ベトナム・ハノイには美味しいものがたくさんありますが、その味を日本の自宅でも楽しみたいですよね。
今回の記事では、VIFON社のバインダークア（Bánh đa cua）と呼ばれる蟹ヌードルのインスタント麺を紹介します。フォーとは違った味を試してみてください。
バインダークアとは
ベトナムにはフォー以外の色々な麺があり、バインダー（Bánh đa）もその一つです。
バインダーは北部の港町、ハイフォン発祥の麺で、他の多くのベトナム麺と同じように米粉から作られています。
しかし、色は白ではなく、写真を見てわかるように、茶色い色をしています。これは、キビ砂糖やガックと呼ばれる赤い実などを使って色付けしているためです。
形はきし麺のように平べったいです。
そして、このバインダーを蟹入りのスープに入れたのが、バインダークア（Bánh đa cua）です。クアとはベトナム語で蟹のこと。
バインダークアはハイフォンの名物ですが、ハノイでも食べることができますよ。
フォーも美味しいけれど、具沢山で、麺の存在感もあり、実は私はバインダーの方が好みかも。
VIFON社のバインダークアを買ってみた
さて、そのバインダークアのインスタント袋麺を購入してみました。
メーカーは1963年創業のVIFON。
VIFONは様々なインスタント麺を販売していて、VIFONの牛肉フォーなどは日本のベトナム食材屋さんでも、しばしば見かけますよ。
作り方は超簡単
さっそく、作って食べてみることにしました。
袋を開けると出てきたのは、茶色いバインダー（麺）、スープの袋、そしてオイルの袋。
裏には作り方がイラスト付きで書かれています。英語も書いてあります。
麺とスープを開けるとこんな感じ。後ろの麺が透けて見えるくらい、麺は薄いですね。
お湯をそそいでからの待ち時間は定番の3分。
3分後。
なんだか、あっさりし過ぎの見た目に、味がするのか不安になります。
実食してみた
仕上げにオイルを入れて、実際に食べてみることにしました。
とりあえず、スープ。
うまい！
見た目よりも、ずっとインパクトがあるスープです。あっさりとしているのに、風味があります。蟹と思って飲んでいるから、蟹を感じるのかもしれないけれど、フォーやラーメンとは異なるスープの風味を感じることができました。
続いて麺。
フォーより、しっかりとした噛み応えがある感じ。本物のバインダーに比べると、ちょっと柔らかい気がしますが、フォーと異なる食感を楽しめます。
購入場所＆値段
今回、私は大教会近くのBRGマートで購入しました。
値段は8500ドン（約51円）でした。
安い！
インスタント麺は気軽に購入できるのがいいですね。
本物を食べてから購入してみて！
バインダークアのインスタント麺は、蟹の風味を感じつつ、あっさりと食べられるインスタント麺です。値段もお手頃価格なので、ベトナム土産、ハノイ土産としてもおすすめです。
しかしながら、ハノイでは本物のバインダークアを食べることができます。ハイフォン発祥の麺ですが、ハノイでも本場の味を楽しむことができます。短い旅行期間、なかなかバインダークアまで食べるのは難しいと思いますが、もし機会があったら、チャレンジしてみてください。
そして、残念ながら食べるチャンスを逃してしまった人は、スーパーでインスタント麺を購入してみてくださいね。
