ベトナムのチップ事情「いつ・どのくらい渡すの?」事例を出しつつ教えます…ハノイ旅行の豆知識6

しばらくお休みしていたハノイ旅行の豆知識、久しぶりの更新です。

今回のテーマは、割とよく質問される「チップ」についてです。

チップって、悩みますよね。

私事ですが、学生時代、海外旅行中、友人とレストランに行った際、ウェイターに現金むき出しでチップを渡してしまったことがあります。すると、お店の外で日本人マダムに、呼び止められました。そして、マダムは「チップは伝票をはさむバインダーの間に入れればいいのよ」と。ちょっと恥ずかしい思いをしましたが、良き思い出です。

さて、ベトナム、とくにハノイのチップ事情はどうなのでしょうか。


まず、「マッサージ」のチップについてです。

旅行中、マッサージやスパに行く人は多いと思います。ベトナムの物価は年々上がってきているとはいえ、やはり日本よりは安い。

街中のカジュアルな感じのお店だったら1時間2000円以下でマッサージができます。


Amora Relaxation Spa

例えばこんな感じのお店。

先日こちらのAmora Spaさんに入ったのですが、フットマッサージ60分28万ドンでした。日本円にして約1680円。(1ドン=0.006円で計算)

しかし、ベトナムでは、チップ不要と書いていない限り、マッサージのチップは習慣化しているので、記載されている金額に加えてチップが必要です。

こんな感じのマッサージを受けたとき、私はだいたい5万ドン札(約300円)を1枚渡すことにしています。

チップはマッサージが終わり、荷物を整理して部屋を出る際に、マッサージ師さんに「サンキュー」と言って手渡しますよ。ベトナム語のありがとう「Cảm ơn(カムオン)」を言って渡してもいいかもしれませんね。

高級なスパや長時間のスパに行ったことはないのですが、3~4時間、一人の人にやってもらった場合、5万ドンでは少ないかもしれません。10万ドン札(約600円)を渡してもいいと思います。

これは私が勝手に思っているだけですが、昔はマッサージ師さんたちの収入はチップに頼るところが、今以上に大きかったのではないかと思います。その名残として、マッサージではチップが定着しているのではないでしょうか。


次にチップと言えば、レストランがどうなのか気になるところですよね。

当然ですが、街中の屋台や食堂、ショッピングモールに入っているようなファミリー向けのレストランなどでのチップは不要です。

伝票がバインダーにはさまれて出てくるようなお店で、さらに伝票に「サービス料(Service Charge)」と書かれていない場合はチップを渡してもいいかもしれません。

チップの金額はお釣りの端数、もしくは、マッサージ同様5万ドンか10万ドンくらいがいいと思います。でも、マッサージほど、必須という感じはありません。


ホテルはどうなのでしょうか。

ホテルもレストラン同様、必須ではありませんが、部屋まで重い荷物を運んでもらったときなどはチップを渡すようにしています。

2万ドン(約120円)もしくは1万ドン(約60円)くらいですね。

私が高級ホテルに泊まらないせいか、フロントで説明を受けて、荷物は自分で運ぶというパターンもよくあります。

そうそう、ウェルカムフルーツを食べきれなかったとき、後から部屋まで運んできてもらったことがあるのですが、「こういう場合はチップでしょう!」と思い渡しました。何か特別な対応をしてもらったときは、2万ドン札をサッとわたせると良いと思います。

ベッドメーキングに対しては、私はチップを置いていませんが、ちょっといい感じのホテルだったら、1~2万ドンを置いてもいいのかなぁ、と思います。


タクシーや専用車のドライバーへのチップも気になるところですよね。

チップではありませんが、タクシーの端数はちょうどよい数字になるよう、切り上げて払うのが、一般的な気がします。

例えば、「3万7千ドンだったら、4万ドン払う」というように。

4万ドン出したら、お釣りの3千ドン札を渡そうとするドライバーが多いと思いますが、なかには小銭を探さないで、「あぁ、4万ドンくれたんだな」と自然と認識する人も少なくないです。別に強欲なわけではなく。

3万千ドンだったらどうでしょう。

4万ドンはちょっと払い過ぎな気がします。4万ドン出したら、おそらく、ほぼすべてのドライバーはお釣りを探します。でも、細かいお金がないのであれば、私は4万ドンを渡すだろうなぁ。

専用車をチャーターした場合はどうでしょうか。

市内と空港を移動するためだけの、空港送迎程度でしたらチップは不要ですが、気持ち程度に1~2万ドン(約60~120円)を渡してもいいと思います。大きな荷物がたくさんあり運んでもらった場合などは、ホテルと同様、渡した方がいいでしょう。

半日以上がっつりチャーターしたら、チップは必要だと思います。ベトナム人もチップを払うようです。

目安は1日あたり、10~20万ドン(約600~1200円)程度です。


最後に、ツアーに参加したときのチップについてです。

みなさんが読んでいるこの記事のサイト「イージーステイハノイ」では、ベトナムの現地ツアーを販売しているので、ガイドへのチップに関する質問がよく来ます。

ガイドとドライバーへのチップは必須ではありません。

でも、ツアー終了時の参加者の様子をみていると、別れ際にチップを渡している人がけっこういます。とくに英語ツアーの場合は多いです。

私は、グループツアーの場合、ツアー終了時にガイドとドライバーにそれぞれ、2万(約120円)ドンまたは5万ドン(約300円)を渡しています。これは一人で参加した場合の金額です。もし複数人で同じツアーに参加したのなら、2万ドン×人数分ぐらい渡しても良いと思います。

ガイドが専属でついてくれるプライベートツアーは、参加人数にかかわらず、1日あたり10~20万ドン(約600~1200円)ぐらいが妥当でしょうね。ガイドとドライバーそれぞれに渡します。社員旅行など、10人以上の場合は、大変さも増しますので、30万ドン(約1800円)ほど渡してもよいかもしれません。


そうそう、ガイドやドライバーへのチップは任意なのですが、観光用の小さなボートの漕ぎ手へのチップは、ほぼ必須になっています。

これは、ハノイでもホーチミンでも、どこでもです。

「チップ、チップ」と要求してくる人は、かなり減りつつありますが、中にはいまだに言ってくる人も。そして、チップを渡さなかったり、金額が少なかったりすると、不機嫌になる人なんかも。

金額は、一人参加で誰かと相席で乗る場合は一人あたり5万ドン(約300円)ぐらい、複数人参加だったら1グループにつき10万ドン(約600円)ぐらいが目安かな、と思います。

ハロン湾ツアーバンブーボート

ただ、ハロン湾6時間クルーズのバンブーボートはチップ不要です。遊園地のアトラクションのような感じで、次から次へと乗客がやってきて、船に乗せられ、観光し、降りていくので、チップを渡すタイミングがないのです。

ハロン湾ツアーチップ

ハロン湾クルーズといえば、クルーズの最後にテーブルに封筒が置かれていることがあります。

これはガイド用ではなく、船のスタッフ用のチップの袋です。

初めて見ると、「入れるの?」「みんなはどうするの?」と、なりますよね。実際のところ、人それぞれです。20万ドン札(約1200円)や50万ドン札(約3000円)をがっつり入れている人、1000ドン札(約60円)をかき集めて入れている人、まったく入れない人。

ここまで読んでくれた人なら、だいたいイメージがつくと思いますが、ここは参加者一人あたり2~5万(約120~300円)ぐらいが妥当だと思います。


個々の事例に合わせて、チップについて書いてきましたが、結局のところ、チップは気持ちなのでね、渡すも渡さないも、自由です。そして、金額も。

そうはいっても、相場があるのだとしたら、ベトナムのチップの金額は、以下のようにまとめられるのではないでしょうか。

  • 10分以内で終わるちょっとしたサービス・・・2万ドン(約120円)前後
  • 30分~2時間ぐらいのサービス・・・5万ドン(約300円)前後
  • 半日以上の長時間のサービス・・・10万ドン(約600円)~
  • グループツアーのガイド・ドライバー・・・5万ドン(約300円)前後

ま、あくまで、これは個人的な感覚ですよ。

チップはどこまでいっても、気持ちです。

自分が渡したいと思った金額を渡しましょう。


ざわわ

この記事を書いている人【ざわわ(1983年生)】

旅行をきっかけにベトナムにはまる。日本人宿イージーステイハノイのスタッフとして、ベトナム・ハノイに約6年在住。宿休業と結婚を機に、日本へ帰国。

現在は、年に数回ベトナムで取材を行い、当サイトEZ STAY Hanoiを管理している。


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