「いつからベトナム旅行に行けるの?」結論から申し上げましょう。「今、すでにベトナム旅行は可能です!」
このページでは、ベトナム旅行の現状と渡航方法について解説します。ハノイの日本人宿「イージーステイハノイ」が、ベトナム旅行について現地最新情報をお届けしますよ!
(2022年6月26日更新)
※出国前に、ご自身でも大使館や厚生労働省のHPより最新情報をお確かめください!
ベトナムへの入国を希望する日本人の皆さまへ(在ベトナム日本国大使館HP)
ベトナム旅行は可能
現在、ベトナム旅行は十分可能です!
ただし、日本帰国前にベトナムでPCR検査を受けなければなりません。もし、この検査が陽性だと、日本に帰る飛行機に搭乗することができません。
ほとんどの方は陰性になると思われますが、陽性になる確率が0とは断言できません。
ベトナム旅行ができる人&できない人
できる人はこんな人!・・・日本帰国前に、万が一PCR検査で陽性になったとしても、帰国日が突然変更になっても問題がない人
できない人はこんな人!・・・帰国日の変更が絶対にできない人
ポイント1:ベトナム入国はコロナ前と同じ
日本を出国してベトナムへ入国。この過程で、コロナ陰性証明など何か特別な書類を求められることはありません。入国制限はなく、コロナ前と同じ要領で、ベトナムに入国することができます。ワクチン接種の有無も全く関係ありません。
※日本大使館のHPによると「新型コロナウイルスの治療費をカバーするため最低10,000USD以上の保険加入が要件」とありますが、空港等での確認は実際にはないようです。
ポイント2:日本入国者必須のPCR検査
ベトナムから入国する場合に限らず、世界中どこからでも日本に入国する場合、出国72時間前にPCR検査が必要です。ワクチン3回打ってるから免除…なんてことはありません。
つまり、ベトナム旅行という以前に、現地でコロナ陽性になったときに帰国日変更が絶対に許されない人は、海外旅行はまだ難しいということですね。
ポイント3:現在「黄」3回未接種は、帰国時に自宅待機
ワクチン接種が3回終わってない人は帰国後の自宅待機に要注意です。
日本は世界の国や地域を、コロナの流行度合いやワクチンの有効性などから、「青・黄・赤」に分類しています。
ベトナムは黄に分類されています。(2022年6月現在)
青の国・地域から日本に入国 | 入国検査なし・待機なし |
黄の国・地域から日本 | ワクチン3回済…入国検査なし・待機なし ワクチン3回未…入国検査あり・自宅待機7日(3日目に自費で検査を受ければ解除) |
赤の国・地域から入国 | ワクチン3回済…入国検査あり・自宅待機7日(3日目に自費で検査を受ければ解除) ワクチン3回未…入国検査あり・施設待機3日 |
3回接種済の人は、帰国前のPCR検査さえクリアすれば、ベトナムから日本へ帰ったあとは自由の身です。しかし、接種を全くしていない人や、1回または2回接種の人は自宅待機が最低でも3日間あります。待機も含めて旅行の計画を立てる必要があります。
今後、流行の状況によって、黄色から青色に変わる可能性もあります。ベトナムが何色に分類されているか、旅行前に必ず確認してください。
検疫措置の詳細(厚生労働省HP)
【注意】日本でファイザーやモデルナのワクチンを接種していれば問題ないのですが、海外で接種した人など、ワクチンの種類によって、3回接種と認められない場合があります。(6月26日よりアストラゼネカもOKになりますね!)
【水際対策】日本政府が定めたワクチン(厚生労働省HP)
入国から帰国までの流れ
ベトナム旅行は可能とはいえ、前述したように現地でのPCR検査など、コロナ前と全く同じように旅行ができるというわけではありません。
コロナ前と何が違うのかチェックしていきましょう!
ベトナム入国前・日本での準備
ベトナム旅行へ行くにあたって、日本出国やベトナム入国のために何か特別な書類を準備する必要はありません。これは、ワクチン接種・未接種関係ありません。
航空券⇒コロナ前からベトナムはビザなし入国する場合、帰国便のチケットが必要でした。入国時に必ず確認されるわけではありませんが、念のために帰国便チケットや次の国へ行くためのチケットを用意しておくと安心です。
現在、ハノイやホーチミン発着便だけでなく、ダナン便も戻りつつあります。また、日本側も、成田、関空だけでなく、その他の空港の発着も増えてきました。今まで通り、お得なチケットを探して購入してください。
スカイスキャナ
ビザ⇒15日以内ならビザ免除です。それ以上滞在する場合、コロナ前と同じようにEビザを取得するのがよいでしょう。30日まで滞在可能です。
Eビザ取得サイト
医療申告⇒医療申告が必要でしたが、停止中です。
アプリのダウンロード⇒「PC-COVID」というアプリが必要でしたが、今は不要です。以前は電車やバスに乗る際も、このアプリが必要でした。
保険の加入⇒万が一、コロナの治療費がかかったときのため、1万ドル以上の補償額がある医療保険/海外旅行保険が必要ということになっています。ただ、実際は入国時にチェックされることはありません。この条件を削除しようという提案も出ています。
そこまで費用がかかるものではないので、通常の海外旅行保険に加入しておくのが安心なのではないでしょうか。
あいほけん(海外旅行保険比較サイト)
ワクチン接種証明書⇒ベトナム入国には不要ですが、日本に戻る際に、3回接種している証明書があれば、空港での検査と日本での自宅待機がなくなります。
日本が認める証明書については、【水際対策】日本政府が定めたワクチン(厚生労働省HP)をご確認ください。3回接種していない人は、空港での検査を受け、自宅待機を行います。
ベトナム滞在中・日本帰国への準備
滞在中の観光は、誰でも制限なく観光することができます。隔離もなく、ワクチン接種証明書を見せる場面もありません。思う存分観光してください!
しかし、日本へ帰国するため、出国72時間前以降に、PCR検査だけは受けておかなければなりません。また、日本入国用にMy SOSというアプリもダウンロードし、入国手続きしておいた方がいいでしょう。
ベトナム滞在中にすることは2つ!
①PCR検査を受け、陰性証明書をもらう
②My SOS(アプリ)に登録
出国72時間前のPCR検査
日本に入国する人は全て、出国72時間前以降にPCR検査を受け、陰性証明書を提出する必要があります。ベトナムで陰性証明が取得できる病院はベトナム大使館または総領事館のホームページから確認できます。
ハノイ市(在ベトナム日本国大使館)
ダナン市(在ダナン日本国総領事館)
ホーチミン市(在ホーチミン日本国総領事館)
ハノイの場合、ローカル病院だとベトナム語対応ですが、50万VND(約2900円)くらいからPCR検査を受けることができます。日系病院だと1万円前後かかりますが、日本語対応で安心です。
ハノイに関してはイージーステイハノイでもPCR検査の予約を代行します。お泊りのホテルまで検査員が行く出張スタイルです。検査後は、指定のフォーマットのPDFで結果をお送りしています。1回100万VND(約5700円)
有効な検査証明書を提示できない場合、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。有効な検査証明書の書式は【水際対策】出国前検査証明書を確認してください。
ベトナムは唾液ではなく、鼻咽頭ぬぐいが一般的です!鼻に棒を突っ込まれる覚悟をしてきてくださいね。
My SOSの登録
事前登録は必須ではありませんが、入国者健康居所確認アプリ「My SOS」をダウンロードし、検疫手続きを済ませておくことを強くおすすめします!ワクチン3回接種済の人も、まだの人も、検疫がスムーズになりますよ。
My SOS登録のメリット
①ファストトラックが利用でき、日本到着時の検疫時間を短縮できる!
②陰性証明書のフォーマットが有効であるか事前に確認できる!
ファストトラックとは、日本入国前に、MySOS上で検疫手続きを済ませることで、日本到着時、アプリ画面提示により検疫書面の審査と提出が不要となる仕組みです。
検疫手続き
・質問票の記入
・誓約書の記入
・ワクチン接種証明書の有効性の確認
・出国前72時間以内の検査証明書の有効性の確認
もし、事前に手続きを済ませてないと、日本に到着した際に上記手続きをしなければなりません。
My SOSのダウンロードや、My SOS上での検疫手続きは下記ページから確認してください。
必要なもの:スマホ、パスポート番号、ワクチン接種証明書(3回接種済の人のみ)、陰性証明書
※証明書をアップロードする際、PDFデータがうまくアップできない場合、スクリーンショットを撮り、JPEG画像にしてからアップロードしてみてください。
登録が完了すると青か緑の画面にかわります。赤や黄色の場合、検疫手続きが完了していません。
・青(ワクチン3回済)
・緑(ワクチン3回未)
ベトナムの空港から出国
陰性証明を手に入れ、My SOSの登録を済ませてから空港へ向かいましょう。
各航空会社のチェックインカウンターでは、陰性証明があることを確認されます。画像でも大丈夫です。しかし、紙のものを印刷しておいた方が、スムーズに確認してもらえるようです。
日本入国とその後
飛行機を降りたら、My SOSの画面を表示して、指示通り進みます。My SOSの色ごとに指示があります。赤や黄色の人も指示通り進めば大丈夫です。
ワクチン3回接種済(青)の場合
3回接種していると空港での検査がありません。入国審査へと素早く向かうことが可能です。自宅待機もないので、空港を出たら自由に行動してください。
ワクチン3回未接種(緑)の場合
①空港
3回目の接種がまだ終わっていない人は、空港で検査があります。指示に従って検査を受け、日本へ入国します。
②24時間以内に自宅へ
入国後は自宅待機があります。入国後24時間以内にすみやかに自宅に帰ります。24時間以内は電車、飛行機、バスなど公共交通機関を使用することができます。
③自宅待機
7日間の自宅待機です。入国日はゼロ日目とカウントされるので気を付けてください。
④期間を短縮したい場合は3日目以降に自主検査
3日目に自費で検査を受け陰性ならば、4日目から待機終了です。検査はPCR 検査又は抗原定量検査なので要注意です。簡易検査キット(抗原定性検査)はダメですよ。
私は 【木下グループ PCR検査センター】で検査を受けました。郵送を希望する人はキットを取り寄せたり、対面でも事前予約が必要だったりするので、日本に入国したら、すぐに検査を手配するのがおすすめです。
陰性証明を取得したらMy SOSにアップします。
陰性証明の届出マニュアル
ベトナムのコロナの状況
ベトナムのコロナ感染者数は非常に落ち着いています。6月現在、1日の感染者は1000人に満たない日が多く、国内は「コロナは終わった」という雰囲気が強いです。
ワクチン
人口の80%以上が2回以上ワクチン接種をしています。ただ、ファイザーとモデルナ以外のワクチンを接種している人も多いです。
しかし、ワクチン未接種だからといって、ベトナム国内で不利益なことは特にありません。ワクチンパスポートのようなものを求められることもありません。
ワクチン未接種の人も旅行が可能な国の一つです。
マスク着用の義務
マスク着用や消毒は推奨されていますが、以前ほど厳しくありません。
数か月前までは、マスクをしていないことで罰金処分を受ける人もいました。
しかし、今はマスクを着用せずにいても罰金とまではならないようです。欧米からの観光客はマスクをしない人も多いですね。一方、ベトナム人は屋外でもしている人も少なくないです。マスクをするかしないかは、個人の自由ですね。
とはいえ、屋内や交通機関などでは着用を求められることもあります。マスクは持ち歩いておいた方がよいでしょう。
街の様子&ベトナム国内旅行
2021年は自分の住んでいる地域から出られない、いわゆるロックダウンを行った時期もあり、国内旅行も難しい状況でした。
しかし、2022年現在、ベトナム国内はコロナ前と変わらない生活が戻っています。写真はハノイの中心地、ホアンキエム湖周辺の様子です。
国内旅行も非常に盛んです。主にベトナム人をターゲットとしたハロン湾クルーズツアーなども復活してきており、夏休みは既に予約ができないクルーズ船などもあります。
イージーステイハノイでも北部地域のベトナム旅行を色々お手配するので、チェックしてくださいね!