サパツアー体験記1日目
ここからが本番、サパ1日目のスタートです。ラオカイ駅からサパの街に車で移動し、トレッキングへと出かけます。
ラオカイ駅からサパの街へ(06:00)
6時前、乗務員さんの「ラオカーイ」「ラオカーイ」という声が聞こえてきます。通路を歩いて、乗客を起こしているようです。
そして、6時過ぎにラオカイ駅に到着しました。
駅の外に出ると、ピックアップの人たちがずらり。自分の名前を探します。
車に乗車。
けっこうたくさんの人たちが乗る乗り合いバスでした。
ラオカイからサパまでは車で約1時間くらい。ラオカイの街は建物も人も多いですが、あっという間に田園風景に。バスの中からも棚田が見えました。
サパへ行くときは左側の席に座ると景色が良いですよ。
ツアーの受付@ゴールデンヴィラホテル(7:30)
7時30分頃、「ゴールデンヴィラホテル(Golden Villa Hotel)」に到着しました。
今回のツアーで宿泊するのはホテルではなく、村のホームステイなのですが、ゴールデンヴィラホテルがツアーをアレンジしてくれています。
なので、到着したら、とりあえずゴールデンヴィラホテルの受付でツアーのチェックインです。名前を伝えると、ツアーの流れを英語で説明してくれます。基本的な内容は決まってますが、集合時刻などは、到着した時刻などによって変わってくるので、ここで要確認。
それから、ツアー代金の支払いも受付でしました。
そうそう、私たちは利用しなかったのですが、チェックイン後、シャワーも無料で浴びられるそうです。
ホテルの朝食
チェックインを済ませたら、ホテル内のレストランで朝食をとりました。
朝食はビュッフェ形式です。
出来立てのフォーもありました。
ホテルの朝食なので、フォーの専門店ではありませんが、美味しかったです。ベトナムと言ったらフォーですもんね。
荷物を預けてトレッキングに出発(9:00)
トレッキングに行っている1泊2日の間、大きな荷物はホテルに預けることができます。
ホームステイ先にバスタオルや歯ブラシ、シャンプーなどもついていたので、トレッキングの持ち物は明日の着替え、途中で飲むお水、雨具、くらいでOKだと思います。あと、トイレットペーパーも一応少量持っていくのがいいかも。
私は仕事用のパソコンを背負って歩いていましたが、荷物はなるべく少なめにした方がいいですよ。
今日のガイドはチェイムさん。サパの少数民族の一つ、黒モン族です。トレッキングのメンバーは、私たち2人とスペインから来たおじさん。
いえいえ、ガイドさんとメンバー3人の合計4人と思いきや…
トレッキングになぜか一緒についてくる、モン族のおばちゃんと子ども2人。この3人の正体はのちほどわかります。
街から棚田へ!雨でも進みます
トレッキングは最初、街中からスタートします。
残念ながらの雨。
でも、朝、雨が降るのはよくあることです。私たちはレインコートをハノイから買ってきましたが、サパの街でもレインコートを買うことができますよ。ビニルのレインコートは、1~2万ドンなので、日本からわざわざ持ってくる必要はないでしょう。
雨のときは、ツアー前半、車の走る道を中心に歩いていきます。
車の走る道と言っても景色は楽しめますよ。
何回かサパに来ていますが、朝は雨が降ったり、霧が出たりすることがけっこう多いですね。
しかし、雨がやみ、段々と棚田の景色が見えてきました。
このトレッキングツアー、サパの街を起点に、周辺の村々を歩くツアーなのですが、サパの街の方が村々より標高が高いのです。そのため、基本的には下り道で、標高が低くなるにつれ、霧が晴れていくというわけ。
イーリンホー村の絶景
トレッキングの中盤の絶景ポイントに到着。イーリンホー村という村を一望できる休憩ポイント。
この景色は何度見ても美しい!
休憩ポイントなので、ガイドさんたちも休憩中。お菓子や飲み物を買うこともできますよ。
私は少数民族の子どもたちが食べているソーセージがおいしそうだったので、買ってしまいました。
小さな子どもに「いくら?」と聞いたら、「6,000ドン」と答えたのですが、近くにいた大きな子どもが「10,000ドンだよ」と。子ども価格と観光客価格があるようです。でも、こういう値段の違いは納得、子どもたちが安く買える仕組みはいいですよね。
ちなみに10,000ドンは60円です。
トイレへ行く人はこの休憩ポイントで。きれいに掃除はされていますが、桶で水を汲んで流すタイプのトイレなので、そういうのは苦手だなぁという人は、ホテルで出発前にしっかりトイレへ行ってきましょう。
ここは、トイレットペーパーも自分で持参した方がよいかも。あるかないか、わかりません。
滑りやすい道もあるよ
雨の影響もあり、基本歩きやすい道を進んできましたが、滑りやすい道もありました。写真も1枚しか撮っておらず、おまけに手振れだったとは。
朝から一緒についてきている、3人が歩きにくいところは、手を差し伸べたりして、手伝ってくれます。これには意味があるんですけどね。
この道ではない歩きやすい道もあるのですが、前回トレッキングに参加したときもこの道を通っています。
私は滑りやすい道を歩くのを知っていたにもかかわらず、滑りやすいサンダルで来てしまいました。そして、案の定、滑るという…(笑)
トレッキングシューズで行くのが王道だと思いますが、どろどろになりがちなので、滑りにくくて足が固定されたサンダルが、川なので簡単に洗えるので、個人的にはおすすめです。
昼食時にむらがる民族さん(12:00)
川を渡ると、ランチタイムです。
【レストラン】
タヴァン村のレストランに入りました。景色もよくて、いい感じ!
と、思ったのも束の間。私たちのテーブルにわぁっと10人弱の少数民族さんたちが集まってきて、小物入れやポシェットを並べます。
その中には、朝からツアーについてきた、おばちゃんと少女2人もいました。「一緒にまわったよね、お手伝いもしたよね、だから、私たちから買ってほしいな」という話なのです。
私は何度もサパに来ているので、「買って、買って攻撃」になるのはわかってはいたのですが、それでも、民族さんたちの勢いに圧倒されます。
肝心の食事ですが、ごはんとおかずをみんなで取り分けるタイプです。写真の左側、豆腐のトマトソースがけ、割とどこでも出てくるのですが、私のすきなベトナム料理のおかずです。
家庭料理という感じですね!
食事はツアー代金に含まれていますが、飲み物を頼んだら、自分で払います。
タヴァン村を歩く
ご飯を食べたらトレッキング再開です。
午後は自然というより、村の雰囲気を味わう感じです。
村の学校のところで、スペインからのおじさんとはお別れすることになりました。おじさんは1日トレッキングツアーなので、ここから車でサパの街に戻ります。
ガイドさんに学校で待っているように言われました。
教室は夏休み中でガランとした感じ。
日本が学校建設に貢献しているようですね。
きれいなホームステイ(13:40)
おじさんを迎えの車のところまで送り届けたガイドさんが戻ってきてから、さらに20分ほど歩き、ホームステイに到着しました。
お茶を飲んでほっと一休みしたあと、お部屋へ。
相部屋もありますが、このツアーは個室です。個室は母屋の中ではなく、別棟でした。お部屋はどんな感じなのでしょう?
中はおしゃれな山小屋という感じでした。部屋の真ん中に仕切りがあり、ダブルベッドが2つありました。最大4名泊まれそうです。家族で利用するにもいい感じ。
ホットシャワーもついています。タオル、歯ブラシ、シャンプー、ボディーソープ完備です。さすがにドライヤーはありません。
ちなみに、ドミトリーはこんな感じ。狭い部屋に2段ベッドが並んでいるのではなく、伝統的な母屋の2階に布団が並べられています。
少数民族の生活をより感じたいのであれば、個室よりドミトリーの方がいいかもしれません。一人ひとりに電源もついていますよ。
フリータイムはカフェで一息
ホームステイ先に到着したら、18時頃までフリータイムです。タヴァン村の中を散歩したり、カフェへ行ったり、お土産でお買い物をしたりすることができます。
もし朝、ハノイをバスで出発した場合、昼からトレッキングをスタートするため、この自由時間がほとんどなくなってしまいます。
今回、私たちは前日の夜にハノイから鉄道で移動したので、サパ滞在時間を延ばすことができました。
※夜発の寝台バスもあります
フレンチフライでおしゃべりタイム(18:00)
18時、いつの間にか他の宿泊客が増えていてスナックタイムとなりました。揚げたてのフレンチフライ、ガーリック味♪
私たちは、オーストラリアから来た女性2人と一緒に座りました。英語が苦手だというと、彼女たちは私たちのために、ゆっくりスピードで英語をしゃべってくれましたよ。
今はGoogle翻訳もありますからね、英語ができなくても、色々な国からの参加者とのおしゃべりを楽しみましょう。
おいしい晩ごはん(19:00)
晩ごはんも昼ごはん同様、ベトナムの家庭料理という感じでした。どれも美味しい。私たちとオーストラリアからの女性2人で、ぺろりと全部平らげてしまいました。
飲み物は別料金です。冷蔵庫から自分で取り、ノートに何を買ったか記入し、チェックアウトのときに清算するシステムでしたよ。
ご飯の最後には、サパのお酒が出てきました。「ハッピーウォーター」と呼んでいます。
チアーズ!!!
まぁまぁ強めのお米のお酒です。
私はお酒は弱いのですが、一緒に行った友人はお酒好き。お土産として、ペットボトル1本(3万ドン:約180円)を買っていました。