「気分だけベトナム旅行」というタイトルだったけれど・・・
なんだか、ついに徒然なるままに綴るブログになっている?
今日はハノイのバスの乗り方…というわけでもなく、ハノイのバスについて書こうと思います。
ベトナム渡航ができなくなってしまった今、日本人宿イージーステイハノイでは、少しでも、ベトナム気分を味わってもらえればと思い、これまで撮りためた写真や、最近のハノイの様子を発信しております。
ハノイにはたくさんの路線バスが走っています。
私はめっちゃバスに乗る方というわけではないけれど、全く乗らないというわけじゃありません。
ちょいちょい乗ります。
ベトナム好きの人はご存知だと思うけれど、ベトナムには「グラブ」というタクシーやバイクタクシーを呼べるアプリがあるので、ぶっちゃけ、移動にはバスよりこちらの方が便利だと思うのですけれどね。
乗り換えとかないし、10分も20分もバス停で待つ必要もない。
でもさ、何せグラブを多用し過ぎると高いのです。
もちろん、たまに乗る分にはいいのですよ。でも、ちょっと距離があったりすると、バイクですらすぐに200円とかかかってしまう。
200円は安いって?
でも、往復400円・・・1月に10日乗ったら、4千円。
一方バスはというと、1回7千ドン、つまり約35円が普通なのですよ。往復70円。10回で700円。
4千円と7百円。
ベトナムドンで言えば80万ドンと14万ドン。なんか数字のマジックでより差があるように感じますよね。
そんなわけで、時間に余裕があるときや、距離が長いときはバスを利用するのです。
ハノイのバス料金は基本7千ドンと書いたけれども、バスに乗るときのマナーとして小銭を用意しておくというのがあると思います。
日本はICカードで精算することが多いと思うけど、こちらは集金制なのであります。
ベトナムでバスに乗ったことがある人は、そうそう、って思いだすと思うんだけれど、運転手のほかに、切符を売る車掌さんが乗っているのよね。
バスに乗りこんで、自分の定位置を見つけたら、車掌さんがやってくるので、お金を払い切符をもらうのです。
あ、ちょいと話が脱線しますが、椅子なりつり革なり、定位置を見つける前に、車掌さんにお金を払わない方がいいですよ。車掌さんに、先に座りなさいと注意されるかと思います。危ないからね。
で、定位置を見つけたらいよいよお支払い。
ここで、サクッと7千ドンちょうど出せると気持ちがいい。
よくよく見ていると1万ドン札1枚と、2千ドン札を出している人とかもいる。
1万ドン札だけ出すと、1万マイナス7千でお釣りが3千ドン。3千ドン札はないので、お釣りは2千ドン札1枚と千ドン札1枚で計2枚になる。
でも、あらかじめ1万2千ドン出すと、お釣りは5千ドン。5千ドン札はあるので、1枚のお釣り。
ふむふむ。
まあ、7千ドンちょうどがなくても、1万ドン札や2万ドン札があればいいのよね。5万ドン札くらいも、まあ、ありでしょう。車掌さんは千ドンや2千ドン札をたくさん持っているのです。
でもねー。
実は、私は1度やってしまったのですよ。なんと、20万ドン札が自分の持っている1番小さなお金だったのです。他に、数千ドンはあったのだけれど、7千には満たない。
ごめん・・・と言いながら、20万を出すと、車掌さんに「お釣りないよ」とすごく怒られました。
それで、お金を払えないまま、目的地についてしまったのですね。
どうしよう・・・と思っていると、なんと、車掌さんは、お金は払わなくていいと言って降ろしてくれました。
本当にごめん、ごめん、ごめんと思い、それからというもの、財布の内ポケットに細かいお金を忍ばせています。
細かいお金がないってわかったとき、車掌さんは、本当にムスッとした表情で、「あぁ、日本ならこんな風にならないのに。お客さんが失敗しても、にこやかに対応してくれるのに」と思ってしまったけれど、最終的には無料でバスに乗せてくれた車掌さん。
反対に日本だったら無料でバスに乗れたのかしらん…?
もし、バスに乗るとき、財布を忘れていて、ICカードのチャージもなくて、って状態だったら、いったいどうなる?
にこにこしながら「すみませんね~」と言われ、バスに乗れない?
・・・なんてことを考えていたら、私は1つ昔の話を思い出しました。それは高校生だった頃のこと。
1時間くらいかけて、通っていたのに、財布には小学生のお小遣い程度しか入れていなかった私。ある日、定期が切れていることを気づかずに学校に行ってしまったのですよね。行きで普通は改札が通れなくて気づくと思うのだけれど、おそらく、朝の混雑の中、なぜか自動改札をくぐりぬけて学校に到着してしまったみたい。
それで、帰りの駅で、定期が切れていることに気づくわけなんだけど、財布の中身はすっからかん。どうしましょう。
駅員さんに、状況を説明したらね、そういえばその時も電車に乗せてくれました。無料で。まあ、高校生とはいえ、子どもだったからね。いいよ、って言ってくれたのかもしれない。
とは言え。
とは言えですよ。日本でも、ベトナムでも、街の人に優しくしてもらっているのだなぁと思うのでした。
って、あれ、これバスの話だったはず。
まあ、結論としてはバスに乗るときには細かいお金は忘れずに、ということですよ。
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