日本人宿イージーステイハノイでは、2023年9月より、100万ドンの日帰りハロン湾ツアー(英語ガイド)を販売することになりました。そこで、どんなツアーなのか確認するべく、実際に参加してみることにしました。
「ハロン湾へは行きたいけれども、できるだけ安く行きたい!」という人はぜひ最後まで読んでみてください。
ハロン湾体験記
出発前の腹ごしらえ
ホテルに朝食がついている人が多いと思いますが、今日は近所のお粥屋さんで朝ごはん。
バインミーやコーヒーなどを買って、ツアーバスに乗り込むのもいいですね。
定刻通りのピックアップ!
7時30分、お粥を食べ終えホテルに戻りました。本日のピックアップ予定時刻は7時30分~7時45分。
さぁ、どのくらい待つことになるのだろう…ベトナムだから、30分以上待たされても仕方ないよね。
なんてことを思っていると、なんとガイドさんがやってきたのは、7時33分!ばっちり定刻通りです。
ベトナムのツアーのピックアップは、交通事情とお国柄のせいか、若干遅れがちというのが定説だったかと思いますが、そんなことありませんでしたね。
※今回は時間を守るツアー参加者が多かったようです。ピックアップが遅れてしまうのは、参加者が時間通りに待っていないというのも大きな原因。実際は5分~10分遅れてしまうこともあると思います。
格安ツアーだけれど高速道路で快適移動
案内されたバスはこちら。本日、利用する「SUNLIGHT TRAVEL」の会社名が入ったバスです。
中には既に参加者の方が。欧米の方が多めだったのですが、日本人も複数いましたよ。バスの席は自由席です。
全ての参加者のピックアップを終えると、ガイドさんが自己紹介とちょっとしたベトナムの話をしてくれ、お水を配ってくれました。
今日のガイドさんは「ティーさん」と言うそうです。
ハノイ中心部からハロン湾までは150kmくらいで、高速道路を利用すると、ピックアップ時間を抜いて、2時間半~3時間くらいです。
以前は片道4時間くらいの悪路だったのですが、数年前に高速道路ができてからは、ハロン湾への移動はだいぶ楽になりました。
車がガタゴトゆれる…なんてこともないので、参加者の皆さん移動中はスヤスヤ眠っていましたよ。
休憩&真珠の養殖見学
全員のピックアップを終え、ハノイの街を出てから約2時間で休憩場所へ着きました。ここでは20分の休憩です。
休憩所なので、トイレへ行ったり、コーヒーを飲んだり…ってそれだけではありません。
ここでは真珠の養殖の見学ができるのです。ハロン湾は真珠の養殖が盛んなのですよ。3種類の貝が使われているそうですが、日本のアコヤ貝も使われています。
貝の中に核を入れるところを見せてもらいました。職人技ですね。
真珠のアクセサリーもたくさん売っています。お金に余裕のある人は購入をご検討ください(笑)
もちろん、普通に休憩もできます。
船着き場は混雑!ガイドさんから離れないように
真珠の養殖を見学後、バスで20分ほど行くとトゥアンチヤウ島という島に到着します。この島にハロン湾クルーズの港があります。
コロナ前よりは空いていると思うのですが、港は混雑していることが多いです。色々なツアー会社がこの港を利用しているので、自分たちのガイドさんを見失わないように。
ハロン湾は入湾料がかかるのですが、ガイドのティーさんがチケットをまとめて買ってきてくれました。このチケットはなくしてはいけないものなので、港のゲートを通ったら、ガイドさんが回収してくれました。
意外と広々とした船内
係の人にチケットをチェックしてもらい、先に進んでいくと、ずらりといろいろな会社の船が並んでいます。
わたしたちの船は「86」と書かれた船でした!
似ている船もあるので番号を覚えておくと、便利ですよ。ツアー中、下船することが何度かあります。
さぁ、いよいよ乗船です。格安ツアーなので、船の内装とはあまり期待しないで乗船しました。
あれ?
なかなか素敵な雰囲気です。コロナ前に販売していた格安ツアーは、いかにも「格安」という感じでしたが、ランチョンマットまであり、こぎれいな感じ。
6人ずつの相席ですが、船の中も広々としていて快適です。今回、2台のバスのツアー客が合流して1隻の船に乗っています。2台のバス合わせて、参加者は40人くらいですね。
トイレも船の1階後方に2個ついていて、割ときれいでした。
牡蠣に海老!ランチも満足
乗船して、しばらくするとランチタイムです。
以前の格安ツアーに海老や牡蠣などはついていなかったのですが、今回は海老も牡蠣もあります。
お料理がどんどん出てきましたよ。
お魚はちょっと臭みが…。これはベトナム料理は仕方ない。日本人には臭みと感じるけれど、ベトナムの現地のお料理では、普通の味ですね。
写真の奥にある春巻き、美味しかったですよ。
最後に出てきたカレー。これも美味しい。
以前は欧米人向けなのか、どこのツアー会社も極度の薄味という感じでしたが、最近のハロン湾ツアーは、ベトナム人や私たちアジア人も納得するくらい、しっかり味がついているように感じます。
今回のツアーのお料理は味付け、量、内容…個人的には全て大満足でしたよ。
飲み物は別料金です。ビールは4万ドン(約240円)、そのほかの飲み物は3万ドン(約180円)でした。
ハロンのご当地ビールもあります。ビアハノイよりも、すっきりとした感じのビールです。船内価格でちょっと高いけど、お試しあれ。
お水のボトルを買うのもおすすめです。3万ドンでハロン湾オリジナルのガラス瓶のボトルに入っています。
※ハロン湾では、環境を考えてプラスチックボトルの使用は禁止です。基本的には持ち込みもNG
盛りだくさんのアクティビティ
日帰りハロン湾クルーズには主に3つのアクティビティがあります。これはどの会社で予約しても、基本的には同じ内容です。順番は異なるかもしれません。
スンソット洞窟
今回のツアーの最初のアクティビティは、スンソット洞窟です。
船を降り、島に上陸し階段を上っていきます。けっこうきつい階段です。
洞窟に入る前の途中の景色もいいですよね。
そして、上まで登り切ったところが洞窟の入り口です。
今度は階段を下りていきますよ。
洞窟の中を奥へ、奥へと進んでいくと・・・
神秘的な世界が広がっています。スンソットとはベトナム語で驚くという意味なのですが、まさに驚きの世界。写真では表現しきれないので、ぜひとも自分の目で見てほしい光景です。
そうそう、洞窟の出口は入口とは異なる場所なので要注意です。クルーズ船も出口の方に移動してきますよ。自分の船を覚えておくのが大切ですね。
洞窟観光は1時間程度です。
カヤックまたはバンブーボート
スンソット洞窟から再びクルーズ船に乗って、今度はカヤック乗り場に移動してきました。たくさんの船が集まってくるので、カヤック乗り場は人でごった返していました。
ここではカヤックとバンブーボートと選ぶことができますよ。
カヤックは難しそう…と感じる人もいると思いますが、面白いのでおすすめです!やり方を教えてくれるわけではありませんが、初めてでもしばらく漕いでいるうちにコツがわかるので大丈夫ですよ。
写真をいっぱい撮りたい人はバンブーボートがいいかもしれませんね。あと、濡れたくない人も、バンブーボートがおすすめです。
カヤックは中が濡れていることが多く、私もズボンがびしゃびしゃになってしまいました。それを予測して、水もOKなズボンをはいてきたので、まぁ良かったのですが、ジーパンなどは向きませんね。水着に着替えてカヤックをしている人も多かったです。乾きにくい服は避けた方がいいですね。
※私の参加したツアーは追加料金はかかりませんが、追加料金がかかるツアーもあるのでツアーの予約時にはよく確認してください。
ティートップ島
最期のアクティビティはティートップ島です。
ティートップ島についたら、指定の時間まで島内で自由時間です。海水浴かちょっとしたハイキングをすることができるのですが、私たちは、ハイキングをして、ティートップ島の高台に上ることにしました。
最初に行ったスンソット洞窟よりも多くの階段を上る気がします。10分ほど階段を上っていきますよ。
するとそこにはハロン湾を見下ろせる絶景が!宣材写真になりそうなハロン湾の景色を見ることができますよ。
景色を堪能し、階段を下りていくと、まだ集合時刻まで時間があったので、海に足だけ入ってみることにしました。
がっつり海水浴をしている人も少なくないです。泳ぎたい場合は、水着持参ですね。島内に有料(2万ドン)のシャワーがありましたよ。
ティートップ島では、飲み物や軽食も売っているので、ハイキングや海水浴はちょっと…という人は、のんびり一休みすることもできます。
しかしながら、のんびりというのには、ちょっと混み過ぎているかもしれませんね。ハイキングの道も、海も、ベンチも人・人・人…。
※参加日は日曜日で特に混んでいたようです。
1時間弱、島で思い思いに過ごしたあとは、クルーズ船に戻ります。
バスタオルを用意してくれてありました。ティートップ島で海水浴をしたい人は、水着だけ持っていけば大丈夫ですね!
サンセットを見ながら港へ戻る
ティートップ島を楽しんだら、後は港に戻るのみなのですが、お茶かワインのサービスがありました。
しかし、このワイン…ワインというよりは、ローカルのお酒という感じでした。日本酒をライスワインと呼ぶような感じですね。
ちょっとした果物とスナック菓子も。
また、港に戻るまでは1時間くらいかかるので、最期に景色を存分に楽しむことができます。
夕日がきれいですよね。
この時、英語のアンケートも配られましたが、アイテナリー(旅程)、ツアーガイド、フードと3項目のシンプルなものでした。これなら、英語が苦手でも答えやすい。英語のアンケートを書くとき、「スペルなんだっけ?」となってしまうのは私だけでしょうか?
船内でちょっとしたお土産も売られていました。買い忘れたお土産を買うのにいいかもしれませんね。
下船しバスでハノイへ
午後6時頃、船が港に戻ってきました。昼食から夕方まで、ハロン湾を満喫することができたと思います。
帰りも同じバスでハノイに戻ります。
2台のバスの乗客が1隻の船に乗っていたので、バスを乗り間違えないように要注意。
帰りは真珠の養殖見学をした場所ではなく、高速道路の普通のサービスエリアで休憩です。
ハノイへの到着が9時頃になるので、晩ごはんを食べてしまうのもアリかもしれません。
夜、9時頃、バスがハノイへ戻ってきました。朝はホテルごとにピックアップでしたが、帰りはホテルの近くで降車です。この日は歩行者天国だったので、降りられる場所が限られていました。
金・土・日の夜、ハノイは歩行者天国です。
ガイドさんとドライバーさんに少額のチップ(5万ドン)を渡し、バスとお別れしました。日帰りハロン湾ツアーの終了です。
格安日帰りハロン湾ツアーのまとめ
ハロン湾ツアーのレベルは年々上がっています。
ちょっと前までは、小さなバスにゆられ、何時間もかけてハロン湾へ行き、たったの3時間だけクルーズを体験し、あまりおいしくない料理を食べて帰ってくるのが日帰りハロン湾ツアーだった気がします。景色は確かにすごいのですが…。
しかし、2023年現在ハロン湾ツアーは、格安でも十分に満足できる内容に変わってきていると思います。ハロン湾という絶景+αの楽しみがあるツアーになっていると言えるのではないでしょうか。
観光客があまりあにも多すぎるという欠点はありますが、おすすめのツアーの一つです!
※Sunlight Cruiseは格安ツアーを終了しました。現在、イージーステイハノイでは100万ドンの格安クルーズとしてPhong Hai Cruiseをご案内しています。
ハロン湾ツアーの予約方法
記事で紹介したような格安ハロン湾ツアーは、今は予約サイトから日本語で予約することが可能です。英語のツアーも日本語で予約できてしまうので便利ですよね。
記事のツアーは等ホームページからの予約が可能です!
また、トリップアドバイザーやベルトラなどからは、ハロン湾ツアーを比較しながら予約が可能です。
ハノイ旧市街にはたくさんの旅行代理店が点在しているので、到着してから類似のツアーを旅行代理店で予約することもできます。