【日帰り日本語ハロン湾4時間ツアー体験記】2024年イチオシ!

ベトナム・ハノイ旅行をご計画中のみなさん!ハロン湾ツアーの予約はもう済みましたか。

え⁉ まだ、安心の日本語ツアーで行くか、料金がリーズナブルな英語ツアーで行くか悩んでいる??

2024年3月、イージーステイハノイのスタッフが日帰り・日本語ハロン湾4時間ツアーに参加してきました。この記事では、2024年最新のツアーの様子を紹介していきます。

ハロン湾とは?

ベトナムの首都ハノイから車で約2時間30分の距離にあるハロン湾。エメラルドグリーンの海から石灰岩でできた大小2000を超える奇岩が突き出る風景はとても幻想的です。

1994年にに世界遺産に登録され、2017年公開の「キングコング 髑髏島の巨神」のロケ地にもなりました。

ハノイ旅行をする人の多くが訪れる場所です。

参加したハロン湾ツアーの概要

今回、参加したハロン湾ツアーはJVTAツーリズムの「日本語専用ハロン湾日帰り4時間クルーズツアー」です。

JVTAは、ハノイ発の日本語ツアーを色々取り扱っている旅行会社で、日帰りハロン湾ツアーも4時間クルーズと6時間クルーズを用意してくれています。

昨年、6時間クルーズに参加したので、今回は4時間クルーズに参加してみました。

ツアー料金

今回参加した日本語ハロン湾ツアーの料金は現在割引価格が適用され160万ドンです。160万と言われてもいまいち、ピンと来ませんよね。日本円価格は、9700円です。円安でも、1万円を切っているのが魅力的ですよね。

この料金にはカヤック代など全てが含まれています。ただ、ビールやジュースと言った飲み物代は含まれていません。

大人 … 160万ドン(9700円)
6~8歳… 140万ドン(8500円)
3~5歳… 90万ドン(5500円)
※飲み物代は別

ツアー時間

私が参加した当日は、朝の8時30分頃にピックアップがあり、夕食を食べ終わって全てが終了したのが、夜の8時前でした。約12時間、丸一日のツアーですね。

そのうちクルーズ船に乗っているのは4時間です。

日帰りハロン湾クルーズの航路には、4時間の航路と6時間の航路があり、このツアーは4時間の航路のツアーです。

ツアー時間   :8時30分ー20時
ハロン湾クルーズ:4時間

主な内容

クルーズは、海鮮料理の昼食から始まります。ハロン湾の景色を見ながら船は進み、水上村へ。そこで、カヤックかバンブーボートに乗ります。その後、ティエンクン洞窟へ。鍾乳洞の洞窟を見学した後は、港へ戻ります。

そして、このツアーはクルーズだけではないんです。バスに乗ってハノイへ戻った後、ハノイ名物の「ブンチャー」の夕食もついています。

夕食までついて9700円は、なかなかお得なツアーだと思います。

・船上ランチ(海鮮料理)
・カヤックまたはバンブーボート
・鍾乳洞見学(ティエンクン洞窟)
・ブンチャーの夕食(ハノイに到着後)

 

日本語ハロン湾ツアー体験記

概要を読んでいただいたところで、ここからは体験記として、さらに詳しくツアーの様子を紹介していきます。実際のツアーをイメージしながら読んでくださいね。

ガイドさんの日本語力がさく裂

8時30分、ホテルに日本語ガイドさんがやってきました。自称「ベトナムの長友」のティエンさん。心なしかサッカーの長友選手に似ているような気もします。

【ガイドさんの日本語力】

※当日のガイドは日によって異なります。日本語レベルの参考にしてください。

バスはホテルが多くある旧市街エリアをまわって、お客さんを次々とピックアップしていき、全員がそろったところで、ハロン湾へレッツゴー。

車内では、ベトナムの長友のマシンガントークがさく裂していました。自前のiPadを見せながら、自己紹介やベトナムのこと、ハロン湾のことなどについて、日本語で話してくれます。

休憩所はお土産屋さんです。ハロン湾の特産物である真珠のアクセサリーがたくさん売られていましたよ。

ここではお菓子の試食と、コーヒーと蓮茶の試飲がありました。コーヒーはジャコウネコの糞から取られる高級コーヒー「コピルアク」でしたよ。

ハノイ滞在時間が短い人はこのお土産屋さんで、お菓子やコーヒーを買ってもいいかも。ハノイ市内の普通のお店より、ちょっと割高ですが、ベトナムの主要なお土産がそろいます。

ちなみに、トイレはけっこうきれいでした。

ちょっとした飲み物や軽食も購入できます。

車内ではハノイの地図とペットボトルの水が配られました。

ただ、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックはハロン湾に持ち込み禁止です。行きと帰りの車内で飲むための水になります。

飲み物はクルーズ船内で買うことができますが、節約したい人は、使い捨てではない水筒だったらハロン湾に飲み物を持ち込めますよ。

日本人の口に合った海鮮ランチ

12時前に港に到着し、乗船です。港には何隻もの船が並んでいました。ハロン湾を訪れる人の多さがわかります。

私たちの乗る船はハロン湾クルーズ船の中では小型の船です。ものすごく豪華というわけではないけれど、小ぎれいにされた船内です。

小ぎれい…と言えば、船のお手洗いです。かなりきれいにしてあってびっくりしました。海外のトイレの清潔さは気になるところですが、安心して行けるレベルだと思います。

あ、くれぐれも紙は流さないように。

トイレの話へと脱線してしまいましたが…乗船すると、すぐにランチタイムです。

メニューはシーフード中心です。

海老、美味しかったなぁ。

そうそう、日本語がちょっとしゃべれる船のお姉さんが海老の殻を手際よくむいてくれました。この船のスタッフさんは簡単な日本語を話すことができます。ガイドさんが日本語が上手なのは当然なのですが、船のスタッフまで片言の日本語が話せるのはすばらしい!

こちらは「チャームック」と呼ばれるイカのさつまあげ。ハロン湾の名物です。プリプリ食感で美味しいですよ。

各テーブルにはメニューも置かれていました。このメニュー、英語ツアーにはないサービスです。下の方には美味しい食べ方まで書いてあって心にくいです。

料理全体的な味付けは、どれも日本人の口に合うものだったと思います。

英語ツアーにも何度も参加したことがあるのですが、英語ツアーの料理は欧米人が食べやすい味付けになっているとような気がします。おそらく、ヌックマム(ベトナムの魚醤)や醤油が控えめなのではないでしょうか。一方、今回参加した日本語ツアーは、味がしっかりついていて、日本人好みに仕上がっていると思いました。

まぁ、これは私の推測ですけどね。英語ツアーも日本語ツアーも、全く同じ味付けかもしれません(笑)

ただ、このツアーのお料理が美味しいことは間違いありません!

ハロン湾の写真スポットで写真撮影

食事を食べたら、2階のデッキへ。

船は既にハロン湾の奇岩の景色に囲まれています。

景色を楽しんでいると、有名な岩の前でガイドさんが各グループの写真を撮ってくれました。

写真中央、2つの岩は日本語で「闘鶏岩」と呼ばれる岩です。2羽の鶏が闘っているように見えますよね。闘っているのではなく2羽がキスしているように見えることから、「Kissing chicken rock」などとも呼ばれます。

続いて20万ドン札の絵柄になっている「香炉岩」です。ハロン湾へ行く際は、20万ドン札をお忘れなく。

このような岩ですが、クルーズ船が近づくとガイドさんが、岩が見えてきたと教えてくれるので、見逃す心配はありません。

世界遺産の海でカヤックにチャレンジ!

このハロン湾ツアーですが、景色を楽しむ以外に、カヤックと鍾乳洞見学という2つのアクティビティがあります。

最初のアクティビティはカヤックです。ハロン湾の景色を存分に楽しんだ後は、水上村に移動し、そこからカヤックに乗ります。

ちょっと難しそうに見えますが、船からとは違う景色が楽しめるので、挑戦するのがおすすめです。

この日は水位が低くて、この岩の下をくぐるのが非常に難しかったのですが、水位が上がる夏は、くぐって奥へ進むことができます。

私たちは、最初、岩の下をくぐろうとしたのですが、水位が低すぎて、船が進まなくなってしまいました。そして、前にも後ろにも進めないというちょっとピンチな状態に。パドルを使ってなんとか脱出しましたが、みなさん、水位が低いときは無理をしないでくださいね。

それと、カヤックは服が濡れやすいです。濡れるのが嫌な人は着替えを持っていくのがいいですよ。

カヤックを自分で漕ぐのはちょっと心配だな、という人にはバンブーボートもあります。船頭さんが漕いでくれるので、写真をたくさん撮りたい人にもおすすめですね。

ただ、4時間クルーズのバンブーボートは、なぜか乗り終わったら船頭さんに数万ドンのチップを払うのが通例になっています。6時間クルーズのバンブーボートは、チップはあまり求められません。

カヤックもバンブーボートも代金はツアー代金に含まれています。

ティエンクン洞窟で自然の神秘を

カヤックを楽しんだ後はクルーズ船に再び乗って、少し移動します。2つ目のアクティビティ、鍾乳洞の見学です。

ハロン湾クルーズには4時間クルーズと6時間クルーズがあり、それぞれ訪れる鍾乳洞が違います。4時間クルーズはハロン湾でもっとも美しいと言われるティエンクン洞窟へ。

ちなみに6時間クルーズは、もっとも巨大と言われるスンソット洞窟へ行きます。

ティエンクン(Thiên Cung)とは天宮という意味なのですが、その名の通り洞窟の中は自然が織りなす神秘の世界が広がります。

ジブリ映画の中に紛れ込んでしまったかのよう。

洞窟の中でも写真を撮ってもらいました。

こちらから頼まなくても、ガイドさんが気を利かせてどんどん写真を撮ってくれるのがありがたいですよね。

そして、そのやり取りが全部日本語なのは楽ちんです。

ツアー代を支払ってハノイへ戻る

鍾乳洞見学を終えたらクルーズ船は港に戻ります。私たちはこの時、ガイドさんにツアー代をベトナムドンの現金で直接支払いました。

あらかじめ伝えておけば、当日クレジットカード払いもできるそうです。

また、大手予約サイトを通して申し込みオンライン決済している人も多かったです。

16時30分頃、港に戻り下船しました。実際は4時間クルーズと言っても4時間30分ほど船の旅を楽しんでいたようです。

港に着いたら、朝乗ってきたバスに戻り、ハノイへ帰ります。

帰りはさすがにガイドさんのマシンガントークもなく、みなさん睡眠タイム。一度、サービスエリアでトイレ休憩が入りました。

ハノイ名物ブンチャーの夕食

このツアーのすごいところは、夕飯もついているところです。

一般的なハロン湾ツアーに夕食はついていません。ハノイへ戻って来たら、参加者それぞれのホテル近くでバスを降り、終了です。

しかし、このツアーはハノイへ戻って来たら、ブンチャー専門店「Ô Bun Cha(オーブンチャー)」というお店へ。

ブンチャーとは、ハノイの名物料理で、炭火で焼いた豚肉を甘いつけ汁につけて、ブンと呼ばれる米麺と一緒に食べる料理です。ハノイ旅行では、フォーやバインミーと並んで、必ず食べたい料理の一つです。

今回のツアーで出てきたブンチャーには、春巻きもついていてお得感あり!美味しくいただきました。

そうそう、ブンチャーを食べるときは、つけ汁を自分好みの味に変化させて食べるのがポイントですよ。個人的にはニンニクとお酢をたっぷり入れるのが好きです。

ブンチャーを食べ終えた人からツアー終了となりました。

4時間クルーズがおすすめ⁉

さて、今回私が参加した日本語ツアーですが、4時間クルーズという大きな特徴があります。

ハロン湾クルーズの航路には、4時間クルーズの航路と6時間クルーズの航路の2種類があるのですが、最近の6時間クルーズの混雑具合はすさまじいものがあります。

上の写真は6時間クルーズで、鍾乳洞に入るのを待っているところですが、人、人、人。島に上陸して30分くらい待ってようやく、鍾乳洞の中に入れるという込み具合。一方、4時間クルーズはというと、適度な込み具合。鍾乳洞も並ばずに入れました。

なぜ、6時間クルーズだけが混雑しているのでしょうか。

というのも、2024年現在、実はハノイ発の日帰りハロン湾ツアーは、6時間クルーズばかりなのです。さらに、この6時間クルーズの航路ですが、実は、船上泊1泊2日クルーズの航路と同じなのです。

つまり、2024年現在、船上泊クルーズの人も、日帰りクルーズの人も、みんな同じ航路をたどっています。これでは、混雑してもしょうがないですよね。

また、4時間クルーズはハノイへ戻る時間が早いため、夜のハノイを十分、楽しむことができます

今回のツアーでは、ブンチャーを食べ終わって、まだ8時前でした。

ハノイでは、金・土・日の夜ナイトマーケットが開催されます。ブンチャーを食べた後、そのままナイトマーケットへ行ってもいいですよね。

4時間クルーズ、個人的にとってもおすすめなのですが、2024年4月現在、イージーステイハノイでは、英語の4時間クルーズツアーをまだ見つけていません。4時間クルーズでハロン湾ツアーに参加したいと思った方は、この記事で紹介したJVTAの日本語ハロン湾ツアー一択かもしれません。

日本語ツアーまとめ

日本語ツアーの1番の魅力は日本語で安心して参加できるという点ですが、今回参加したJVTAツーリズムの「日本語専用ハロン湾日帰り4時間クルーズツアー」は、日本語以外の面でもクオリティがかなり高かったように思います。料理のおいしさ、船のトイレの清潔さ、ガイドの心配り等々、1万円以下で大満足のツアーです。

さらに、夕食に専門店でのブンチャーがついているのもポイントです。

そして、4時間クルーズというのもおすすめ。現在、4時間クルーズの船が少ないため、ゆったりとまわることができます。

私は日帰りでハロン湾へ行くなら、このツアーがイチオシです。

 

ezstayhanoi001@gmail.com