早朝3時着?のムーカンチャイ行きバス〈気分だけベトナム旅行73〉

ベトナムの棚田というと「サパ」がよく知られていますが、「ムーカンチャイ」という場所も美しい棚田が広がっています。

今回、私は週末を利用して、ハノイからムーカンチャイへ行ってきました。金曜の夜に出て、日曜の朝にはハノイに戻るという超弾丸旅行です。ハノイ在住で月ー金までお仕事にある方も、ぜひ参考に。

★ムーカンチャイの最初の記事はこちら★

前回の記事では、バスターミナルへの行き方を紹介しました。今回の記事はバスに乗ってからの話です。

ベトナム渡航ができなくなってしまった今、日本人宿イージーステイハノイでは、少しでも、ベトナム気分を味わってもらえればと思い、これまで撮りためた写真や、最近のハノイの様子を発信しております。

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出発時間だよ、バスに乗り込もう!

19時45分、出発とのことでしたが、余裕をもって19時10分に行くことにしました。

バスのお兄さんが、「19時15分には戻ってきてね!行っちゃうよ!!」と強く言うものだから、19時10分には戻ることにしました。

あ、バスに乗る前にトイレもお忘れなく。

私は、前回の記事で紹介したバスターミナルの隣のハイランズコーヒーが入ったビルでトイレへ行ってきました。

バスターミナルの建物内のトイレもけっこうきれいですよ。有料かと思いますが。写真でいうと、向かって左側にトイレがあります。

ベトナムの長距離バスはだいたいこんな感じ。入口で靴を脱ぎ、ビニル袋をもらって靴をその中に入れて、車内へ。

車内は2段ベッドの3列シート。

今回、客引きにあい、たまたま乗り込んだバスですが、中はかなりきれいでした。最新設備、というわけではなさそうでしたが、毛布やまくらがきっちりしていました。

毛布も厚手のもので、冷房が効いた車内でも寒くない!ぐっすり眠ることができました。

バス会社の情報です。今回、私は客引きに連れていかれて乗りましたが、このバスけっこういいと思います。利用される方は、窓口(チケット売り場)でバス会社の名刺の写真を見せるといいと思います。

おそらく20万ドン(約1000円)でチケットが買えると思いますよ。

※チケットの料金は変更になることもあると思います。20万ドン以上だからといって、必ずしもぼったくりというわけではありません。20-25万くらいと思っていてくださいね。

車内販売を利用したよ

バスに乗る前に、ハイランズコーヒーでサンドイッチを食べていたにもかかわらず、バスの中でおこわを買ってしまいました。

ベトナムでは、バスの中で出発を待っていると、おこわやパン、飲み物や果物などを売りに来る人がいます。

この人たちは、色々なバスをまわって、商売をしています。もちろん買わなくてもいいのですが、ベトナムのピーナッツおこわはけっこう美味しいので試してみては?

私はピーナッツおこわとハムを買いました。2つで100円。

半ば強制的にハムを入れられた気がするのですが、美味しいかったです。

そして、19時45分過ぎ、バスはほぼ定刻に出発。

お兄さん、「19時15分には戻ってきてね!!!」と強く言っていたけれど、それは心配だったからでしょうね。おそらく、コロナじゃないときは、ちょいちょい外国人が乗るのだと思います。そして、時間を守らない外国人も少なくないのでしょう、と勝手に想像してみたりして。

へっぽこ外国人のベトナムバス利用方法

バスが出発してしばらくすると、バスのお兄さんが1人1人にどこへ行くのか聞きにきます。ちなみにこのバスはムーカンチャイが終点ではありません。乗客は必ずしも終点まで行くというわけではありません。

私はムーカンチャイへ行くのはわかっていたのですが、住所がさっぱり・・・。

ホテルも予約してないし・・・。

おバカな外国人丸出し。ベトナムのバスでは、終点で降りない場合、希望の場所をはっきり言う必要があります。もう、何回もベトナムのバスに乗ってるんだから、行先を聞かれるのはわかってたよね、私。何で、住所決めておかなかったんだろう…。

しかし、そんな私にも優しいお兄さん。「ニャーギーでいいね?」と提案してくれました。

ニャーギーとは宿の総称です。

ぜひぜひ、そうしましょう。下手に「ムーカンチャイのどこでもいいです」とか言うより、絶対ニャーギーの方がいい。適当な宿に連れて行ってくださいよ。到着時刻は明け方、適当な宿の前で止まってくれるがありがたいです。宿の予約してないけど、まあ、なんとかなるはず。

この記事を読んでミーディンバスターミナルの夜発のバスでムーカンチャイへ行く人は、大通り沿いの宿をあらかじめ予約しておくことをおすすめします。

こちら私が突然訪れた宿です。宿のおばさん、ベトナム語なので、ベトナム人の知り合いがいれば、あらかじめ予約と早朝着(3時半ごろ)のバスで行くことを伝えておいてもらうと、おそらくかなりスムーズにチェックインできると思います。

みなさんはへっぽこ外国人にならないように。

一方、へっぽこはというと・・・。

ムーカンチャイのどこかのニャーギーへ連れて行ってくれるということがわかると、爆睡。

途中、休憩もあったと思うのですが、日々の疲れからバスの小さなベッドでも、ぐっすり眠ってしまいました。

そして、ムーカンチャイの街に入ると、お兄さんが起こしに来てくれました。うん、起こしてくれると信じていたよ。

いつも思うのですが、欧米人が多いツーリストバスだと、英語でのアナウンスもああるため、ある程度自分の責任で動かなきゃいけないなと思うのですが、ローカルバスに乗ると、ベトナムの人はかなりの確率で手取り足取りサポートしてくれます。外国人が困らないように、いたれりつくせり。そんなわけで、ついつい甘えて、お子様状態…。へっぽこ外国人になるのです。

ムーカンチャイの街の中に入ると、通り沿いにホテルがちらほら出てきます。看板の明かりがついている適当なホテルの前でバスは止まってくれました。名刺のホテルですね。そしてさらに、お兄さん、ホテルに電話してくれるではありませんか。

ベトナムのホテルは、だいたい看板に電話番号が書いてあります。

ありがとうよ、お兄さん。へっぽこ外国人のためにそんなにも色々と。

しかし、電話は繋がらず。さすがに、バスは出発しなければいけないので、お兄さんは「その番号に電話するんだよ」と私に言い残し、バスは去っていきました。

「へっぽこでも、たぶん電話ぐらいできるから、安心してお兄さんよ。ありがとうね。」と心の中でお兄さんに感謝。

すると、ガラガラガラガラ・・・・

シャッターが開きました。どうやら、先ほどお兄さんの電話に反応して、ホテルの人がシャッターを開けてくれたみたいです。

※写真は昼間の写真です。実際は早朝3時半、暗闇の中、到着。

中からは、宿のおばさんが出てきました。

「部屋、ありますか?」

「あるよ」

そうよね、コロナ後だもの。観光地もそんなに混んでいないはず。

そしたら、私の携帯電話に呼び出し音が。

「入れた?」

おぉ、さっきのバスのお兄さん。

「入れた!!!OKだよー」

と、即答。お兄さん、優しすぎます。

ちゃんと、目的地に降ろすというお兄さんの役目は既に果たしているのに、それ以降のことも心配してくれるなんて。

こうして、無事に私はミーディンバスターミナルから、ムーカンチャイのとある宿に着くことができました。

宿は小ぎれいなミニホテルでした

シャッターを開けてくれたおばさんに、1泊というか、朝までの滞在をしたいというと、快くOKしてくれました。

料金は20万ドン。通常の1泊は30万ドンだそうです。

コロナのことがあるので、いつ入国したかもチェック。コロナとは関係なく通常での流れとして、パスポートを見せてチェックイン。

ついでに、観光用にバイクタクシー(セオム)を6時頃、呼んでもらう約束もしておきました。

こちらがお部屋です。きれいじゃありませんか。

他にもいい宿はいっぱいあると思うのですが、この宿はバス通り沿いにあって、人もよいので、おすすめです。

到着したらすぐにシャワーを浴びることもできますよ。

私はシャワーを浴びて、InstagramやFacebookを更新して6時まで、仮眠しました。

それでは今日はここまで!

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