シンチャオ&こんにちは、イージーステイハノイの日本人スタッフ「ざわわ」です。
ハノイの玄関口ノイバイ空港。
ノイバイ空港から市内への交通手段に悩んでいませんか?今回は市内への交通手段の一つ、配車アプリの「Grab(グラブ)」を利用して、市内に行ってみました。
「グラブの車ってどこでピックアップしてくれるの??」「使ってみたいけれど心配だなぁ」「86番バスが1番安心って聞くけど、荷物が多いなぁ」など、グラブの利用を思いとどまっている皆さん、まずはこの記事をチェックしてみてください!グラブの利用方法がわかります。
Grab(グラブ)って何?
グラブとは東南アジアでよく使われる配車アプリです。スマホにグラブのアプリをダウンロードすれば、どこにいても、送迎の車を呼ぶことができます。
日本の配車アプリといえば、「GO」「Uber」「DiDi」などがあげられますね。基本的には同じようなものです。
ただ、日本と違って、個人の車やバイクを呼ぶのが基本です。アプリを使って、タクシー会社のタクシーを呼ぶことも可能ですが、個人の車を呼んだ方が安い場合が多いため、個人の車を呼ぶことが多いですよ。
グラブの使い方&乗り方
さて、グラブの詳細は、調べれば日本語でも色々な情報が出てくると思うので、ここでは、ノイバイ空港からハノイ中心部へ行く方法を具体的に見ていきましょう。
アプリをダウンロード(日本出発前)
グラブはアプリの一つなので、アプリをダウンロードしておく必要があります。だダウンロードは日本でしてしまった方がいいですね。利用登録の際にSMSに認証番号が送られてきます。
日本で登録してしまえば、ベトナム到着後はネット環境さえあれば、ベトナムの電話番号は不要ですよ。
ネット環境を確保する
空港に到着し、両替などを済ませたら、さっそくグラブを使って車を呼んでみましょう。
しかし、グラブを使用するには、当然のことですがネット環境が必要です。ネット環境を確保するには色々な方法があると思いますが、考えられるのはこの5つくらいですよね。
- 空港のWi-Fiを利用する
- 空港でSIMカードを購入する
- 日本から海外用のSIMカードを持参する
- 日本からWi-Fiを持参する
- 海外でも使えるよう、携帯電話会社と契約しておく
ここで一つ注意点、2023年現在、ノイバイ空港のWi-Fi環境は決してよくないです。繋がったり、切れたりしてしまいます。
ちなみに私は普段は日本に住んでいるので、海外でも15日間20GB/1か月、データ通信ができる「ahamo」のSIMを利用しています。
グラブを呼ぶ
グラブのホーム画面です。
グラブには色々なサービスがありますが、空港から市内への移動なので車の絵の「Car」を選びましょう。
バイクで市内へ行くこともできますが、バイクは空港内に入れないので乗り場が空港のバイク駐車場となります。
そして、お気づきの方もいると思いますが、一応日本語対応しているのがありがたい。「アカウント→言語」で、色々な言語に設定できます。
ホーム画面で「Car」を選んだら、日本語で「どこへ?」と聞かれます。ホテル名など、行先を入力してください。
次は、乗車地を決めます。
GPSが反応して、既に空港が選ばれているかもしれませんが、空港のどこでピックアップしてもらうか決める必要があります。
2023年8月現在、選べたのは8番柱(Pillar8)か11番柱(Pillar11)でした。
私は8番柱を選びました。8番も11番も場所はほとんど同じなので、どちらでもいいと思います。
場所を選んだら、緑のボタン「乗車地を選択」をタップ。
すると、金額が表示されます。
色々なタイプの車が表示され金額が異なりますが、基本的には、「GrabCar Nội Bài 4 chỗ」を選べばOKです。空港専用のグラブなので、1番安いことが多いかと思います。
でも、市内のあちこちを走る通常の「Grab Car」の方が安いこともあるので、「Grab Car」を選んでもOK。
他にも7席の大きい車「Grab Car 7」や一般のタクシー会社を呼ぶ「Grab Taxi」なども選択できますよ。
今回は31万3000ドン(約1900円)で最安値の「GrabCar Nội Bài 4 chỗ」を選択しました。
ピックアップ場所と目的地が決定されると、アプリが車を探し始めます。
そして、しばらくすると、車が見つかります。
※混雑していると車が見つからないこともあります
配車が決定した瞬間のスクリーンショットを撮り忘れてしまいましたが、車のナンバーやドライバーの名前が表示されます。
配車決定後は、車の現在の位置情報と、車とドライバーの情報の画面が表示され続けます。
- 赤丸…車のナンバー
- 黄丸…車の情報(đen黒/trắng白)
- 青丸…ドライバーの名前
待ち合わせ場所へ行く(8番柱or11番柱)
ノイバイ空港の到着ロビーは1階にあり、出口は「A1」と「A2」の2か所のみです。「A1」は入国審査側を背にして左側、「A2」は右側です。
私が待ち合わせ場所に設定した8番柱は「A1」出口を出てすぐのところでした。
ノイバイ空港の車のレーンの柱には、番号が書かれています。
わかりやすいですよ。
ナンバーを確認して乗車する
8番の柱の下で車を待っていると、グラブに表示されていたナンバーの車がやってきました。色も表示の通り黒色です。
ナンバーを確認して乗車します。ここが一番大事です。決して、異なるナンバーの車に乗らないように!!!
11番柱を選択した人は、11番が表示されているところで乗車してくださいね。
ドライバーは乗客の名前を知っている
アプリに表示されているナンバーと、来た車のナンバーが同じであれば、もうこの車で間違えないのですが、ドライバーが本当に私をピックアップしているかどうか、名前を呼んで確認をします。
ドライバー用のアプリにも私の情報が表示されているというわけです。ドライバー側もピックアップを間違えたら困りますからね。
ハノイ市内に向けて出発
乗車してしまえば、あとはハノイ市内に向かうだけです。
タクシー会社ではなく、個人の車なのですが、きれいに清掃されていました。また、ドライバーのドゥックさんはとっても気さくなお兄さん。
英語はペラペラというわけではないけれど、世間話ができるくらい英語を話すことができます。私と同じくらいの英語力だったので、会話が弾みました。
運転中は日本の音楽もかけてくれましたよ。
お金を支払い降車する
普段はもっと早く着くと思うのですが、この日は大雨だっため、旧市街まではゆっくり走って1時間弱かかりました。出発時にお兄さんが、「今日は雨だから、ゆっくり走るね」と英語で伝えてくれていましたよ。
目的地に到着したら、支払いです。あらかじめ表示されていた金額を支払います。
最後にチップをあげてもいいと思うのですが、ノイバイ空港は空港利用料(1万3000ドン/2023年現在)がかかるので、空港の料金所で2万VNDお兄さんに渡しました。
チップはあげていません。
料金&所要時間
ノイバイ空港からハノイ中心部(旧市街)へ行った場合の料金と所要時間の目安です。グラブは混雑度合いや天候によって料金が変動するシステムなので、あくまで目安ですよ。
料金:30~40万VND程度 |
所要時間:40~60分 |
グラブでハノイ市内へ行くメリット&デメリット
メリット①:タクシーより安い(30万VNDぐらい~)
先日、空港で待機しているメータータクシーで旧市街へ行ったら50万VND弱かかりました。空港から市内中心部へ、普通のメータータクシーで行った場合は40~50万VNDが目安なので、グラブを使えばタクシーよりも安く移動できます。
メリット②:ドライバーの情報がわかるので安心
グラブはドライバーの情報がわかっているので安心して利用できます。
ドライバーの対応が悪いと、ドライバーの評価が下がってしまいます。ぼったくりなどした場合、グラブに通報される可能性もあります。そのため、ドライバーは基本的に皆親切で、車の清掃もしっかり行っています。
メリット③:乗車前に金額がわかる
乗車する前に料金が決定されるのもグラブの良いところです。メータータクシーに乗ると、最終的にいくらになるのか、メーターが改造されていないか心配になってしまいますが、グラブは乗車前から値段がわかっています。
デメリット①:ネットがないと利用できない
グラブの最大のデメリットはネットが常に繋がっていないと利用できないことです。
ノイバイ空港のWi-Fiが不安定なため、ハノイ市内に着いてからSIMを購入しようと思っている人や、フリーWi-Fiのみで過ごそうと思っている人にとっては非常に使いにくいと思います。
デメリット②:ドライバーが見つからない可能性
今回は数分ですぐにドライバーを見つけることができましたが、混雑状況によってはドライバーが見つからない可能性があります。
グラブで移動するつもりでいても、結局、空港待機のメータータクシーを使わなければいけなくなってしまうかもしれません。
デメリット③:白タクに声をかけられやすい
私がスマホの画面を見ながら、グラブを待っていると、一人の男性が「Grabか?」と近づいてきました。私が既に車を手配済だとわかると離れていってしまいましたが、白タクの可能性があります。
慣れないアプリを空港内でもたもたしながら操作していると、「市内まで送ってあげるよ」と白タクのタクシーが声をかけてくる可能性があります。声をかけてくる白タクの全てとは言いませんが、ぼったくりタクシーの可能性もあります。
ノイバイ空港でグラブを使った感想
今回、グラブを利用して市内へ行ってみましたが、ピックアップもスムーズで、値段も安く、さらにサービスもよく、非常に良かったです。
今回のドライバーさんが英語を話せたのは運がよかっただけですが、グラブのドライバーさんは英語が話せなくても親切な人が多いと思います。
荷物が少ない人はバス(86番バス)という選択肢もありますが、荷物がそれなりにあり、かつ安く安全に移動したい人にはグラブはかなりおすすめの交通手段です。
空港送迎という交通手段
グラブはとても便利な交通手段ですが、ネット環境がないと使用できません。また、スマホのアプリを使い慣れていないと、手配するのが少し面倒に感じるかもしれません。
そんな人には、「空港送迎」という手段もありますよ!あらかじめ、日本で車を予約しておけば安心です。
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