナムは中国の南に位置しています。タイやカンボジアに近いですね。ベトナムの面積は331,700 km²。日本が378,000 km²なので、ざっくり言って日本の9割くらいの面積。人口は2022年で9922万人ですよ。
南北に長く海に面しているので、日本を一回り小さくした国と思うとイメージがつきやすいかもしれません。
そうそう、ベトナムの正式名称は、「ベトナム社会主義共和国」。数少ない社会主義国の一つであることも、ベトナムの特徴の一つです。
ハノイってどこにあるの?
ハノイはベトナム北部に位置しています。
東南アジアの国なので、ハノイも年中暑いと思われがちですが、四季があり、冬は長袖を着て過ごします。ダウンジャケット着ている人も多数いますよ。でも、雪が降るほどまでは寒くありません。
ハノイは政治・文化の街
ベトナムの都市としてーチミンが有名ですが、実は、ハノイはベトナムの首都であり、政治の中心地です。経済的にはホーチミンに次ぐ第二の都市です。
ハノイの歴史は古く、11世紀に都がおかれてから約800年間、ベトナムの都はハノイでした。その後、中部のフエに都が一度置かれたのですが、1976年のベトナム戦争の終結とともに、ベトナム社会主義共和国の首都となりました。
フエが古都として紹介されることが多いのですが、古さでいったら実はハノイの方が長いのです。
ハノイは歴史ある街なので、寺院や古い建物も多く、ベトナム文化を垣間見ることができますよ。
2022年現在のハノイの状況
コロナが落ち着いてきた今、気になるのは出入国を含めたハノイの状況ですよね。
ベトナムへの入国
現在、ベトナムへ入国するのには一切の制限がありません。ワクチン接種証明書も陰性証明書も、どちらも不要です。入国後の検査や隔離もありません。非常に旅行しやすい国の一つと言えます。
国内の様子
コロナ
ベトナムはゼロコロナを目指して厳しいロックダウンをしている時期もありましたが、現在「コロナは終わった!」という雰囲気が強いです。
以前はマスクをしていないと罰金が科せられていましたが、現在は着用していなくても、警察に注意されません。公共交通機関や室内ではマスクを求められることもありますが、基本的につけるもつけないも、その人の考え次第です。
観光
ベトナムは積極的に海外からの旅行客を受け入れています。旧市街で欧米人観光客の姿を多くみるようになりました。
ツアー
ベトナム人も、国内旅行へ行く人が多く、ハロン湾クルーズなどツアーも再開しつつあります。しかし、利用者の多くはベトナム人です。ガイドはベトナム語と英語と2言語での説明になります。
イージーステイハノイでも、ハロン湾クルーズ等ツアーをお手配しますので、お気軽にお問合せ下さい。日本語ツアーについてもお見積りいたします。
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日本帰国
旅行しやすいベトナムですが、日本へ帰るときは注意が必要です。現在日本へ入国するためには、ベトナムからの帰国者に限らず、すべての人が出発地で出国72時間前にPCR検査を受けなければなりません。万が一陽性だったら、日本へ帰ることができません。
また、ベトナムは「黄色」に指定されている国です。「青色」の場合、日本到着時の検査や入国後の自宅待機はないのですが、「黄色」の場合、ワクチン3回未接種の人は日本の空港での検査や自宅待機(最短3日)が求められています。
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旅行に関する基本情報
ハノイの概要と現在の様子がわかったところで、次は具体的に旅行する際の情報をチェックしていきましょう。
ハノイへのフライト
ハノイの玄関口はノイバイ国際空港です。成田、羽田、関西、中部、福岡空港から直行便が運航しています。所要時間は5~6時間程度。安い便を利用すれば往復3万円程度からチケットがあります。
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ハノイの交通手段
2021年、ハノイメトロの運行が始まりましたが、現在運行しているのは一路線のみ。ハノイ観光の交通手段としては、まだ機能しているとはいえません。
というわけで、主な交通手段は「車」となり、外国人観光客はGrab(グラブ)という配車アプリを使って車やバイクを呼ぶのが一般的です。
街中でタクシーを拾うこともできますが、乗車時にはメーターがまわっているかなど注意する必要があります。
また、市内はバスも多く走っているので、バスを上手に利用するのもいいかもしれません。Googleマップで経路を調べるとバスの番号もわかりますよ。
空港から市内まで
ノイバイ空港から市内まで、所要時間は車で40~50分程度。まだ、電車はありません。
- 86番バス…45,000VND(約260円)
- タクシー…400,000VND前後(約2300円前後)
- 空港送迎車をチャーター…420,000VND(約2400円)
※他のバスもありますが、外国人観光客には難易度高めです。
※空港送迎車はイージーステイハノイで手配した場合の料金です。
86番バスの料金やスケジュールは公式Facebookでチェック!
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ハノイの天気&服装
ハノイは日本ほどはっきりしていませんが四季があります。お盆の旅行なら夏服で、年末の旅行なら冬服で行きましょう!
また、年間を通して湿度が高く、曇りや雨の日が多いのもハノイの特徴です。夏には台風も来ます。
詳しくはこちらの記事を!
ハノイのホテル
現在、日本人宿イージーステイハノイは休業中ですが、ハノイには高級ホテルからバックパッカー向けのゲストハウスまで、たくさんのホテルがあります。
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日本人はヒルトンハノイオペラに宿泊される人が多いように思います。高級ホテルでありながらお値段もお手頃、さらに立地もよしです。
ホテル選びに並んだら、旧市街エリアや旧市街エリアに徒歩で行けるホテルを選ぶとよいでしょう。
通貨・両替・物価
通貨
通貨単位はドン(Dong : VND)です。現在コインは流通しておらず、紙幣のみ。100、200、500、1000、2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類ですが、100、200ドンはほとんど流通していません。
2022年現在、円安の影響で1000ドン=約5.8円。
両替
ノイバイ空港で両替可能です。レートがものすごく悪いというわけでもありません。レートが良いと言われるのはハーチュン(Ha Trung)通りですが、長期滞在でもない限り、空港で両替してしまうのがおすすめです。
物価
ベトナムの物価は安い!という印象があるかもしれませんが、年々物価は上がっています。日本の1/3~1/2ぐらいの物価とイメージするのがよいと思います。
- フォー1杯の値段…200~400円くらい
- コーヒー1杯の値段…100~300円くらい
Wifi環境
ホテルやカフェ、レストランは必ずwifiがあります。空港もwifiあり。wifi環境は整っています。しかし、空港でポケットwifiのレンタルは普及していません。SIMカード購入は空港や街中で気軽にできます。
ハノイ旅行の費用
もし、今年のお盆にハノイ旅行をしたら、いったいいくらかかるのか、計算してみました。安くはありませんが、PCR検査陽性で帰国日が変更になっても大丈夫な人は、久しぶりに海外旅行をチャレンジしてみるのもありかもしれません。
旅行期間:2022年8月7日-8月10日
※10日0時30分発のフライト
※ホテル泊2泊・機内1泊
飛行機:5万円程度(Vietjet利用時)
ホテル2泊:3000円×2泊=6000円(お手頃価格のホテル)
ハロン湾ツアー:8000円程度(英語日帰り)
交通・食費・お土産等:5000円×3日=15000円
合計:79000円
ハノイ観光スポット10選
ハノイの見どころはたくさんあるのですが、日本人宿イージーステイハノイが厳選した観光スポットを紹介します。
マストな世界遺産「ハロン湾」
ハロン湾はベトナムを代表する世界遺産です。エメラルドグリーンの海に、大小様々な石灰岩の奇岩が浮かびます。ハノイから片道3時間程度で行くことができ、日帰り観光も可能なので、ハノイ旅行をする人の多くが訪れる場所ですよ。
2022年6月現在イージーステイハノイでは、日帰りツアー、船上泊ツアーともにお手配可能です。お気軽にお問合せください。
陸のハロン湾と呼ばれる絶景「チャンアン複合景観」
「チャンアン複合景観」もまた、ハノイからの小旅行の定番スポットです。陸のハロン湾と呼ばれることもあるように、ハロン湾同様、石灰岩の奇岩がいくつも突き出ています。チャンアン複合景観では、その独特な風景を川下りをしながら楽しむことができます。
ハノイからは片道2時間程度なので、気軽に日帰り旅行を楽しむことができます。イージーステイハノイではニンビン日帰りツアーもお手配します。
旅行中、ハロン湾かチャンアン複合景観、どちらかに訪れたいものですね。
素敵な陶器が見つかる「バッチャン村」
バッチャン村はハノイから路線バスで自分で行くことのできる観光地。バッチャン村では700年以上の歴史をもつ「陶磁器」バッチャン焼きが生産されており、観光客は制作風景を見学したり、実際に陶器を購入したりすることができます。ハノイのお土産にぴったりです。
ハノイのシンボル的スポット「ホアンキエム湖」
ハノイ観光の中心となるのがホアンキエム湖です。ここを起点として観光のスケジュールを考えるとよいでしょう。外周約1.8kmと湖は決して大きくないのですが、湖に浮かぶ小さな島には、文・武・医の神が祀られている「玉山祠」があり、中には大亀のはく製が展示されています。
街歩きをするなら「ハノイ旧市街」
ホアンキエム湖の北側に広がるエリアが旧市街です。ハノイの古き良き街並みが残るエリアで、街歩きにおすすめです。城下町として栄えた旧市街には、金物通り、銀屋通りなど業種ごとの通りがあり、「ハノイ36通り」と呼ばれることもあります。
ベトナム北部の伝統芸能「水上人形劇」
ベトナム北部の伝統芸能を見るなら、ホアンキエム湖の北側に位置する「タンロン水上人形劇場」。水上人形劇は、豊作の祈願として11世紀にベトナム北部の農村で始まりました。愛嬌のある顔をした人形たちがコミカルな動きを水上で繰り広げます。
※現在、週末のみの上演の場合があります。現地にてお確かめください。
ベトナムの英雄が眠る「ホーチミン廟」
ベトナム建国の父、ホーチミン主席が眠る霊廟です。内部にホーチミン主席の遺体が安置されていいます。国旗掲楊広場では、毎日6:00(冬季は6:30)から、国旗掲楊儀式、毎晩21:00からは国旗降納儀式が衛兵たちによって行われています。
周辺に雑貨屋多数の「ハノイ大教会」
フランスの植民地支配を受けていたベトナム、国内には多くの教会があり、ハノイ大教会はハノイ最大のカトリック教会です。コロナの間に外壁が塗り替えられ、生まれ変わりました。(きれいになり過ぎて、ちょっと風情がなくなった気もしますが…)教会周辺には、雑貨屋なども多くあります。「聖ヨセフ大聖堂」とも呼ばれます。
「線路(トレインストリート)」を歩こう!
ハノイ駅周辺の線路は列車が通っていないとき、歩くことができます。また、列車通過時も線路沿いのカフェなどから、目の前を走る列車を見ることができます。観光客が増え過ぎ立入禁止になっていた時期もありましたが、現在は線路内を歩くことが再びできるようになっています。
120歳の橋「ロンビエン橋」
1902年フランスが建設した1700メートルのロンビエン橋は、2022年の今年で120歳です。ベトナム戦争で爆撃されるものの、修復され現在も使用されています。ロンビエン橋は徒歩で渡ることが可能で、実際に渡ってみると美しいフォルムを間近に見ることができます。列車の通過も見ることができたらラッキーですね。
老朽化も進んでいて2023年には全面改修が始まる予定です。
絶対に食べたいハノイ名物料理
海外旅行の大きな楽しみの一つは現地の「食」ですよね。ベトナム料理としては生春巻きやフォーが有名ですが、ハノイで食べるべき名物料理は何なのでしょうか。
フォー
平たい米麺をあっさりとしていながらもコクのあるスープで食べるフォー。もっとも代表的なベトナム料理ですが、実は本場はハノイのある北部です。ホテルの朝食などでもでてきますが、現地のお店に入って本場の味を楽しんでください。
ブンチャー
フォーはベトナム全土で食べられますが、ハノイならではの代表的な料理といったらブンチャーでしょう。ブンチャーは、ブンと呼ばれる米麺を焼き肉の入ったつけ汁につけて食べるつけ麺料理です。「ブンチャーハノイ」と呼ばれることもあります。
チャーカー
日本で色々なベトナム料理を食べられるようになってきましたが、まだ現地に行かないとなかなか食べられない料理「チャーカー」。ハノイを代表するもう一つの料理です。ターメリックで炒めた白身魚にディルをたっぷりのせて食べます。目の前で調理してもらいますよ。
ちょっとディープなベトナム観光の方法5選
ガイドブックに紹介されている観光地をめぐり、お土産を買ってハノイ旅行が終了…それではつまらないですよね。日本人宿イージーステイハノイがちょっとディープな観光方法を紹介します。
アオザイを着て街歩き
ベトナムの民族衣装アオザイ。アオザイを着て街歩きをしてみてはいかがでしょうか。旧市街やトレインストリートで写真を撮ったら、ベトナム旅行の素敵な思い出になるはずです。
アオザイレンタルについても、私たちイージーステイハノイにお気軽にお問合せ下さい。
おしゃれカフェでまったり
ベトナムと言ったらベトナムコーヒーが有名です。旅行中、ベトナムコーヒーを飲んでみようと考えている人も多いと思いますが、雰囲気の良いカフェを選ぶのも重要ですよ。ベトナム全土にある「コンカフェ(Cộng Cà Phê)」はチェーン店ですが、味も雰囲気も間違いないですよ!
路上で茶をしばく
ベトナムと言うとベトナムコーヒーが有名ですが、ハノイの人が日常的によく飲むのは実はお茶です。路上のいたるところにお茶屋があり、小さなプラスチックいすが並べられています。プラ椅子に座って現地のおじさんたちと一緒にお茶が飲んでみてください。1杯5000ドン…30円程度です。
シクロに乗りながらビアハノイ
ベトナムの自転車タクシー「シクロ」。シクロに乗って旧市街やホアンキエム湖をまわるのはベトナム観光の定番ですが、途中でビールを購入してみてはいかがでしょうか。ビール片手にシクロに乗るのはなかなか気分がいいものですよ。
ぼったくりが心配な人はイージーステイハノイがシクロを手配しますよ。
路線バスに乗ってプチ旅行
ローカル感を味わうならローカルバスに乗って、どこかへ行ってみるのがおすすめです。ベトナムのバスは乗車し席に座ると車掌さんがやってきて、チケットを購入します。
バッチャン村へは47Aのバス1本で行けます。終点で降りるので間違える心配もありません。
2022年ハノイ観光のまとめ
現在、ベトナムに入国制限はないので、日本帰国用にPCR検査を受けなければならないことを理解していれば、ベトナム旅行は十分可能です。(ワクチン3回目がまだの人は日本帰国時の自宅待機も忘れずに)
ベトナム国内は、ベトナム人や欧米人が旅行を楽しんでいます。ローカル店だけでなく、旧市街の外国人向けのお店(お土産屋さんやレストラン等)も再開しつつあります。
日程に余裕がある人は、そろそろベトナム旅行を検討してもよいと思います。