ホーチミンの教会というと、レンガ造りのサイゴン大教会とともに、鮮やかなピンク色をしたタンディン教会も有名です。
ハノイにも、タンディン教会のような色鮮やかで、写真映えするような教会はないのでしょうか。
この記事では、ハノイの色鮮やかな教会「クアバック教会」を紹介します。
ベトナムは教会が多い
ベトナム旅行をしていると、意外と教会を多く見かけます。

ホーチミンではサイゴン大教会がもっとも有名ですが、最近はピンク色をしたタンディン教会が人気でガイドブックでもよく紹介されています。

ハノイ大教会は、ハノイ旅行をする人が必ず行く場所の一つです。
ベトナムには教会がたくさんあるだけでなく、キリスト教徒も多くいます。日本のキリスト教徒は人口の1パーセント程度ですが、ベトナムにはキリスト教徒が9%程度もいるそうです。
さて、ベトナムにキリスト教が広まったのはいつ頃からなのでしょうか。
ポルトガルの宣教師がベトナムにキリスト教を広めたのは1533年。日本にキリスト教が伝来したのは1549年ですから、同時期にキリスト教が入ってきたと言えます。その後は、ベトナムも日本と同じようにキリスト教を弾圧する時代もありました。
しかし、ベトナムは1887年、フランスの植民地となり、キリスト教が広まっていきます。さらに、フランス支配が終わり南北に分断された際、南ベトナムではカトリックのゴ・ディン・ジェムが大統領となりました。
クアバック教会とは
クアバック教会(Nhà Thờ giáo xứ Cửa Bắc)は、ハノイ大教会、ハムロン教会と並んで、ハノイ3大教会の1つです。
フランス人建築家のエルネスト・エブラールが設計したローマカトリック教会で、1925年に着工され1930年に完成しました。
市内で最も高いと言われる鐘楼が特徴です。
2006 年 11 月、 ジョージ W. ブッシュ米国大統領も訪れています。
教会の内部
黄色の塗装が印象的なクアバック教会ですが、中はどうなっているのでしょうか。
開館時間(8時30分-12時/14時-17時30分)内でしたら、中を見学することができます。
夕方入ったので、写真が暗くなってしまいましたが、かわいらしい雰囲気の教会ですよね。
どこにあるの?
クアバック教会のクアバック(Cửa Bắc)ですが、北門という意味で、その名の通り、タンロン遺跡のバック門(正北門)の目の前にあります。
ファンディンフン(Phan Đình Phùng)通り沿いにあり、通りを挟んで見える門がバック門です。
タンロン遺跡と合わせて観光しよう
黄色が印象的なクアバック教会ですが、実際の観光は内部も含めて10分から15分程度で終わってしまいます。
「それだけのためにわざわざ行くのもなぁ…」と思ってしまう方もいると思いますが、タンロン遺跡と合わせて観光するとよいと思います。タンロン遺跡を順々に観光していくと、最後に見るのがバック門になります。そして、バック門の目の前にある黄色の建物がクアバック教会です。
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入場料・営業時間・住所
営業時間:8:30-12:00/14:00-17:30
入場料:無料
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