ベトナムへ旅行に行こう!と決めたはいいけれど、「ベトナムってビザいるの?」「たしか、カンボジアはビザがいたはず…」
ベトナムビザは、自分がどんな旅行をするかによって必要か、不要かかわってきますよ。
他の東南アジアの国々を陸路でまわろうと考えているバックパッカーさんなどは注意が必要なので、出発前にこの記事をよく読んでください。
ベトナムビザが不要な人
まず、6か月以上の有効期限がある日本のパスポートを持っている&目的は観光ということは大前提としましょう。その上で、次の3つにあてはまれば、ベトナムビザは不要です。
- 滞在は15日以内
- 前回のベトナム出国日から30日以上の期間が経過している
- ベトナムからの出国航空券がある
おそらく、ほとんどの人はビザ不要ですね。3泊4日ハノイ旅行、5泊6日ハノイ&ダナン旅行などなど。自分が、上記にあてはまっていたら、ここから先ははっきり言って読む必要ないです。
あ、みなさん関係ないかと思いますが、「ベトナム入国禁止対象者リストに属しない。」という条件もあります。念のため。
ベトナムビザが必要な人
さて、じゃあビザが必要な人はというと、不要な人の反対の条件に当てはまる人ですよね。
- 滞在は16日以上
- 前回のベトナム出国日から30日以上経過していない
- ベトナムからの出国航空券がない人
具体的にはこんな旅行プランを考えている人などが当てはまります。
ベトナム縦断を検討中の人…ベトナム縦断は、2週間でもできますがなかなか忙しいです。ゆっくりベトナムを見たいならば、ビザを取得し1か月前後かけて縦断するのがおすすめです。
東南アジアを陸路で周遊中の人…基本的には航空券を見せなければなりません。というわけで、陸路で隣国(ラオス・カンボジア)へ行く人もビザを取得する必要があります。
本当にベトナム出国航空券がないと入国できないの?
「陸路でカンボジア(ラオス)へ行きたいのだけれど、ベトナムは出国の航空券がないと入れないんですか?」
日本人宿に、しばしば問い合わせがある質問です。
答えは・・・
航空券がなくても入国できることはあります。ただ、100%入国できると断言はできません。なぜなら在日本ベトナム大使館HPにも「往復航空券又は、第三国への航空券が必要です。」と記載があるので。また、過去に航空券を持っていなかったため、ノイバイ空港で航空券を購入されたお客様もいます。
となります。
悩むよりベトナムEビザを取得しよう
「陸路移動なんだけど、ビザなしでなんとか入国できないか? おや、このブログの人はビザなし入国できてるぞ。」なんて検索している暇があったら、Eビザを取得することをおすすめします。
Eビザなら大使館へ行く必要がありません。
ベトナム電子ビザ(Eビザ)のサイト
料金:25ドル
発行まで:3営業日
Eビザ取得までの流れ
➀サイトの「1.E-visa issuance(電子ビザ発行)」をクリックし、次のページ、写真左「FOR FOREIGNERS」をさらにクリック。
↓
➁入力説明のページが出てくる。1番下の 「□confirmation」にチェックを入れ、NEXTボタンをクリック。
↓
③必要事項を入力する。顔写真が必要。
↓
④クレジットカードで支払い。注意:「Registration code(登録番号)」が必要なので覚えておく
↓
⑤3日後、Eビザ検索ページから、取得を確認し、印刷する。 ※検索ページでは、「Registration code(登録番号)」を入力
↓
③印刷したビザを持って入国。
長期滞在する人はアライバルビザがおすすめ
Eビザは、家にいながらビザを取得できるとっても便利なビザ。ただ、1か月観光シングルビザしか取得できません。
1か月以上かけてベトナムのあらゆるところを見て回りたいという人には、3か月の観光ビザを取得する必要があります。
3か月ビザは、各国のベトナム大使館・領事館に直接行って取得可能です。大使館・領事館の窓口へ行くのは、もっとも確実に取得できる方法ですね。
しかし、もうちょっとお手軽に取得を希望したい人もいるはず。そんな人は、招聘状を申請し、国際空港でアライバル3か月ビザを取得することができます。
招聘状を取得できるサイト(代行業者)はネット上に色々あります。
招聘状が取得できるサイトの例
料金:招聘状代(代行業者によって値段が異なる) + ビザ発給手数料(シングル25ドル・マルチプル50ドル)
発行まで:代行業者によって異なるが、追加料金で数時間で発行されることも
アライバルビザ取得から入国までの流れ
➀ネットから招聘状を申請。クレジットカードで支払い。
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➁PDFなどで招聘状が送られてくる。
↓
③空港のビザ窓口へ以下を提出。
招聘状、申請用紙(空港にもある or 招聘状取得サイトより)、顔写真4×6㎝(空港で有料で撮影可、パスポート
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④ビザが貼られたパスポートを受け取り、ビザ発給手数料を支払う
↓
⑤入国
Eビザとアライバルビザの違い
Eビザもアライバルビザもネットで申請できるので、同じもののように思われがちですが、申請しているものが異なります。
Eビザはビザそのものです。家でプリントした紙そのものがビザなので、その紙をもってすぐに入国できます。
一方、アライバルビザで取得できるのは、招聘状。招聘状は「ビザを発行してくださいよ」という書類であって、それ自体はビザではありません。ビザは空港のビザ申請窓口で申請してから、手に入ります。この申請には30分から1時間くらいかかるのが一般的です。
旅行タイプ別ビザの有無とおすすめ取得方法
最後に、よくある旅行タイプ別にビザの有無と、取得可能な方法をまとめてみました。
旅行タイプ | ビザ | 取得方法 |
➀15日以下の短期滞在、出入国は空港 | 不要 | |
➁16日~1か月のベトナム滞在 | 1か月 | Eビザ、アライバル、大使館(領事館) |
③1か月~3か月のベトナム滞在 | 3か月 | アライバル、大使館(領事館) |
④短期だが、陸路で出国予定 | 1か月 | Eビザ、アライバル、大使館(領事館) |
⑤短期だが、出国日が決まってない | 1か月 | Eビザ、アライバル、大使館(領事館) |
⑥短期だが、30日以内に2回入国 | 1か月 | Eビザ、アライバル、大使館(領事館) |
ビザの取得料金は 大使館>アライバルビザ>Eビザ の順。Eビザが最も安く取得できますが、1か月シングルのみしか取得できません。
➀15日以下の短期滞在、出入国は空港
おそらくほとんどの人が➀にあてはまりますよね。日本の空港からベトナムの空港へ、そして、数日後にまた、ベトナムの空港から日本へ戻る。もちろん、帰りのチケットも購入している。そんな一般的なベトナム旅行の人は、ビザは不要です。
➁15日~1か月のベトナム滞在
15泊16日以上になる人は、ビザを取得する必要がありますが、1か月以内だったら、Eビザでの取得がおすすめです。ゆっくりベトナム縦断をしよう!と考えている人は、これに当たる人が多いでしょうね。アライバルビザや大使館での取得もできますが、Eビザが1番安いです。
③1か月~3か月のベトナム滞在
暮らすようにゆっくり旅したい、そんな人は3か月ビザを取ることになると思いますが、Eビザは取得できないのでアライバルビザを取得しましょう。大使館へ直接行ってビザを取得することもできますが、大使館で取得するよりアライバルビザの方がお得です。
④短期だが、陸路で出国予定
バックパッカーさんに多いのがこのタイプ。ハノイからホーチミンへ南下し、そのまま陸路でカンボジアへ、なんていう計画を立てている人も多いのではないでしょうか。
ベトナムは、ビザがない場合、出国の航空券がないと基本的には入国できません。ビザなしでなんとか入国できないものかと考えがちですが、日本人宿イージーステイハノイではビザ取得をおすすめします。
⑤短期だが、出国日が決まってない
バックパッカーさんの中には、何日滞在するか、また次にどこの国に行くか予定を決めずに、ベトナムに入国したいという人も多いかと思います。出国の航空券なしでベトナムに入国するわけですが、④同様ビザの取得が必要となってきます。
⑥短期だが、30日以内に2回入国
いわゆる30日ルールです。以前は、ベトナムから隣国(カンボジア・ラオス)へ行き、またベトナムに戻るというプランを立てる人が多かったのですが、最近は「出国後、30日以内はビザなし入国できない」というルールが広まり、このプランを立てる人はだいぶ減りました。前回の出国から30日たっていなくても、ビザを持っていれば入国OKです。
ベトナムビザについてのまとめ
ベトナム入国にあたって、ほとんどの方(15日以内・出国航空券あり)はビザは不要と考えてOKです。ただし、陸路移動をしたり、予定をあまり決めないで旅したりしているバックパッカーさんは事前によく確認する必要があります。
また、ビザ取得にあたっては、2019年現在、Eビザがもっとも安く(25ドル)、取得しやすい方法です。
ビザ取得について、何か質問がありましたら、ご旅行前にお問い合わせください。ビザ取得代行業者ではないので、全ての質問に回答できるわけではありませんが、何かお力になれるかもしれません。
EZ STAY Hanoi メールアドレス
ezstayhanoi001@gmail.com